BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
- 1216日目、秋田県1日目は大館市への旅
- 秋田犬にメロメロ
- お手紙の内容
- ランチは肉うどん
- 蓑笠みたいな乾燥方法
- 74は歩くのもしんどい?
- タクシーで上り坂あがる
- こころの風景
- 秋田県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
ラストは、九州福岡でゴールです。
1216日目、秋田県1日目は大館市への旅
10月16日放送分秋田県1日目は、 大館市の秋田犬の里 でオープニングでした。
秋田犬にメロメロ
男性が2匹の赤毛の秋田犬のリードを持っていて、正平さんはそのうちの1匹に興味を持たれた様子。
カメラに向かって「秋田犬だよ。」と指さした正平さんの手を、クンクン嗅いできていました。
正平さんは「かわいらしい。」と秋田犬にメロメロ。
匂いを嗅いできた犬のリードをもらうと、途端にそのワンちゃんが正平さんに飛びつき!
大きいので、立ち上がると正平さんの首元まで顔が伸びます。
ワンは正平さんのアゴをペロペロ。
「じゃあ一緒に帰るか?…分かったって。」引き離そうとする正平さんに「フン!」と鼻息を鳴らしてまだ顔を近づけるワン。
手で体を押して、ようやく離れてくれました。
サイトウ監督が「秋田犬って人になつかないって聞きましたけど。飼い主以外は。」と係員の方に質問。
「いや、この子たちは特別ですね!」とのこと。
渋谷駅にいたハチ公も、飼い主をずっと待っていたといいますよね。
映画『ハチ公物語』(1987)観ました。
あの映画に、片桐はいりさんも出演されてましたね!
同じ頃にミスタードーナツのCMに出てらっしゃたのでよく覚えてます。
話を戻して。
もう1匹の方のワンちゃんも、係員の人に飛びついていました。
かわいい!!
正平さんが秋田犬に関するエピソードを披露。
「飼い主でも噛まれるもんね。俺の友達も秋田(犬)飼ってたけど、カミさんが一週間に一回は噛まれてたもん。」
大変だな!
でも、目の前のワンちゃんはいきなり初対面の正平さんに抱きついてました。
2匹のワンちゃんは同じ日に生まれたきょうだい犬だそうです。
さっきまでデレデレしていたワンちゃんが、もう知らん顔。
「いいよな、秋田は。知らーん顔してて。」
とすっかり虜になった正平さんでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、東京都日野市の75歳女性 から。
こころの風景は、秋田県大館市花岡町(まち)字神山123番地です。
お手紙の方の生家があった場所。
今は危険区域に指定されたため、畑になっているといいます。
ここから見える隣町につづく長い一本道は、お父さんとの忘れられない思い出。
明治生まれのお父さんは、若い時の怪我で、利き手の右の肘から先を失いました。
しかし左で農作業や文書書きなど、なんでもこなしていたとか。
また、礼儀に厳しく、強情張りで正義感が強い。しかも相当な短気。
お手紙の方が家にいた頃は、気軽に会話などできなかったといいます。
そんなお父さんが、末っ子であるお手紙の方の婚礼を控えた前日。昭和46年1月2日。
この長い一本道を手綱一本で馬を走らせた光景は、50年以上経った今も忘れられない。
お父さんの乗馬姿を見たのはこの日が最初で最後。
馬を走らせたお父さんの思い、何を教えたかったのか、末っ子を嫁がせ、親としての責務を終える意味で「はなむけ」の姿だったのか。
正平さん、この場所に行くには、なだらかな坂があり申し訳なく思うが、よろしくお願いします。
…というお手紙でした。
出発前。
緑色の車両が1両駐車場の近くにあるのを見て、サイトウさんが正平さんに「これ渋谷のハチ公のスクランブル交差点にあったのって見覚えないですか?」と質問。
東急電鉄の昔の車両。
2020年8月に渋谷駅前から移設されたのだそうです。
じゃあ、今は何も置かれてないのかな?
車両の扉の所には赤いのれんがかけられていて、中に入れるようです。
秋田犬繋がり??
青ガエル前から、花岡町神山に向け出発しました。
天気は晴天。
道路に出てすぐ、施設の前にハチ公像を発見。
耳が立っているワンが鎮座していました。
正平さんの好みは、赤毛より、白と黒の毛が混じったブチの毛。
正平さん好みの毛の秋田犬の大きな写真がありました。
ランチは肉うどん
町中に入ってすぐ、ランチの時間。
秋北バスの建物です。
正平さんは肉うどんを注文。
券売機で食券を買っていました。
細麺のうどん。
バラの肉にシロネギというシンプルなうどん。
柔らかかったようです。
一口食べてから一味をフリフリ。
むせることなく食べる正平さんでした。
肉うどん、美味しそうでした!!
いいな~~。
食後。
店外からお店の方にご挨拶。
腹ごしらえを済ませ、出発。
横を通り過ぎていく車から「頑張ってー!」の声援が。
秋田自動車道の高架下を通過。
秋空の下、走っていくチームこころ旅です。
…ここまでが『朝版』です。
蓑笠みたいな乾燥方法
『とうちゃこ版』では、田んぼの横を走っている時に、田んぼに蓑笠を着けているひとのように稲を乾燥しているようすを撮影していました。
「またかわいいのあった。顔つけたい、あれ全部に。」と蓑笠を見て喜ぶ正平さん。
そして「これは、米ついてんのか?あでもついてる。ほら!干してるんだ。こうやって。」と乾燥している稲に米がついているのを発見した正平さん。
「ワラじゃなくて、米干してんだ。取られちゃうじゃないよ~。」と心配していました。
取られるのは心配ですが、運んで脱穀して精米して…大変。犯人がすぐに特定されそう…。
74は歩くのもしんどい?
下内川に架かる橋を通過。
水の流れが穏やか過ぎて、池のような水面。
正平さんは「流れてんの?」と不思議がっていました。
川を越すと、郊外に入りました。
田んぼのあいだの道でストップ。山と田んぼの景色をじっくりと眺めていました。
休憩中。
サイトウ監督さんから、坂道を前に、タクシーを呼ぶか呼ばないか?の相談がありました。
正平さんは「監督さんがつくってくれることに逆らわないで行こうと。」とすぐに了承。
そして「このあいだ娘に言われたんですが、お父さん74になったら、別に歩いてたってしんどいよ。って言われて。だから、もうちょっと楽になるまで待って下さい。だんだん何を隠そう、タバコ吸ってないし。約もうちょっとでひと月ですが、あの俺、一番多い時5箱で。最近は3箱吸ってたから。金貯まってな。はー。まいったよ。なんでこんなにお金あるんだって思ったら。タバコ買ってないんですね~。」と近況報告。
「禁煙御殿が建ちますね。」とツッコミ。
「はいはい。」軽く返事する正平さん。
相槌打っていたサイトウ監督さんは大笑いしてました。
サイトウ監督さんの時はよくしゃべりますね、正平さん。
74になったら歩くのもしんどいの?
正平さんと同世代の伯父、伯母がいますが、腰がやられても見事回復して、前ほどまでにはいかなくても動きまくってます。
でも確かに、自転車は乗ってないな。危ないですもんね。便利だけど。
だからこそ、正平さんがスゴイのがよく分かります。
タバコ吸わなくて健康…という話になるかと思ったら、お金の話に展開。
真面目な話で終わらせないのが正平さんです。
タクシーで上り坂あがる
監督さんが言っていた通り、右折した道の先に上り坂が見え、神山の看板がある所でストップ。
タクシーに乗ってから「10回ほど休めばもう行けるでしょ。今でも。」と文句を言う正平さん。
しかし誰も何もツッコまないので「助かるわ。これ。でも。」と言い直していました。
タクシー運転手さんも聞いてますからね。
せっかく送ってくれてるのに。
気分悪いよな~~。
正平さんは、運転手さんに「きりたんぽって食べます?」と質問。
「自分のうちで。食べます。」と答える運転手さん。
頻度を聞くと「年に1回ぐらい。」と答えてくれました。
住宅街でタクシーはストップ。
話しているうちに着いたので、正平さんは「運転手さん史上、一番短い客でしょ?ごめんなさいね。これで寿命が延びる。ありがとうございます。」と言ってお礼を言ってタクシーを降りました。
こころの風景
そこからは順調に住宅街を走る正平さんたち。
神山のバス停前を通過。
お手紙の番地をさがして走ります。
スタッフさんが見つけた、公民館のような建物の前にあった地図を見ることに。
お手紙の方の生家は、危険区域に指定されたとありました。
その地図は、土砂災害の情報が載っていた写真入りの地図でした。
地図には、土砂災害警戒区域が黄色でマーキング。さらにそのなかに、特別災害警戒区域が赤くマーキングされ、まっすぐに記されていました。
正平さんは、その赤で囲まれたまっすぐな部分を、お手紙に書かれていた「一本道」だと推測。
マーキングされたところに移動。
道の先に畑があり、家がある高いところから田んぼを見下ろすと、田んぼのあいだに一本道がまっすぐに通っていました。
「馬が走れるような農道。これだ!ここだったら走れますよ。」
正平さんがこれだろう。と予想します。
チャリオを置いて、近くにあった家にお手紙に書かれた住所のことを聞きました。
民家の方は、すぐに正平さんだと気づいてくれました。
お手紙の方の生家はどこにあったのか?
調べてくれました。
今は畑になっているちょっと低い位置に、お手紙の方が書かれた番地があったとのこと。
田んぼの中の一本道は、以前は、今よりまだ長く続いていたそう。
今は、近所の人が散歩しているとか。
女性のおかげで、お手紙に書かれていたところが分かりました。
色々教えてくれた女性に「助かった!スゴイ。あちこち見たんだけど全然分からなくて。」とお礼を言う正平さん。
質問に答えてくれた女性は「いえいえ。会えて嬉しい。」と返事。
正平さんもすぐに「私も嬉しい。」と返していました。
照れ笑いするふたり。
なんかほっこりしました。
いいな~。地元の方との会話とこの空気感。
正平さんは、一本道が見える場所に座りお手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「こんな、ええ感じのところにいる。あの、奥の大館市のまちがまた。はっきりしてて、いいね!こういうところに来ました。秋田一日目。結構楽しかった。距離短いけど。タクシーも乗っちゃったしさ。」と旅の感想を言っていました。
テレビを見ているこちらも楽しい旅でした。
秋田犬の熱烈歓迎。
おいしそうな肉うどん。
タクシー乗る前の、正平さんの娘さんの小話。
運転手さんがきりたんぽを食べていること。
最後に場所を教えてくれた人が「会えて嬉しい。」とおっしゃったこと。
『こころ旅』ファンの方、きっともっと増えると思います。
一本道も、お父さんが馬に乗って来た姿を想像して泣けました。
いいお手紙に、いい風景。
いい出会いの旅でした。
秋田県の旅でめぐる町
の放送予定です。
次は、能代市への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!