12月13日火曜夜10時からTBS系列で、ドラマ『君の花になる』9話が放送されました。
前回、8話の感想はこちら。↓
『君の花になる』物語の概要
ある出来事で挫折し、引きこもりになった、元高校教師の主人公・仲町あす花(本田翼)は、姉・仲町優里(木南晴夏)の家に転がり込んでいた。
優里の結婚を機に、独立するため飛びついたのが、住み込み寮母の仕事。
その寮は、デビューするも売れずにいる7人組男性アイドルグループ"8LOOM(ブルーム)”が住む寮だった!
寮母となったあす花は、8LOOMのリーダーになっていた、かつての教え子・佐神弾(高橋文哉)と再会。
彼らが夢に向かって真っすぐに突き進んでいく姿を見て、あす花は、高校教師時代に持っていた情熱を取り戻していく。
"8LOOM"のライバルグループとして、INIのメンバーが、劇中では”CHAYNEY(チェイニー)”というグループ名で登場。
8LOOMは、実際に期間限定でデビューすることが決まっている。
あす花と"8LOOM"が、成長していくストーリー。
おもな登場人物
- 仲町あす花(本田翼)…主人公。あることがきっかけで挫折した元高校教師。アイドルグループ”8LOOM”の寮の寮母となる。8LOOMのメンバーと接することで、かつての情熱を取り戻していく。
<<8LOOM(ブルーム)メンバー>>
- 佐神弾(高橋文哉)…初代リーダー。通称:弾。メンバーカラー:赤。独学で作詞作曲をする。音楽への情熱と才能を持つ。かつて、あす花の教え子だった。
- 成瀬大二郎(宮世琉弥)…最年少メンバー。通称:なる。メンバーカラー:ピンク。メンバーの仲を取り持つしっかり者。歌もダンスも出来る、弾の相談相手。
- 小野寺宝(山下幸輝)…通称:タカラ。メンバーカラー:黄色。キレのあるダンスが武器。陽気な弟キャラ。世話好きな一面がある。
- 桧山竜星(森愁斗)…通称:リュウセイ。メンバーカラー:オレンジ。歌うことが好きな弟組。鼻がきくので、あす花つくる食事のメニューや、人の気配を嗅ぎ分ける。ミステリアスキャラ。
- 古町有起哉(綱啓永)…男気ある最年長メンバー。通称:ゆきや。メンバーカラー:青。やっとデビューした努力家。
- 一之瀬栄治(八村倫太郎)…現役大学生メンバー。通称:エイジ。メンバーカラー:白。兄組。歌、ダンス、MCもそつなくこなす。少しネガティブ思考。
- 久留島巧(NOA)…パフォーマンス力に長ける。通称:たくみ。メンバーカラー:紫。クールに見えるがド天然。生活力低い。
<<花巻エンターテインメント>>
- 花巻由紀(夏木マリ)…事務所社長。無駄を嫌う完璧主義者。やる気のない8LOOMに、配信1位を取らないと契約解除と告げる。無事契約更新した8LOOMに期待。8LOOMと寮母のあす花の関係に思うところがあるらしい。
- トリニティ春日(竹中直人)…事務所に出入りする謎の人物。8LOOMも正体を知らなかったが、5話で社長のヒモと判明。
- 添木ケンジ(宮野真守)…8LOOMマネージャー。クセの強いキャラ。売れずにいる8LOOMを何とかしようとするも空回り。元アイドル。自分の夢が諦めたが音楽は好き。夢を追う若者を応援したいと考えている。
- リリカ(川津明日香)…8LOOMと同じ、花巻エンターテインメント所属タレント。お天気キャスター。実は熱狂的な8LOOMY・ユリリン。8LOOMの動向を常にチェックしている。
- CHAYNEY(藤牧京介 髙塚大夢 木村柾哉 松田迅 田島将吾)…8LOOMと同期の売れっ子アイドルグループ。INIメンバーが演じる。
- 香坂すみれ(内田有紀)…CHAYNEYのマネージャー。"鉄眼鏡"の異名を持つ。CHAYNEYを無名から人気グループへ育てたやり手。8LOOMの曲を売るため、8LOOMのマネージャーも務める。
<<その他>>
- 仲町優里(木南晴夏)…あす花の姉。どん底だった妹を引き取り、フードワゴンを手伝わせるなどして面倒を見る。満男の浮気で寮にしばらく同居したことで8LOOMYとなる。なる推し。
- 池岡奈緒(志田彩良)…8LOOMが通う銭湯の娘。弾が気になる様子。弾があす花を思っていると気づき、あす花の目の前で弾に抱きついたがすぐフラれる。
9話のあらすじ
あす花(本田翼)との写真を撮られた弾(高橋文哉)は、悪いことをしてないと釈明会見を拒否。
社長(夏木マリ)は、8LOOMは弾を除いた6人で活動するよう言い渡し、あす花は寮母を辞め寮を出て行った。
3か月後。
いまだあす花を思い続けて一人寮にこもっていた弾のもとに、トリニティー(竹中直人)が訪ねてくる。
そして二人の味方だと言いつつも、8LOOMでいられるのはファンが全力で支えてくれているから。
「愛一筋に生きるなんてそう簡単に割り切れない。」と諭す。
さらに弾にとって「音楽は命」だと、本人も気づいていない核心を突いて去っていくのだった。
一方。
弾以外のメンバーが頑張ったおかげでライブチケットの売上は上々。一時3割減っていたファンクラブ会員も、前の数に回復してきていた。
弾は、ライブの目玉になるはずの新曲も出来上がらず。
事務所から、このまま出来上がらなければ、曲を外注すると告げられる。
ネット上では、騒動後謝罪することなく姿も現さない弾に対して、いまだ非難の声が絶えない。
たまらなくなった弾が、人目を避けるようにして外出した先で、世間の声と違い商店街の人たちが今でもずっと応援し続けてくれていることを知る。
そんな商店街の人たちの思いを受け止めるためにも、今年も祭りに参加することをみんなに提案する弾。
なるがあす花に寮から出て行って欲しいと言ったことで、わだかまりが残っていた弾とは、3ヶ月経ってもギクシャクしたまま。
そんなギクシャクしたまま、商店街の祭りに参加することに。
祭りには、弾も加わり着ぐるみを着て「Come,Again」を披露。
着ぐるみを着た状態ではあったが、久しぶりに人前でパフォーマンスをした弾は、笑顔になっていた。
大喜びする商店街の人たち。
7人揃った8LOOMのパフォーマンスを見た奈緒(志田彩良)は、有起哉(綱啓永)に何か言いかけてやめた。
寮に戻り、商店街の人たちの温かさに感謝する8LOOM。
だが、離れて行った人もいることを忘れてはいけないと水を差すなる。
今は8LOOMを最優先で全力を尽くさないといけない時期。
なのに、栄治(八村倫太郎)は大学院進学をするかどうか揺れており、宝(山下幸輝)と竜星(森愁斗)にもなにやら秘密を抱えている様子。巧(NOA)もどこかうつろげ。
みんなどこか無理をしているのだった。
いまだあす花への思いを引きずる弾は、あす花の姉・優里(木南晴夏)と偶然再会。
あす花は今、池谷(前田公輝)が働いているフリースクールに転職し、寮母と教師の両立。新しい夢と向き合ってると知らされ、弾自身も次へ向かっていい。と聞かされる。
何も言わずに去ったと思っていたあす花だったが、ICレコーダーに別れのメッセージを残していったことも聞かされる弾。
あす花に託されたメッセージ入りのICレコーダーを、なるがずっと隠していたことを知る。
寮に戻ってなるを責める弾。
なるはあす花のもとへ行ってしまうことを危惧し、ずっと隠していたのだと言うなる。
なるは、オーディションで出会った時から弾を尊敬していて、弾の曲と弾が好きだから幸せになって欲しいと思っていた。
が、8LOOMを守りたい一心でやり方を間違えたと謝る。
巧は、商店街長からあす花の連絡先を聞いており、新しい職場の住所を書いた紙を弾に渡す。
あす花のもとへ駆け付けようする弾に、香坂(内田有紀)が「きっと彼女は喜ばない。」と8LOOMのことを思って去ったあす花の思いを伝える。
しかし弾は、そんな声を無視して駆け出して行った。
フリースクールの前で、あす花のメッセージを聞く弾。
弾に感謝し、弾がこれから作るであろう新曲に期待しているあす花。
さらに8LOOMのみんなと一緒に入れたことで、自分も新しい夢に向かっていけることに感謝するメッセージだった。
雨が降ってきて、子供たちと池谷と一緒にフリースクールに帰ってくるあす花が見えたが、弾はあす花に声をかけることなく去っていった。
一方。寮では、残った8LOOMメンバーが本音を語り合っていた。
- なる…PV撮影の監督をしたことで映像編集をより学びたいと思うようになる。
- 栄治…大学院進学の夢と、これまでの勉強を社会で試してみたくなる。
- 宝と竜星…ダンス動画を見た海外アーティストからスカウトを受けた。
- 巧…正体を隠して曲を発表していたが、自分の名前を出して曲を出したい。
8LOOMに全力なのは自分だけなのかと寂しがる有起哉に、帰ってきた弾が割って入る。
みんな8LOOMに全力で頑張っているうち、他に大事なことが出来て戸惑っていると指摘。
そして自分の恋愛報道のせいで、みんなに本音を言わせないでいたことを謝る。
宝たちも、弾も曲を外注すると言われ苦しんでいたのに、自分たちが守れなかったことを謝る。
弾は、自分が曲を作って歌い続けられること。みんながそばにいてくれることを当たり前だと思って、甘えていたと反省。
それぞれ夢がありつつも、必死に離れまいとする8LOOM。
しかし弾は「俺は、みんなが100全力で幸せじゃないと嫌だ!8LOOMのせいでみんながやりたいこと諦めて欲しくない。」「8LOOMがみんなを縛るものにはなって欲しくない。」と言う。
有起哉が「やれること一個しかねえじゃん。」と言い、弾が結論を言った。
「俺たち、解散しよう。」
…というお話でした。
なる、疑ってごめんなさい!
前回・8話の感想で、あす花と弾の写真撮ったのなるかも?と書きました。
オーディションから弾を見てきたなるなら、憧れが憎しみに変わるのもありえるんじゃないか。と。
確かに、オーディションからずっと弾の曲と弾に憧れてきて弾がいないと!となるが思ってきたのは事実。
今回、やり方が間違ったとか匂わすようなことは言ってましたが、写真を流すことまではしてないみたいです。
商店街のお祭りで8LOOMが着ぐるみダンスを披露したあとに、奈緒ちゃんが有起哉に何か言おうとしてたので、奈緒ちゃんがやったと思います。
なる、疑ってごめんなさい!!
奈緒ちゃん今さらなぜ?
奈緒ちゃんなら、8LOOMがPV撮影に行くことも知ってたし、バイクにも乗れるので移動も可能。
PV撮影の日、あす花の下手な運転でノロノロ移動していたのも知ってるはず。
奈緒ちゃんもなんで今さらそんなことしたんでしょうか?
前に弾にフラれた時は、何もしなかったのに。
あの時に寮の前にケーキを投げつけられたり、花壇を壊されたりしたことの方が、奈緒ちゃんの仕業だと思いましたよ。
でも、あの時やったのは元メンバーの良介だった。
前から弾の気持ちは知っていたはずの奈緒ちゃん。
弾とあす花がいい感じになってきたのを、有起哉から律義に知らされたのが良くなかったのかな?
まぁ、聞くのと実際見るのとでは、嫉妬の膨らみ方は違いますから。
実際に手を取り合ってるのを見たのはまずかったな。
また勝手に妄想してます。
あす花の新しい夢
あす花の新しい職場は、池谷が勤めるフリースクール。
寮母と教師の両立ってスゴイです。
教師に戻れたってことは、もうトラウマは乗り越えられたってことでしょうか?
小さな子供たちの方が愛情を求める度合いが高そうだし、まだ具体的に進学の話にはならないだろうし、世話好きなあす花に合ってると思います。
いい夢だと思います。
あと、池谷先生が弾に傘をさしかけていましたが、あす花がお願いしたと思います。
弾に気付いてましたし。
その上で会わずにいたんだから、弾も察したのかもしれない。
次に進むあす花。
まだしつこくあす花を思い続けていた弾。
あす花は、恋人じゃなく教師として弾を先に進ませようとしたのでしょう…。
8LOOMの成長が見れて面白かった
やっぱり、本田翼さんのあす花が主人公より、弾たち8LOOMを中心の話の方が面白い!!
あす花の登場を抑えて、弾たち8LOOMの成長に焦点を合わせた9話。
面白かったです。
ここ何話か、恋愛モードに偏ってましたから。
9話は、久々に本気の8LOOMが見れて面白かったです。
最後のみんなの話し合い。もらい泣きしました。
みんな本気で、みんな8LOOMが大好きで。
それで見つかった別の夢。
次回は最終回。
どんな道を歩いて行くのか?
ファンは弾が8LOOMを終わらせたって誹謗中傷するんだろうな。
崖っぷちアイドルの成長物語。
最後まで見届けようと思います!!
以上、『君の花になる』9話のあらすじとネタバレ感想でした。