毎週月曜夜9時からフジテレビ系列で放送中の月9ドラマ『イチケイのカラス』。
4月26日に第4話が放送されました。
おもな登場人物
- 入間みちお:竹野内豊さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の裁判官。職権発動で周りを振り回しつつも、傍聴マニアから人気がある。弁護士だった頃の裁判で、日高と因縁がある様子。
- 坂間千鶴:黒木華さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)に赴任してきた特例判事補。赤字続きのイチケイを立て直すためにやってきた。入間の時間をかけた裁判のやり方を改善して欲しいと思っている。
- 石倉文太:新田真剣佑さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。元傍聴マニアで、みちおファン。一番いい席で裁判が見れる書記官を天職だと思っている。人との距離を縮めて壁をつくらないようにするのがポリシー。
- 浜谷澪:桜井ユキさん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の書記官。子持ちでみちおのせいで帰るのが遅くなることにイライラしながらも、慣れてしまっている。
- 一ノ瀬糸子:水谷果穂さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の新人事務官。みちおを顔はいいのに残念だと思っている。
- 川添博司:中村梅雀さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の主任書記官。
- 駒沢義男:小日向文世さん…東京地裁第3支部第1刑事部(イチケイ)の部長裁判官。12年前にある裁判で弁護士を辞めようとしていたみちおを裁判官にスカウトした。
- 日高亜紀:草刈民代さん…最高裁事務総局判事。坂間の司法修習生時代の教官で、イチケイの赤字状態を立て直すよう坂間に期待をかける。
- 城島怜治:升毅さん…主任検事。駒沢の同期でライバル。
- 井出伊織:山崎育三郎さん…城島の後輩検事。
第4話のあらすじ
裁判官官舎に、坂間の妹・絵真(馬場ふみかさん)がやって来た。
ネパールの魔除けだという土産物を持参してきた絵真は、自分が偉大な発見をしている間に日本にいた彼氏が浮気。別れてやったと地団駄踏みながら怒りを表す。
絵真は休暇の予定が空いたからとしばらく坂間の官舎に滞在し、坂間に彼氏になるような男性を紹介するつもりだ。
絵真がバタバタした音が下の階に響き、ゴキブリが出たと勘違いした入間がやって来て島根のふるさと納税でもらった魔除けを持ってきた。
同じような魔除けを持ってきたことで意気投合する入間と絵真。遺跡を発見した経緯を熱く語る絵真の話に興味津々の入間。
二人がうるさくて坂間に叱られる二人。話は坂間がどんな裁判官か?という話題へ。入間は坂間が裁判長を務める裁判を傍聴するようすすめた。
翌日。
美人局行為による詐欺罪の女性(永野芽郁さん)、窃盗罪を繰り返す男性(遠藤憲一さん)、銃刀法違反の罪の女性(広瀬アリスさん)と、淡々と裁判をこなしていく坂間の様子に驚く絵真。
絵真から、"入間みちおを見守る会"の傍聴マニア(空気階段)から、『ベルトコンベアー裁判官』とあだ名が付けられたと聞かされた坂間。気にせんと言いつつ、ツイッターで必死に反論したりして、思いっきり気にしていた。
そんな時、駒沢から合議制で扱いたい案件があると告げられた。
被告人は望月博人(田中偉登さん)17歳。少年事件だ。
望月は東京ドリームランド遊園地の売上金5000万円を盗み逃亡。追いかけてきた警察官の目の前でビルに駆け上がり、盗んだ金を非常階段からばらまいた。
バラまかれたお金は半分以上が紛失。通行人が持ち去ったと見られ、正確な被害額は分からない。
少年の刑事事件が初めてだという坂間に、裁判長を担当するよう提案する入間。入間の提案を疑い、一瞬警戒した坂間だったが裁判長を引き受けた。
第1回公判。
被告人の望月は、取り調べ段階から黙秘を続けており、裁判所でも黙秘を貫き何もしゃべらない。
弁護人の辰巳(夙川アトムさん)に対しても何も話さず。国選弁護人でたまたまこの案件を引き受けただけと見られ、被告と何も話し合っていなかった。
検察は望月の経緯を話し出す。
望月は半年前に高校中退。そのご東京ドリームランドでアルバイトスタッフとして働いていた。
売上金回収の日程が一か月に一度。大金が金庫に保管されていると知り、強奪する計画を立てた。
犯行時覆面をかぶり、現金輸送の警備員にスタンガンを押し当て5000万円を強奪。犯行から3時間後、赤羽駅前の繁華街で警官に発見され、ビルの非常階段からお金をバラまいた。
とのことだった。
事件の経緯について話されても、言い訳も何も話さない被告人・望月。
困った坂間の気持ちを見抜いて入間が口をはさみ、坂間のプロフィールを話し出した。
坂間が思ってるであろうことを推測してイジって笑いを取り、さらに被告人の気持ちも代弁して場を和ませた。
するとずっと黙っていた被告人・望月の口が緩み笑顔になったのだった。
公判後。検察、弁護人もいる前で、激怒して入間に迫る坂間。
入間が、笑顔が見れてよかったのでは?と返すと、石倉と浜谷が少年らしいと同意。
駒沢が少年事件の場合は、家庭・学校・交友関係などに問題があることが多いとし、より周辺調査に力を注ぐ必要があると言うと、検察が望月が8歳の頃から児童養護施設で育っていることを話した。
入間の提案で望月が育った児童養護施設『ひかりホーム』を訪問。
そこで望月と9年前の同じ日に入所した滝本陸(細田佳央太さん)、吉沢未希(ついひじ杏奈さん)は、3人できょうだいになろうと誓い合った仲。
陸は「あんなバカなことやって。関わりたくない。」と突き放した言葉を言う。
なぜやったのか?と入間が聞くと「金が欲しかった。それだけだろ。」と冷たく返すのだった。
坂間が。望月が高校を辞めた理由について聞き、坂間が未希が弾いていたピアノが関係しているのでは?と推測。未希は左手を使っていなかった。
第2回公判が始まった。
坂間が陸と未希とのきょうだいのような関係を指摘すると、表情が変わる望月。
吉沢未希にはピアノの才能があり、努力を重ねピアノコンクールで何度も優勝。有名音楽校からも誘いが来ていた。
しかし1年前、東京ドリームランドのジェットコースターの故障で、数名の来場者を巻き込んだ事故が起き、そのコースターに乗っていたのが望月と未希。
未希の左手は、尺骨神経損傷により麻痺が残り、ピアニストになる夢を諦めた。
その事故の日は未希の誕生日で、怖がっていた彼女をジェットコースターに乗るようすすめたのは望月だった。
事故を起こした東京ドリームランドと社長は、業務上過失致傷罪で起訴されたが、不慮の事故として無罪判決が下った。
坂間が「逆恨みからお金を強奪しようと考えたのですか?」と質問。しかしその時弁護人の辰巳が寝ていた。
坂間が起こして「国選弁護人として数をこなす一案件かもしれません。しかし被告人のこれからの人生が懸かってるんです。」と一喝。
望月が「くそだ。法律なんてくそだ。」と、やっとしゃべった。
入間が「やっと君の声が聞けた。」と微笑みかけた。そして坂間に向かって被告人に対してまだ「なぜ」がたくさん残っている今の段階で判決が下せるのか?と言う。
坂間はありとあらゆる判例を思い出し、判決を考えたがどれも当てはまるのか分からない。
入間が「必要なんじゃないですか?裁判所主導の捜査。」と追いこみ、駒沢も同意。
すると検察の井出も「必要だと考えます。完全黙秘の理由が気になってたんです。」と
言い出した。
追い込まれた坂間は「職権を発動します。裁判所主導で改めて捜査を行います。」と言ったのだった。
検察、弁護人を巻き込んで、犯行からお金をバラまくまでの空白の3時間の望月の行動を操作することに。
周辺の防犯カメラをくまなくチェックすることである事実を発見。
犯行動機、完全黙秘の理由が明らかになっていくーーーー!!!
坂間は初の少年事件でどんな判決を下すのか?
被告人の事を一番に考えた判決とはどんなものなのかーーーー??!!!
…というお話でした。
ゲストが豪華!
ドラマの冒頭で、まるで流れ作業のように裁判をこなしていく坂間。
さすが赤字状態を立て直すために赴任してきた裁判官!って感じでスゴイなと思ってたら、被告人役の役者さんが次々出てきてビックリしました。
まずは美人局の詐欺罪で来た女性役で永野芽郁さん。窃盗を繰り返す男性役で遠藤憲一さん。銃刀法違反の罪の女性は広瀬アリスさん。
ドラマの初めの方でボーっと見てたら次々と主役級が出てきてビックリ!!
5月12日に後悔されるバカリズムさんが脚本担当した映画『地獄の花園』とのコラボだったらしいです。
2014年、バカリズムさん脚本で竹野内豊さんが主演していたドラマ『素敵な選TAXI』でのつながりで、今回のコラボとなったのだとか。
『素敵な選TAXI』ではバカリズムさんも喫茶店のマスターで出演していて、竹野内さんと親交があったから実現したコラボだそうです。
バカリズムさん自身は5月10日の放送で登場するそうですよ!
楽しみですね!
詳しくはこちら。↓
竹野内豊さん、バカリズムさんの親交が生んだコラボ!映画『地獄の花園』キャストが被告人に!| ニュース | イチケイのカラス - フジテレビ
今回の出演では、エンケンさんのとぼけた被告役が、厳しい裁判官・坂間にズバッと言い放たれていたのが面白かったです。
銃刀法違反の広瀬アリスさんも、無謀にも裁判官を脅そうとして一喝されてたし、短い時間で3人たタタタタっと笑わせてもらいました。
それとは別に、毎週傍聴マニア役で登場する芸人さんたちも面白いですし、このドラマは仕掛けがあって面白いですね!!
私は、初回のチョコプラさんが一番面白かったな!
2話のミルクボーイさんは棒読みでしたね。
鬼越さんはキャラが強くて気になったし、今回の空気階段さんはマニア感が出ててよかったです。
東京ドリームランドの名前が気になった
今回出てきた遊園地の名前の『東京ドリームランド』。
以前、奈良に『奈良ドリームランド』という遊園地があって、それを東京に変えただけのように聞こえました。今は閉園してる遊園地です。
架空の遊園地の名前が実在していた遊園地の名前が似すぎてるのも、それを連想させてしまってダメですね。
ずっと気になってしまいました。
職権発動してしまう坂間
入間のやり方が気に食わない坂間ですが、今回少年事件の裁判長を務めて、被告がずっと黙秘して謎が多かったので、真相を解明するために初『職権発動』してました!!
プライド高い坂間が、みんなに促されて「職権を発動します。」と悔しそうに言う姿は面白かったです。
なんだかんだで入間にだいぶ影響を受けてしまってますね!
その結果、判決に苦しむことになるけれど、ベルトコンベアー裁判官よりずっといい。
こうやって判決に悩んでもらわないと、被告として裁判を受ける身としては信用できないですよね。
人間らしい裁判官になっていく坂間さんはかわいいです。
板谷由夏さん演じる弁護士登場
板谷由夏さん演じる弁護士が、犯罪きっかけとなったジェットコースターの件を民事裁判起こしてくれるみたいで、今後が楽しみ!!
毎回の事件と並行してやっていってくれるのかな?
前川泰之さん演じる、お金のために働いて事故を起こした会社を弁護した弁護士とどう戦ってくれるんでしょう???
面白くなってきたぞ!!!
今回の事件はやっぱり起こしてはいけなかった。
もうちょっと冷静に考える必要があったと思う。
思いつめる前に相談できる大人がいたらなぁ…と思いました。
板谷さん演じる弁護士さんが少年たちを導いてくれたらいいけど。
4話で面白くなってきた
次回は坂間に片思いしている石倉の初恋相手が関わってくるようです。
4話では石倉、坂間、入間の三角関係になるかも?と匂わされていましたが、今後の恋の行方も気になります。
4話になって面白くなってきました!!!
以上、『イチケイのカラス』第4話を見た感想でした。