BSプレミアム『にっぽん縦断こころ旅』2022年秋。放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
11月14日~11月18日は広島県の旅です。
- 1136日目、広島県1日目は、三次市への旅
- お手紙の内容
- 吉舎町に入る
- ランチはお好み焼き
- 吉舎駅までの道
- 休憩に階段を上って神社にお詣り
- 正平さんフラれる
- こころの風景
- 広島県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
先週、岡山県の旅4日目岡山市の旅を見た感想はこちら。↓
広島県・月曜朝版の感想はこちら。↓↓↓
1136日目、広島県1日目は、三次市への旅
11月15日放送分広島県1日目は、広島県三次市のダム湖であるハイヅカ湖、才の峠(たお)広場でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、東京都足立区の77歳女性から。
こころの風景は、幼い頃の忘れられない思い出・吉舎駅 です。
廃線のニュースの中に、芸備線という名前を見て、思い出がよみがえったお手紙の方。
お手紙の方御家族は、戦前は中国の大連というところで住み、戦後、親戚を訪ねて広島県双三郡(現在三次市)吉舎(きさ)という町に住むことになったそう。
町には馬洗(ばせん)川が流れていて、透き通るようにキレイな水とゆるやかに流れるこの川は、子供たちのかっこうの遊び場でした。
特に春や夏になると、楽しみがたくさんあったとか。
メダカをとって遊んだり、タニシをとってきて味噌汁にしたこともあったそう。
夏はもちろん泳ぎが主ですが、お手紙の方が最も心に残ったのがホタル。
夜になって川のほとりで見るホタルは優雅で美しく、子供心にも不思議な魅力を感じたといいます。
家に持ち帰ってからも、虫かごの中の優しい光をいつまでも眺めていた。
約7年間過ごした町を離れる日。
妹さんが生まれて4人家族になったお手紙の方御家族は、バスに乗り、芸備線吉舎駅に向かいました。
すると、見送りに来てくれたクラスメートの中の一人の男の子が走り出したバスを追いかけてきたのです。
その子は家も近所。2人で宿題をしたり遊んだりしたとても仲の良い友達だったそう。
いくら走って追いかけても、バスに追いつくはずもなし。
友達が小さくなっていくのを見て、切なく申し訳ない気持ちになりました。
70年という永い年月が経っても、このことはよく覚えているお手紙の方です。
子ども時代を過ごしたこの時代は、戦後の復興の大変な時期。
そんななか、自然に恵まれた子ども時代を過ごすことができて、また、いろいろな体験ができたことは、お手紙の方にとって心温まる大切な思い出です。
一つ今でも気になることが。
あのホタルはまだいるのかな?いてくれると嬉しいです。
…というお手紙でした。
お手紙には、手描きの地図が同封されており、馬洗川に架かる巴橋、吉舎駅方面の矢印と、川遊びをしていた場所が記されていました。
ここで、ひとつ監督さんから伝えたいことが2点。
- 吉舎駅は芸備線ではなく、福塩線(ふくえんせん)の駅。
- 芸備線は廃線になっておらず、乗客が少ないので議論されている状態。
とのことでした。
三次市の富士山の上の方が現在地。
出発前に地図で位置をチェックしている時に、持っていた平べったい虫眼鏡。
昭文社と書いてあり、地図についていたそう。
付録付きの地図なんてカッコいい!
正平さんが『こころ旅』で地図を使ってると知ってのことかな?
親切な地図会社・昭文社!
カードルーペとか、シートレンズとかいうんですね!カッコいい。
吉舎町に入る
才の峠から約9kmのルートで吉舎(きさ)を目指して出発しました。
下り坂をおりて、T字を右折。
長い下り坂を下ります。
Bカメさんは、コスモスが咲くのを手前に、正平さんたちの隊列が走る風景を撮っていました。
キレイ!そしてかわいく映ってました。
高架の下をくぐると、大きな車が来るかもしれないので、歩道を走りました。
ビュンビュン飛ばす車が横を通ります。
上り坂を登ると、三次市吉舎町の看板がピーク。
ここからは下り坂になりました。
四差路の大きな交差点で信号待ちをしていると、とてもオシャレで背の高いスタイル抜群のおじいちゃんが「こんにちは!カッコいいね!みんな。気をつけてね。」と話しかけてこられました。
赤の帽子にベストと手袋、ピンクの長袖にピンクの傘。黒白のチェックのズボンを履いて、黒のカバンを胸に着けていました。
男性のいで立ちに戸惑う正平さん。
正平さんが「おいちゃんもカッコいいね!」と返すと、「78になりました。」という男性。
一日20キロ歩くんだそうです。
だからこのスタイル!細い!
「とにかく、楽しく人生いきましょうね!」と、とてもいい笑顔の男性。
正平さんは「お互いにね!」と言って別れました。
とても派手ないで立ちでビックリしました。
でも目立っていいですね!
遠くからでも分かる。
もし身内だったら、探しやすいかも。
明るい気持ちになれる方でした。
ランチはお好み焼き
次に、旧道らしき通りに入り、おたふくソースののぼりがかかる、福というお好み焼屋さんでお昼です。
辛い物好きな正平さんは、三次発祥の、そばに唐辛子が練り込んである唐麺入りのお好み焼きを注文。
唐麵はオレンジ色で、唐辛子が練り込んであるのが分かるような色でした。
麺を炒めてイカのお菓子を乗せ、ひっくり返したお好みをその上に乗せました。
そして仕上げは、卵を単独で割って黄身をつぶし、その上にそばを重ねた入ったお好み焼きを乗せる。
そして、切り目を入れ、ソースとカツオの粉、きざみネギをかけて完成。
正平さんは「色んな手間暇あるんだな。」と言ってました。
そして、1切れを皿にとり「おソース美味しい!ソース好きにはたまりません!」と言って美味しそうに食べてました。
唐麺は、やっぱり辛かったようです。
月曜朝版の感想で私、うちではイカのお菓子が入ってるって書きましたが、このお店でもイカのお菓子が入ってました。
スタンダードな味を私も食べてたんだな。と思いました。
母に聞くと、イカのお菓子じゃなくてイカ天というらしいです。
正平さんもお菓子って言ってましたが…。
月曜朝版では、麺だけ先に食べてると思ってましたが、ちゃんと完成品を食べてたんですね!
そう。具が多くて食べる時、分離してしまうんですよね。。広島お好み焼き。
美味しそうでした!!
…とここまでが『朝版』です。
吉舎駅までの道
『とうちゃこ版』では、住宅があるあいだの道を走っていて、踏切を見つけるシーンがありました。
その踏切は、迫田踏切。
吉舎駅と三良坂駅のあいだの踏切と、札に書かれてありました。
吉舎駅に近づいてきているってことですね!
大きな道路に出て、右側で農作業している人が「頑張って!」と言ってくれ、手を振り返す正平さん。
声援送りたくなりますよね!
そして、馬洗川にかかる橋を渡り、住宅が並ぶあいだの道を走りました。
道は、福塩線の線路にも沿ってます。
踏切の近くでストップして休憩。
単線の線路です。
単線、タモリさん好きそうだな…。
単線で思い出したんですが、大阪で働き始めた時に、単線という言葉を知らない同期がいました。
都会の子は、単線知らんし見たこともないみたいでした。
どうやってすれ違うのか?そんなんあるわけないと、最初は単線の存在を信じなかったので、複線になってる駅が何個かあるから、そこですれ違うのだと教えてやりました。
その事を思い出しました。
休憩に階段を上って神社にお詣り
カメラマンさんが、単線を映していると、住宅のあいだの道に鳥居が立っていて、山に神社に上がる階段がありました。
正平さんは「全然行く気はしないけど。こっから参道続いてる。」と言いつつ、鳥居をくぐって歩いて行きました。
こころの風景としてお手紙が来てもおかしくないような神社。
カメラマンさんは階段を上るのをためらってましたが、正平さんが階段を上がっていくので、みなさんも一緒に上がることに。
「なんだかんだで来ちゃったよ。立派なよりこういうのが好きなんだ、俺。」と笑う正平さん。
境内に入ると、小さなお社がありました。
正平さんは、監督さんに「監督の尺のために来たんだから。」とお賽銭を要求。
監督さんからもらったお賽銭を、小さなお賽銭箱に投入。
みんなの無事を祈りました。
楽しそうな正平さん。
予定外に寄り道をして、しっかりとお詣りをしました。
「なんか寄り道してよかった。なんかひっそりしていいもんね。」「こういうの好きなんだな、俺。こういう風に生きて居たいなと思うけど無理。つい目立っちゃう。」と冗談を言ってました。
この神社内に、月曜朝版で正平さんが『愛の奇跡』を熱唱していた舞台があるはずなんですけど、映ってませんでした。
違う場所かな?
歌ってるところは放送されてなかったけど、舞台があったから歌ってしまう正平さん。ひっそり生きるなんて無理でしょう。
普通の社会に生きてても生きていけそうだけど、やっぱり目立つんだろうな。きっと。
正平さんフラれる
休憩が終わり、再び走り出しました。
青空に山の緑が映えて、正平さんが走る後ろ姿はキレイでした。
住宅のあいだの道を走っていると、左側のたかいところに吉舎駅がありました。
道には、吉舎駅のバス乗り場もありました。
バス停の左にある、細くカーブのある階段をチャリオを押してあがり、吉舎駅まで登りました。
そして、吉舎駅のロータリーに着きました。
吉舎駅の駅舎からカメラを持った男性が出てきました。
正平さんは「駅の写真撮って歩いてるんですか?大阪から。」と質問。
「日本全国3分の2駅舎撮り。道の駅は、去年末で全部回った。」と答える男性。
「俺の写真撮ってくれません?お父さんご存じないだろうけど、何かの記念になるよ。」と正平さんが依頼して駅舎の前に立ちますが、男性はただ笑うだけ。
「写真の押し売りやな。」と自分でツッコむ正平さん。
男性は「中学2年の時から写真やってる。78歳。」とスタッフさんに話し込み、正平さんが「撮ってよ。」と言っても無視。
「そいじゃ。」と正平さんの言葉を聞かず。
駅舎の前でポツンと一人でポーズを取り続けていた正平さんは「フラれたー!」とショックを受けた様子。
スタッフさんは笑ってました。
男性は、被写体として、人物には興味がないみたいです。
全く正平さんの話を聞かずに、車に乗って本当に去っていきました。
「この方がおもろいやんか。」と言って、男性を見送る正平さん。
「おっちゃんにフラれた。」と悲しそうに言ってました。
え~こんなことってあるの?
ビックリ。
あれ?どうしても目立っちゃうはずの正平さん。
駅舎に負けました。オモロ。
そんなばかな!
でも、面白かったです。
こころの風景
再びチャリオに乗り、バス通りを走りました。
そして、お手紙の方の地図に書かれていた巴橋にとうちゃこ。
橋の上から馬洗川を見ました。
馬洗川の近くに立っていた石造りの建物は戦前からの物。
お手紙の方はこの建物を見て遊んでいたのでは?と推測。
次に、川辺に下りられるスロープに行き、チャリオを降りて歩きました。
川を眺めて歩く川辺。
階段状に水がが流れるところがありました。
川には小さな魚が泳いでました。
お手紙の方の手描きの地図に書かれてあった、遊んだ場所までは行けませんでしたが、出来るだけ近くまで行きました。
正平さんは川辺に座り、お手紙を読みました。
穏やかな水の流れに、テレビ越しに癒されました。
太陽の日が当たってキラキラと輝いて見えて、美しかったです。
追いかけて来てくれた男の子の話。
ビックリしたんだろうな、と思いました。
見送ってくれた男の子も、ずっと一緒にいると思っていた子が突然いなくなると知って、ショックだったんだろうな。
幼い時の別れは、本当に理解できなくて、体いっぱいに気持ちを表現するしか方法がなかったんだろうなと思います。
見送った子の悲しい気持ちと、送られて申し訳なく思うお手紙の方の気持ちを思うと、お手紙を聞きながら実際の道を見て、涙が出ました。
キレイな風景なぶん、余計に寂しさが募ります。
いいお手紙と風景、ありがとうございました。
広島県の旅でめぐる町
広島県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
- 11月15日…三次市
- 11月16日…尾道市
- 11月17日…竹原市
- 11月18日…東広島市
の放送予定です。
次は、尾道市への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間は、これまでの旅のリクエスト版。クラシックの放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。