BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023秋、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
2023年秋のルートは、北海道から始まり、東北の青森、秋田。
跳んで山陰の鳥取、島根、山口。
ラストは、九州福岡でゴールです。
1215日目、青森県4日目は弘前市への旅
10月13日放送分青森県4日目は、弘前市の鬼神社でオープニング。
境内には、狛犬と魚の形をした石像がありました。
ぷっくりした体型の魚で、正平さんは「たい焼きに見える。」と言っていました。
魚は、ちゃんと対になっていて、かわいかったです。
名前に鬼という字がついていますが、本殿に掲げられた看板?木札?には、『鬼』の上のツノがない字でした。ツノがない鬼の神様。
鬼子母神もツノがなかったような…。
姉さん監督さんが、この地域にいいことをしてくれた鬼なので、ツノを取った。という話だと説明していました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、弘前市の74歳女性から。
こころの風景は、砂沢ため池です。
リンゴ農家に嫁いで50数年。この地で生きてきたお手紙の方。
窓を開ければ、朝な夕ないつでも大好きな岩木山が見られる。
地区にある砂沢ため池には、春にはたっぷりの水に白鳥が集まり、秋にまた白鳥が飛来。
たくさんの写真愛好家も集まって来る。
その周りはリンゴ園が続き、その道を通りながら畑に向かう。
夫さんは、この地この景色が自慢で、正平さんが来てくれないかなと常々テレビを見ながら話していたが、急に遠い人になってしまったそうです。
優しい声も物静かな面影も、もう二度とは帰ってこない。
ただ、幾多の喜び悲しみを見てきたであろう岩木山、ため池の風景が夫と重なるといいます。
この風景そのものが、夫さんの大きさ、優しさだったように思うお手紙の方です。
どうか、こころの故郷であるため池を、正平さんに訪れてほしい。
正平さんが訪れてこそのこころのふるさと。
正平さんも、お手紙の方ご夫婦のこころの風景そのもの。
弘前のはずれの、砂沢ため池。
何気ない自然の、飾りのない素の美しさにホッとするのは間違いないと思います。
…という正平さんと同い年の方からのお手紙でした。
ロケの日は雨。
前日は、もういいよと言うくらい、とてもきれいに見れた岩木山。
今回も見られるのか?
気の早い白鳥が来てるか?
雨の中、カッパを着てチャリオにまたがり出発しました。
住宅街を走ると、民家に柿の木に実がついているのが見えました。
たくさん実がついていて、正平さんは「間引いてやらなきゃ。」とつぶやきます。
住宅を抜け、田んぼのあいだの道を通る。
左側に山が見える予定でしたが、雨の為見れず。
雨が顔に当たり、前が見えづらい状況。
左折して田んぼのあいだの細い道に入り、大きな道路の交差点に出ました。
そこでストップして、監督さんが道順を確認。
みんなビショビショ。
正平さんのメガネも濡れて、前が見えないと言うので、ジュンさんがレンズを拭いてくれていました。
優しい!!!
監督さんの指示通り、道をまっすぐ進むと、稲刈り後の田んぼに積まれていた蓑笠を着けた人のように見える、稲を乾燥させているのがありました。
「みのかさつけて。」と歌う正平さんでした。
…とここまでが『朝版』です。
鳥が出てくるのは雨あがる前兆?
『とうちゃこ版』では、雨が降るなか走っていると、田んぼからスズメがたくさん飛び出してきました。
スズメたちを見て「お前たちが飛び出して来るってことは、雨あがって来るのか?」と希望を持つ正平さん。
正平さんはストップして、「ドカーン!」と大きな声を出して脅かします。
「鳥が飛んできたってことは、結構なもんですよ。俺はね、割と鳥を信用してるんです。」と、天気が良くなると信じている正平さん。
確かに、鳥とか虫って、雨があがる前から出てきたりしますよね。
私も、夏、セミや鳥が鳴き出して、雨があがったな。と思ったことありました。
さぁ、正平さんの希望通りになるか?
お昼はお弁当
まだまだ濡れたままの地面。
住宅街を走り、カーブのある上り坂を上ったところに駐車場と東屋がありました。
まだ雨が降ったまま。
屋根の下にチャリオを置き、お昼ごはんです。
正平さんが、空を見て「ちょっとはそっち、明るくなってきた。空がね。もしかしたら鳥は偉いのかもしらん。本当に。」と鳥を信用する説を推します。
私も、正平さんの言う通りだと思います。
雨が降ってる時は静かだけど、なんか鳥や虫が鳴き出して騒がしくなってきたと思ったら、雨があがってきたってことありましたから。
わかります!
話戻って。
本日のお弁当は、照り焼きチキン。600円。
茹で卵もサラダもあって美味しそう!!!
みんなでテーブルを囲んでのランチ。
楽しそうに見えました。
コロナがきつい時は、こうやって近づいて一緒に食べることができませんでしたよね。
雨が降ってるし、小さな東屋にみんな固まって食べているのを見られて、なんかホッとしました。
そして、正平さんの予想通り雨があがってきたようす。
「鳥はエライやろ。ね!スズメがあんだけ飛んだもんな。」と正平さんが言うと、監督さんが「分かってるんですね。」と同調してました。
こういう何気ない会話をしながらお弁当を一緒に食べる風景。
ああ、生活が戻って来たと感じます。
食後。
再出発して田んぼのあいだを走るチームこころ旅。
BGM「このみちをゆく」
歌詞は「もう少し待てばあがるのに いつも土砂降りのなか かけだす このみちがうまくいく でも俺はあの道を なにかをいやがるよ 当たり前にここに」
ぴったりだ。
こころの風景
リンゴ畑の横を通り、住宅街に入ったところで三和の地名を確認。左折。
看板に次々と三和の文字が並んでました。
住宅街を走り、大きな石碑が出てきました。
砂沢ため池にとうちゃこ。
ため池を見て、「ジュンいいね!グリーンとこれが。」と言い、正平さんは気に入った様子。
白鳥はいませんでした。
「いやとてもいい池だ。オラ好きだ。」と笑顔の正平さん。
少し眺めてから移動。
池に沿ってゆっくりと走りました。
雨はあがってきました。
池には、白鳥じゃない鳥が並んでスーッと移動するのが見えました。
本来なら見えるはずの岩木山ですが、今回は見えず。
しかし、静かで穏やか池。
お手紙の夫さんは、こんな静かで穏やかな人だったんでしょうか?
正平さんは、池の前でお手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「ほんま、ホッとするような風景ではある。静かやしな。これで山がボーンとあって。毎朝窓からこれを見てるってことは、この辺の集落に住んではるんやろな。いやあの、旦那さん急にいなくなったけど、この景色が旦那さんって。分かる気もするな。」とお手紙の方の気持ちに寄り添っていました。
しみじみするいい景色でした。
青森県最終日。
ずっと雨で、最後だけあがりました。
岩木山は見れませんでしたが、曇っていた方が、お手紙の方の切ない気持ちを表しているようで心に沁みました。
代わりに泣いてくれているような空模様。
いい旅を見せてもらいました。
青森県の旅でめぐる町
の放送予定です。
来週は、秋田県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!