2021年もBSプレミアムで放送中の『にっぽん縦断こころ旅』。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
7月5日~7月16日は北海道です。
- 1012日目、北海道1日目は釧路町への旅
- お手紙の内容
- 北海道の風景
- ワンちゃんたちに遭遇
- 牡蠣を食べる
- 何年か前の俺に笑われるよ
- タヌキと遭遇
- 勇気ある撤退も必要?
- こころの風景
- 北海道1週目でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
先々週、秋田県4日目の旅の感想はこちら↓
1012日目、北海道1日目は釧路町への旅
7月6日放送分北海道1週目1日目は、北海道厚岸町の尾幌駅でオープニングでした。
尾幌駅は無人駅で、駅舎は古い貨物列車の車掌車を改造した駅舎。ウサギやキツネ、ウシのかわいいイラストが描かれていました。
スタッフさんが絵を見て「昭和な絵ですかね。」と言うと、正平さんが「今の列車が停まってこんな駅だったら、高倉健さん出てきそうなんだけど。ね!倍賞さんが迎えて…。」と言っていました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、北海道北広島市の55歳女性から。
こころの風景は、釧路町立知方学(チッポマナイ=通称チホマナイ)小学校です。
今から30年ほど前。24歳だったお手紙の方は、夢だった「小学校の先生」になり、実家(石狩市)から遠く400キロ離れた場所へ、新米教師として赴任。
当時高速道路などなく、免許取りたてだったお手紙の方を心配したお父さんが先導し、車2台で休み休み8時間ほど走ったとのこと。
が、行けども行けども道東名物の霧、霧、霧…。学校などどこにもなく、とうとう先端の海まで出てしまったそう。
そこには霧に包まれた小さな漁村。夕闇が迫り、お父さんがいなければ泣いていたというお手紙の方。
お父さんも「もう連れて帰ろう。」と思ったと、のちに笑いながら話してくれたといいます。
引き返すと霧の向こうに小さな学校がありました。
グラウンドの隅の古い教員住宅に入った時、ようやく着いた安堵感とこの先への不安な気持ちで胸がいっぱいになり、涙が出たといいます。
昆布漁村の小さな小さなその学校は、全校児童24名。グラウンドには、エゾシカやキタキツネががやってきます。
白鳥やワシが飛び、夜は満天の星空。聞こえるのは太平洋の波の音だけ。夏は広がる昆布の香り。その後6年間を過ごしたそうですが、都会育ちのお手紙の方には戸惑うことも多く、帰りたいと思ったことが何回もあったとか。
そんな時、太平洋を見ながら、ご両親や妹さんたちからの「お姉ちゃん頑張って!」を思い出し、自分を奮い立たせていたそう。
送ってくれたお父さんの車の後ろ姿を追いかけていきたい気持ちでいっぱいだったあの日。子供達と心が通い合ったあの日。子供たちに見送られながら号泣して嫁いだあの日。
知方学小学校は、そんなお手紙の方の大切な日々が詰まった生涯忘れられない場所。
お手紙の方は今も教師を続けていらっしゃるそうです。
退職まで5年となった今、正平さんに教師人生が始まったあの素晴らしい場所を訪ねていただきたい。
…というお手紙でした。
お手紙には、児童3名の方たちとあいさつをするお手紙の方らしき女性の写真が同封されていました。
北海道の風景
チャリオに乗って、知方学小学校を目指して出発しました。
信号のある交差点を直進すると、T字路の向こうの土地にウシさんたちがたくさんいました。
正平さんは「えへへウシさん。久しぶりに北海道っぽいウシさんたちが。のんびりしてるで。」とつぶやいていました。
そしてT字路を左折して延々続く直進の道路を見て「広いなしかし。やっぱり。道も直線長いな。北海道やな。」と言っていました。
いきなり北海道らしい広い長いまっすぐな道路が登場です!!
ワンちゃんたちに遭遇
少し走っていると、正平さんが左の方を向いて「ありゃー!かわいい!」と笑顔になり、ガードレールのところに立ち止まりました。
建物の近くに、ワンちゃんたちが離れ離れに数頭つながれていて、正平さんに向かってしっぽを振りながら吠えていました。
正平さんはチャリオを降りて、吠えてくるワンちゃんに「はいはいはい。よし!」と言いながら近づいていきました。
ワンちゃんは興奮してグルグル回って吠えまくっています。
正平さんは飼い主の女性とお話をして、犬の種類を聞きましたが、どうも混ざっているとのこと。
「秋田ともちょっと違うし。何犬かな?って思って。」と正平さん。
話しているうちに女性が「自転車乗って歩いている人ね!ありゃーここに寄ってくれたの?」とすぐに正平さんがテレビ撮影の人だと気づいた様子。
正平さんは「いや犬あまりにかわいくてさ。ね、あの犬似てるんだけど、きょうだいかな?」と質問。
確かに数頭いるワンちゃんたちの顔がみんな似てます。
ワンちゃんは5匹いて、草を食べたり眠たそうにしてたり、正平さんたちを見て吠えたり、思い思いに過ごしていました。
みんなかわいい!!
女性に、知方学小学校が目的地だと話して、今もあるのかどうかを質問しましたが、女性は分からない様子でした。
「いつも手紙読んでるとこ映ってるからさ、毎度こうやってご苦労さまだなって思ってね。あなたたちも大変ですね。毎日のことでしょ?」と『こころ旅』を見てくださってるみたいで、正平さんの訪問を喜んでくださっていました。
『こころ旅』ファン、北海道でも見つけましたね!!
好きな人多いな~~。
正平さんは「かわいいよ、こいつ。」とワンちゃんに釘付け。
家の中にも猫ちゃんがいて動物好きな女性みたいで、ワンちゃんそれぞれがかわいいとおっしゃってました。
寒さに弱い猫ちゃんは家から出てこようとしてませんが、ワンちゃんたちは外につながれていても全く平気な様子。
正平さんが「こいつら寒さに強そうだね。犬は。」と言うと、女性が「割と寒さに強い。レトリバー入ってるかもしらん。」と答えてくれていました。
カメラマンさんがおとなしく座っているワンちゃんの顔をアップしてくれましたが、垂れた耳が長くて、口を閉じて見つめてくる顔はレトリバーの顔にも見えました。
かわいい!!
女性は、ワンちゃんたちが吠えるから配達の人でも来たのかと思ったとおっしゃってて、「ごめんな。」と正平さんが謝ってました。
最後正平さんが出発する時になって、女性の口から「火野正平さん」と、名前が出てきました。
「やっと出てきたよ。全然テレビで見てるのと違う。細いね。もっと太って見えてた。」と正平さんの訪問を最後まで喜んでくれていました。
いつもふわっとした動きやすい服を着てるから、テレビ越しに見ると太ってるように見えるのかもしれませんね!!
実際会ってみると細くてカッコいいんだろうな~~。
あ、いや、もちろんテレビ越しに見てもカッコいいんですけど。
話はズレますが…。
この前、テレビ東京の歌番組でDAPUMPのISSAさんが出ているの見ました。
ISSAさんは「平成の火野正平」なんて言われてて、似てるかな?と前は思ってたんですが、踊ってる服装が自転車乗る時の正平さんの服装に似てて、顔のちっちゃさとか目の感じとか、色黒な肌が似てるな~と思いました。
体型も細くて似てると思いました。
話し戻します。
出発した正平さんは、右斜め前に見えてきた赤い建物にあったサイロを見ながら「北海道っぽいよ、サイロあって。思えば遠くへ来たもんだ。長崎からだもんな。」とつぶやいていました。
そう、春の旅は長崎からスタートでした。
途中で飛んで北陸でしたけど、最初は九州をまわってました。4月からもう7月か~~。
コロナになってから時が流れるのが早くなった気がしています。
牡蠣を食べる
海が見えてきて、左側に『かき屋』と書かれた黄色ののぼりが見えてきました。
中居向水産さんというお店で、牡蠣が食べられるとのこと。
正平さんはお店の中に入れてもらい、牡蠣が入った水槽を見せてもらいました。
「今はSサイズしか置いてない。」とお店の方がおっしゃってましたが、めちゃくちゃ大きかったです。
正平さん。お店の方に牡蠣の殻を開けてもらって、生でペロリ!!
「うん!塩気がきいてうめ!」と感想を言っていました。
Sサイズでこんな大きいの??ってびっくりしました。
もっと大きいのがいるってことですよね??
牡蠣を食べた後、お店から見える海が厚岸湾だと教えてもらっていました。
右の方に見えるのが「尻羽岬」と教えてもらった時に、正平さんが「そこ行くんだ。とりあえず今日は。振り返ると小学校があるって言う…。」と目的地を言い、「見た通り高いですね。」と上り坂があることに不安を感じていました。
「だいぶ坂になってますね。平らでさえあればいくらでも行くんだけど、高いですね。」と愚痴ってたのに、お店の男性に「そうですね。大丈夫です!」と軽く返されてました。
「あ、大丈夫?そうです?」と笑うしかない正平さんでした。
あれ~~?かわされました!正平さん。
頑張るしかないですねぇ~~!
…ここまでが『朝版』です。
何年か前の俺に笑われるよ
『とうちゃこ版』では、牡蠣を食べさせてもらった先が放送されていました。
上り坂を息を切らしながらあがる正平さん。スタッフさんから「もういいんじゃないですか?」と言われても「まだまだ!」と強気で言ってました。
急坂のためタクシーを用意していたが…との字幕が出ていましたが、正平さんは拒否してチャリオで頑張っている様子。
「だってさ、こんなもんで車乗ってたら、何年か前の俺に笑われるよ。」と、正平さんは何年か前の正平さん自身と戦ってました。
出来てたことが出来ないって、悔しいですもんね!分かります。
でも、無理しないでほしい。いや頑張って欲しい。どっちの気持ちも持ちながらテレビの前で見守ってる私です。
タヌキと遭遇
息を切らしながら上っていると、スタッフさんが「あ、いた!前に。」と道の先を見て言いました。
正平さんも「いた。」と言い、別のスタッフさんが「タヌキ?」と大きな声を出しました。
タヌキが道路を通過していきました。
「キツネより先にタヌキを見たぞ。」としんどそうにいしていた正平さんの声が少し元気になってました。
正平さん、生き物好きですからね!!
『朝版』でもワンちゃん見て喜んでました。
勇気ある撤退も必要?
全く下りがなく、立ち止まって休憩。
「もう年を考えて、タクシーを用意してもらってるのに。意地になっていく俺は誰なんだろう…。俺は誰と戦ってるんだ?」としんどそうに言う正平さん。
「勇気ある撤退も必要です。」とスタッフさんがツッコむと「それも分かります。とても分かります。」と言いつつ、、みんなの息が整った時点でまた走り出しました。
あれ?まだまだ頑張るのかな??
でも上り坂の先に下り坂になるのが見えてきて「学校さがさなきゃ。」ともう坂を上った先の事を考える正平さん。
勇気ある撤退をせずチャリオで頑張り切りました!!
こころの風景
下り坂になると、案内標識に『知方学』の地名が出てきました。直進方向です。
矢印に従って進むと、『尻羽岬』と書かれた道しるべが出てきて左の海方面を指していました。
しかし直進方面に「あれ学校じゃないの?」と言って矢印方面に行かず、直進。
知方学小学校の校門にとうちゃこ。
正平さんはチャリオから降りて、お手紙に同封されていた写真を確認。
写真に写っていた『九十周年』の文字を見て、正平さんが「これ100年だ。」と言って、校門内に置かれてあった『星霜百年』と刻まれた石碑を指さしていました。
石碑とお手紙の写真を見比べて「これ100年で2001年。これ10年前、1990年。つじつまが合う!30年前だ。」と言う正平さん。写真と石碑の年が合致しました。
奥の建物には『知方学小学校』と書かれていました。
正平さんが、学校にいらっしゃった方にお手紙に同封されていた写真を見せて、写真に写っていた記念樹がどれかも教えてもらいました。
続けて、スタッフさんが教員宿舎はどこか?とも質問。
教員宿舎はも建物が変わってしまい、もう違うものになっていました。
正平さんはチャリオに再び乗って、お手紙の方が霧で学校を見つけられずに行ってしまった方面に向かいました。
すると道がカーブになっていて、高い位置だったので下の方に海と小さな集落が見下ろせました。お手紙通りです。
「霧であの学校を見逃すとこっちに…。」とスタッフさんが言うと「行っちゃうんだね。」と続ける正平さん。
「これいいね。この景色は。箱庭みたいで。」としばらく景色を見入ってました。
そして集落に下りていって、海に突き当たりました。
「ずっと坂を下りてきて、あの学校で霧で見えなくてボーンと突き当たったのがここ。心細かったやろうな。」とお手紙の方の当時の気持ちを思いやる正平さん。
正平さんは、海を背にお手紙を読みました。
お手紙の内容を聞きながら景色を見ると、まさにこころの風景って感じがしました。
心細く見えた景色が、忘れられない素敵な景色に変わったんですね。
正平さんはお手紙を読み終わり、お手紙の同封された写真を見せながら「学校は今も玄関は変わらなかった。耐震でリニューアルを7年前したって言ってた。この90周年に植えた木もここに生えてたよ。ーーいやぁ、今の上からの集落を映したあの景色がかわいかったなぁ。箱庭みたいだった。ちょっと見たことない景色だった。いやぁ。しんどかったけどええとこやな。道東どうどうめぐりするぞ。じゃあね。」と言って番組を締めていました。
最後の最後、海辺にキツネが現れていました。
お手紙通りの景色が今もあるんですね!!
素敵な景色を北海道1日目から見せてもらいました。
正平さんが箱庭にみたいだとニコニコと話した漁村の景色も印象的でした。
北海道1週目でめぐる町
北海道1週目でめぐる町は、テレビの番組表によると…
- 7月6日…釧路町
- 7月7日…厚岸町
- 7月8日…浜中町
- 7月9日…根室市
…の放送予定です。
明日は、厚岸町への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。