BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年春の旅は、沖縄から始まって九州は宮崎、大分。
近畿は兵庫・大阪・京都。
北陸の福井・石川・富山・新潟と周って、山形でゴール。
6月5日~6月9日は京都府の旅です。
- 1183日目、京都府4日目は京都市左京区への旅
- お手紙の内容
- 鴨川デルタで休憩
- 白川疎水にて
- 自転車乗りが本業
- ラブラドールと住んでいた時の思い出
- こころの風景
- 京都府の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
1183日目、京都府4日目は京都市左京区への旅
6月9日放送分京都府4日目は、左京区の下鴨神社でオープニングでした。
小さなお子さんがかわいく手を振ってくれていました。
散歩コースかな?
正平さん曰く「ここもよくロケーションに来るところです。」とのこと。
正平さんたちがロケをしていたのは、糺(ただす)の森ばかりだそうですが。
糺の森は、太古の自然を遺す森で、祭祀をやっていた場所だそうです。
詳しくはこちら。↓↓↓
「糺の森ね。再来週来ますよ。たぶん。確か大きな予定表のなかに書いてあったような気がする。今ちょっと時代劇アルバイトやってまして。」とニヤリ。
アルバイトって!
正平さん、こころ旅では、俳優の仕事をアルバイトっていいますよね。
今は、こころ旅が本業??
どちらも本業でしょうーー!?
今回の正平さんの衣装は、水色の作務衣のような上着。
京都に合わせて?
下は走りやすいようなものだったけれど。
お手紙は小川のそばで読んでいました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、埼玉県上尾市の63歳男性から。
こころの風景は、雲母湯の周りに広がる風景です。
45年前。京都の大学に進学したお手紙の方。
4月。埼玉から京都に到着。京都駅の雑踏の中で、京都の女性は美人だ。と思ったというお手紙の方。
京都の生活は、左京区一条寺松原町にあるおじいちゃんおばあちゃん夫婦二人暮らしのお宅の2階の、間借りの下宿。
お宅の2階には、東西に二部屋あり。
しばらくすると、空いてる西側の部屋にも下宿生が入りました。K君です。
岡山出身のK君は、京都の予備校に通う浪人生。
年齢も同じですぐに打ち解け、夜中にビールなどを飲んでしゃべっていると、おばあさんにうるさいと叱られたこともあったといいます。
彼は体が大きく、岡山弁なのか広島弁なのか自分をワシと言い、語尾は「ジャケー」。
いつもニコニコの豪快な印象を与える好青年。
ところが本当の彼は寂しがり屋で、繊細な優しい青年。
受験が近づくとだんだん顔色が青ざめ、痩せてくるのがよくわかり、とても心配したといいます。
お手紙の方が部屋にいると「野球しにいこや。」「映画おもろいのやっとる。」と誘いに来る。
気分転換が多めな受験生だったそう。
そのなかでも、風呂が大好きな彼は、お手紙の方が夕方部屋にいると必ず「風呂と飯行こうや。」と声をかけてくる。
そして二人で、下宿から歩いて10分ほどの雲母(きらら)湯に出かける。
下宿から少し下って、おそば屋さんの角を北へたどるのがいつものコース。
宮本武蔵が決闘したところの横を通り、少し行ったところに雲母湯があります。
雲母湯は、ご近所さんでいつもいっぱい。まさに芋の子を洗うようだったそう。
K君はとにかく風呂が長い。そんな風にしても、と思うぐらい丹念にお顔の手入れに時間を使っていたといいます。
正平さんに見てほしいこころの風景は、雲母湯の周りに広がる風景です。
雲母湯の入口前の道路から見渡すと、北には比叡山。すぐわきの床屋から白川通に下る路地。目の前の畑。雲母湯の煙突。全てが懐かしい。
2年前の年末。K君の奥様から喪中はがきが届き、K君が亡くなったことを伝えられたそう。
長風呂で上気した顔のK君と、湯冷めしたお手紙の方。二人で眺めた風景を、正平さんからK君に届けてほしい。
…というお手紙でした。
鴨川デルタで休憩
お手紙を読み終え、スタッフさんとルート確認をしていた正平さん。
通りの名前も全てわかってる様子。
「この道行くの嫌?」と聞き、スタッフさんから了承を得ると、正平さん先導で正平さんが考えるルートで雲母湯を目指して出発しました。
下鴨神社の木のトンネルを抜け、神社から出て左折。
神社の入口前を通過し、右折。
高野川と鴨川(賀茂川)の合流地点・鴨川デルタで休憩することに。
鴨川デルタには、正平さんたちが来る前に若い人たちがたくさん立っていました。
この場所は、字幕に※2018年春の旅で訪れました と出ていたように、以前の旅でも登場した場所です。
その時の旅のルートが、公式ホームページに載っていました。
↓↓↓
https://www.nhk.or.jp/kokorotabi/route_nclub/20180706/
カメラマンさんのジュンさんとそのことを話していると、集まっていた学生さんに話しかけた正平さんに、「ときどき見てます。」と返してくれました。
「何の団体ですか?」と質問する正平さんに「大学の授業でここから三条まで歩いて…。」と教えてくれました。
彼らは、京大の学生さんたち。
正平さんは「やっぱ京大や。どうも恐れ入りました!」とかしこまると、学生さんは「のんびりした雰囲気が好きだなぁと思って。」と。
「のんびりはしてるんですけど。みんなあの、京大出たことないやつばっかり集まってやってる。京大生だやっぱり。顔が京大生だもん。」と返してました。
顔が京大生って。
このシーンは月曜朝版でも出てましたね!!
この近くの百万遍というところ、モノスゴく広大な敷地に京都大学があります。
バスで横を通ると、まだ京大??と思うぐらい大きいです。
白川疎水にて
京大生とお別れして、再出発。
京阪出町柳駅の横を通過。
住宅が並ぶ道を通って、白川疎水に着きました。
この近くの白い建物に、正平さんが昔住んでいて、ここから撮影所に通っていたそう。
白川疎水に架かる橋の上にチャリオを止めて、川を眺める正平さん。
正平さんが住んでいた頃には、ここにホタルが出ていたそう。
「フワフワと飛んでいました。夜になると。」と懐かしみます。
「キレイですね。こんな街なかで。」とスタッフさんが驚くほどの澄んだ水。
通りかかった女性に、正平さんが、今もホタルが飛ぶか?と聞きましたが、分からない様子。
女性は「いつも見てます。」とじっと正平さんを見ます。
照れる正平さんに「なんかすごいその素朴さがいいというか。なんていうか、媚びを売らないがいいというか。」と言うと、「素朴か?」
「これでも媚び売ってるんです!ハイ。媚びて生きてるんです。」と語気を強める正平さん。
女性は「楽しんでます。番組は。何回も再放送されて。」とずっと嬉しそうでした。
媚び売ってるの?正平さん。
本来はもっと不愛想なのかな??
こうやって、せっかく好きだと言ってくれる人にも悪態つくのが正平さんです。
…とここまでが『朝版』です。
自転車乗りが本業
『とうちゃこ版』では、オープニングで話していた俳優が本業か?どうか?の話の続きが放送されていました。
俳優をアルバイトと言う正平さんに「本業ですよ。」と返すスタッフさん。
「いやいや、これ本業ですよ。自転車。本当に。職業欄に自転車乗りって書きますもん。」と本当か嘘か分からないことを言っていました。
正平さん俳優さんだから、本気で言ってるようにも聞こえるのがコワイ!
どっちも本業ですよ!
そして。
お手紙に添えられた手描きの地図を見ながら、お手紙の方とK君が通った道を話していると、お手紙にも出てきたそば屋の話になりました。
そのそば屋に引っかかった正平さん。
何かあるらしいことを匂わせ、出発していました。
ラブラドールと住んでいた時の思い出
コンビニの横の道に入ると、左側に公園。
「この公園、覚えがあるな。なんでかなぁ?」とつぶやく正平さん。
フェンスが立つ空き地の横を通過し、おそば屋さんに到着。
駐車場は混んでいました。
正平さんが一人入って交渉。5人だけどOKをもらいました。
「俺、来たことあるよね?昔。」と正平さんが聞くと、お店の女性は
「ああそう!隣のマンション。ワンちゃん飼ってはったでしょ?で、隣の公園で…ラブラドールだったかな?」と、かなり詳しくご存じでした。
この近くのマンションに犬と住んでいたことが判明した正平さん。
驚くスタッフさんたち。
だから公園を覚えていたみたいです。
正平さんは席に座りながら「なんか覚えがあるんだけど。誰ん時かな?」と顔を赤くしながら思い出せない様子。
正平さんの記憶って、どこっていうより、誰といた時って覚え方なんでしょうか?
ワンちゃんを覚えてて、女性を忘れてる?
サイテーだな!
そしてカレーうどんのきつね入りを注文。
きざみのあげのきつねでした。
カレーが衣装にはねていましたが、目立たず。
皿に移して美味しそうに食べていました。
が、「誰と一緒だった?」とうなだれる正平さん。
笑うスタッフさんたちでした。
こころの風景
食後。
手描きの地図を確認。
下宿をされていた松原町は坂の上。
だいたいの位置を見て、チャリオに乗って出発しました。
白川の裏の通り。
お手紙の方とK君が歩いた道をたどります。
三差路。宮本武蔵が決闘した場所に出ました。
平安時代からの交通の要衝だった場所だそう。
決闘の前に祈ろうとしたが、自分の弱さに気付いて寸前でやめた。という説があるらしいとのこと。
ご飯を食べていた定食屋さんの跡地はどこかな?と走っていると、煙突が左に見えました。
雲母湯です。
正平さんは、通りかかった女性に「昔"にしむら”さんってごはん屋さんあったって。」と尋ねると、女性は照れたように肩をすくめて隣の駐車場を指さします。
「ここ??」と驚く正平さん。
女性の先代のお義母さんが亡くなった時に、やめてしまったと話してくれました。
話してらっしゃるのは、嫁いでこられた女性。
お手紙の方が会ってらっしゃったのは、その先代のおかあさんでは??
偶然にも、にしむらさんの関係者に会えました!!
スタッフさんも驚いていました。
スゴイな~~。
お手紙の方も見てて嬉しいだろうなぁ。
そのままチャリオで進み、雲母湯にとうちゃこ。
お手紙通り、散髪屋の路地。
比叡山も見えました。
雲母湯はまだ開店しておらず。
横を見ると薪が積まれているのが見えました。
チャリオを降りて、雲母湯をまわり込むと、煙突も見えました、
お手紙のリクエスト、達成です。
正平さんは「なんくるないさの路地。どってことありません。」とひとこと。
散髪屋さんが「そこからの眺めいいですよ。」と教えてくれました。
比叡山がキレイに抜けて見えました。
キレイ!!緑がハッキリ見える。
雲母湯の方に許可を得て、中へ。
脱衣所に入れてもらいました。
まだ開店前ですが、お湯が張ってありました。
ザ・銭湯!って感じ。
正平さんは、許可を得て番台に座らせてもらっていました。
「これ夢なんです。」と喜ぶ正平さん。
スタッフさんは大笑いしてました。
「夢がかないましたけど、誰も入ってない。」
ーーうーん。むなし!
番台、入ってみたいですよね!
正平さんは、浴場の洗い場に座りお手紙を読みました。
お手紙の内容を聞きながら雲母湯の前の風景を見ると、にしむら以外はそのまま。
畑も床屋も比叡山もそのまま。
お手紙を読み終わった正平さんは「K君!天国のBSでこれ見られるといいね。煙突も年季が入ってたで。よし!京都これで終わり。福井行くで!またよろしく。」と言って番組を締めていました。
お手紙の内容を聞いて、下宿とK君。って夏目漱石の『こころ』みたいだなって思いました。
状況は全然違いますけど。
下宿の思い出。なんか青春って感じで、私も学生時代を思い出してキュンとなりました。
オープニングの下鴨神社は、私も初詣で行ったことあります。
あの辺は大学だらけ。
休憩していた鴨川の風景は、思い出ある人多いんじゃないでしょうか?
話戻って。
雲母湯からの風景。
比叡山がキレイでした。
正平さんの思い出も聞けたし、京都府4日目の旅も面白かったです。
私個人としては、北大路通も通って欲しかったな!!
手紙書くしかないか。
京都府の旅でめぐる町
京都府の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
の放送でした。
来週は、福井県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!