BSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
3月28日~4月1日、春の旅最初の週は和歌山県です。
前日、和歌山県の旅3日目田辺市への旅を見た感想はこちら。↓
1067日目、和歌山県4日目は白浜町への旅
4月1日放送分和歌山県4日目は、上富田町の龍松山跡でオープニングでした。
お手紙の内容
今回のお手紙は、海南市の56歳の男性から。
こころの風景は、大間磯の夕日です。
お手紙の方のおばあさんの生まれ故郷である大間磯周辺へは、当時住んでいた大阪から毎年夏休みに家族で遊びに行っていたそう。
3才年上のお兄さんとはよく一緒に遊び、小学6年生の頃始めた釣りもお兄さんと行った近所の池の鯉釣りがきっかけだったとか。
やがて近所の池から海へ釣りに行くようになり、20代に運転免許を取ると、毎週末和歌山へお兄さんと釣りに行くようになったそうです。
お兄さんは決断が早く行動的で、慎重な性格のお手紙の方はお兄さんの後について行動することが多かったと振り返るお手紙の方。
添付の写真を撮った日も朝からお兄さんと釣りに出かけたそうですが、釣り場を転々とするお兄さんに一日中振り回されてヘトヘトに疲れてしまい、ついにお兄さんについて行くことができなくなったそう。
お兄さんを待っている間に、大間磯の夕日をなんとなく撮った写真だそうですが、よく見ると磯の上にお兄さんが写っています。
数年後お兄さんは和歌山へ移住。大学で学んだ農業の知識を活かして有機農業を始めました。
お兄さんが和歌山に移住してからも、お手紙の方たちは連絡を取り合って釣り場で会っていたとか。
釣りや農業を通して知り合った人たちを大切にし、色んな世話役を引き受けて忙しくしていたお兄さん。25年前にある場所で釣りをしていて波にさらわれ帰らぬ人になりました。
今でもこの写真を見ると釣り好きが高じて和歌山へ移住し、たくさんの人たちに慕われ頑張っていたお兄さんを思い出すというお手紙の方です。
…というお手紙でした。
添付の写真はとてもキレイな夕日の写真でした。
お手紙に書いてある通り、お兄さんらしき人が磯に小さく写っていました。
ふきのとうとつくしの春2本立て
約14kmのルートで大間磯を目指して出発しました。
細い道の下り坂を下りて行くと、道の途中でたくさんのふきのとうが見つかりました。
「春みっけ!」「いいですね!春ですね!」と嬉しそうな正平さんでした。
和歌山や梅に菜の花にふきのとう…春なんだな~と思います。
坂を下りてきて大きな道路に出ました。
するとかわいいイラストと『かみとんだ』と書かれた大きな看板が道沿いに立っていました。
正平さんは、それを見て「かみとんだ。おらも全部かみとんだ(髪飛んだ)。あらへん。」と言ってスタッフさんを笑わせていました。
いや、ややウケでした。
走っていると、道の途中で駐車してる車のそばで、何かを取っている人が2人いらっしゃいました。
正平さんは立ち止まって「何を取ってはるんですか?」と質問。
二人そろって「つくし!」と返答。
「もうつくし出てる?あーほんまや!」と声を弾ませ、カメラマンのジュンさんがつくしのアップを撮ってくれました。
「つくしもめっけた。これで。」と春を見つけて嬉しそうでした。
声で正平さんだと気づいた女性は「火野正平さん?ですよね。」と喜んでいらっしゃいました。
そしてエアー握手をしてました。
2人組の一人、男性は「今年は遅い。」とおっしゃってました。
今年は寒かったですもんね。
しゃーない。
それでも「今日山の方でふきのとう見て。つくし見た。2本立てや!」とお二人に行ってそのまま去っていきました。
和歌山でスタートしてよかったですね!
春の風景がたくさん見れています。
田畑の間の道を通っていると、畑のところどころでポンプがありました。
正平さんたちが立ち止まって休憩しようとしたところに、ちょうど畑で作業していた女性がポンプで水をくみ上げてるところに遭遇。
正平さんが井戸について質問すると、女性は「これありがたいんですよ。水源地がそこにあるんです。そこの白い建物がね、白浜町の水道もみな。そこから地下でくみあげてしてます。」と教えてくれました。
正平さんは「これ水道代いらないやつでしょ?」とポンプんでくみ上げる水について質問。
「これは水道代いらない。撒くだけやから。」と答えてくれた女性。
女性のお孫さんが来た時はポンプでくみ上げる作業が嬉しく、水を出してばかりいるそう。
カエルの赤ちゃんが浮かんでくるのが楽しんだそう。
災害の時も役に立ったとポンプで水をくみ上げる実演をしてくれました。
へー!いいですね!
じゃんじゃん出てきて水が豊富ですね!
…とここまでが『朝版』です。
黄色と赤い梅を見つける
『とうちゃこ版』では、白浜方面に向かう途中で信号待ちしていた時に見えた、黄色い花・蝋梅(ろうばい)を見つけて眺めているところが放送されていました。
正平さんに気付いた通行人の男性が立ち止まってくれて、正平さんが「黄色やな。」と言うと「蝋梅(ろうばい)です。」と教えてくれました。
正平さんは「蝋梅や。ずっと白ばっか見てきたから。」と嬉しそうでした。
黄色い梅見たことないな~~。
知らなかったな、蝋梅って花があるんですね。
でも、正確には梅の仲間ではないみたいです。
詳しくはこちらのサイトに載っていました。↓
かわいいお花でした。
紀伊富田駅から松林へ
住宅と田畑がある道を走り、次に商店が並ぶ道を通り紀伊富田駅に着きました。
赤い瓦の屋根のかわいい駅舎でした。
そしてここから松林に突き当たり、左折。
左折してすぐの住宅に赤い梅が咲いているのを発見した正平さん。
「ジュン赤いの発見!赤い梅!やっとみっけた。こんなとこにあった。」と嬉しそうでした。
今回の旅はふきのとうにつくし、黄色と赤い梅。
一日でたくさんの春を見つけましたね!
『こころ旅』がはじまったんだな~と実感します。
『こころ旅』のおかげで季節の花が見れて嬉しいです。
こころの風景
松林の間の道を入るために右折し、車が数台止まっているところにチャリオを止めました。
正平さんは海を見て「ねえ、写真とおんなじ!ほら。先端に人いる。」と指さしました。
お手紙の方が送ってこられた写真と同じ位置に人影が!!
夕陽も海の水に反射してて、写真とよく似た光景でした。
写真と違うのは、もう一人磯にいらっしゃったところ。
釣り場なのでたくさんの釣り人が来ていました。
そこから夕日が出る時間調整の為、またチャリオに乗って移動。
シーハトーブというお店に入りました。
正平さんはテラス席に座り、半分の量のカレーを注文。
一口食べて「本当に美味しい!」と絶賛していました。
お店の雰囲気も良かったし、カレーも美味しそうでした。
食後、お店の方にお礼を言って握手をし、大間磯が見える位置に戻りました。
するとさっきよりずっと夕日が赤くなっていました。
大間磯にはまだ釣り人がいて、写真と同じような風景になっていました。
正平さんは大間磯が見える位置に座り、お手紙を読みました。
お手紙を読んでいる間も、釣り人がたくさん釣りをしていました。
ずっと眺めていたいような美しい風景でした。
お手紙を読み終わった正平さんは、大間磯を見て「今こんなだ。ははは。磯の岩場の先に何人かの人が。ああやってお兄さんあそこまで行ったんだろう。写っちゃったんだな。夕日はこんなんです。これはこれでなかなかのもんだ。…和歌山県やったよ。次は奈良行くけど。だんだんあったかくなってきて。頑張るぞ頑張るぞ。じゃあね!また来週!」と言って番組を締めていました。
いや~。こんなもんって、めちゃくちゃキレイだと思いましたよ!
いい風景を見せてもらいました。
和歌山県の旅でめぐる町
和歌山県の旅でめぐる町は、テレビの番組表によると…
- 3月29日…和歌山市
- 3月30日…湯浅町
- 3月31日…田辺市
- 4月1日…白浜町
…の放送予定です。
来週は、奈良県の旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。