BSプレミアム『にっぽん縦断こころ旅』2022年秋。放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
11月7日~11月11日は岡山県の旅です。
- 1133日目、岡山県2日目は、備前市への旅
- 備前焼を見せてもらう
- お手紙の内容
- セミの抜け殻発見
- ランチで遊ぶ正平さん
- 片上鉄道
- 欄干のない橋を渡る
- 旧片上鉄道の車両、車輪を見る
- こころの風景
- 岡山県の旅でめぐる町
- 『こころ旅』の放送時間は?
- 再放送は?
前日、岡山県の旅1日目倉敷市の旅を見た感想はこちら。↓
岡山県・月曜朝版の感想はこちら。↓↓↓
1133日目、岡山県2日目は、備前市への旅
11月9日放送分岡山県2日目は、備前市の伊部(いんべ)駅の前でオープニングでした。
備前焼を見せてもらう
備前焼の焼き物が並ぶ道を歩いて登場した正平さん。
「備前焼、別名・伊部焼なんだって。」と言ってました。
そして、近くにあったお店で備前焼を見せてもらうことに。
正平さんは、茶褐色の備前焼を見て「俺持ってる!持ってる!備前焼って色がいいよな。」と言ってました。
釉薬を使わずに、自然ののぼり窯だけで焼いている。と説明を受けていました。
自然の色合いだそうです。
正平さんは、小さなおちょこ1個ずつ手に取ってじっくりと眺めていました。
が「違う!買い物に来たんじゃないんだ。」と我に返ってました。
この様子は、月曜朝版でも放送されていました。
「でもいいな。かわいいな!」と楽しんでましたよ!
「高いんだよな。俺これで今日のギャラ、一日分です。」とおちょこを見せていました。
おいくら?
小さいおちょこで4ケタでした。2750円?見えにくかったです。
皆笑ってましたが「いや、そんなもんなんですよ。でも。」と話を続ける正平さん。
別の小さなものをとって「これ値段が書いてない。タダだ。」と言って「時価かもしれない。」と笑われてました。
で、改めて「違うんだって。番組が。」と元に戻してました。
月曜朝版でも気になってましたが、結局見るだけで買わなかったんですね。
かなり気に入ってたみたいだから、買ったのかと思いました。
お店の別棟の建物の縁側で、お手紙を読ませてもらうことになりました。
お手紙の内容
今回のお手紙は、倉敷市の72歳女性から。
こころの風景は、備前市西片上・宇佐八幡宮の入口にある備前焼の大きな狛犬です。
備前市片上という小さな町で育ったお手紙の方。
耐火レンガの製造が盛んなまちでした。
炉として使われ、廃材となったレンガは、今ではガーデニングブームのおかげで、園芸ファンには重宝されているとのこと。
3歳の頃、命も危ないと言われるほどの大ケガをしたお手紙の方。
ご両親は、長く生きられないならせめて七五三の祝いだけはしてやりたいと、お父さんの給料よりもはるかに高価な着物をあつらえてくれたそう。
そして、病弱なお母さんに代わって毎日治療のために約2キロほど離れた町のお医者さんに連れて行ってくれたのは、10歳しか違わない叔母(お母さんの妹)。
叔母さんはいつも八幡様の手前までおぶってくれ、八幡様の手前で下ろす。
八幡様の境内で遊んでいた友達に子守をしているのを見られるのは恥ずかしく、そこからはお手紙の方を歩かせ、帰りも八幡様の前を過ぎてから、またお手紙の方をおぶって家に帰ってくれていたそう。
遊びたいのを我慢してお医者さんに連れて行ってくれた、当時中学1年生だった叔母には、感謝しかない。
おかげでいのちをつなぎ、八幡様でのお宮参りも済ませることが出来た。
お宮参りの時の記憶はないそうですが、大きな狛犬を見て「きょうてぇー(岡山弁でこわいの意)」と泣き叫び、写真を撮るのが大変だったとか。
あれから70年近く。今までに何度も大きな病気をしたが、色んな方に支えられ守られて生かされていることに感謝している。
お手紙の方にとって、姉のような母のような存在の叔母も、82歳になり、現在埼玉で一人暮らしをしているそう。
最近骨折をして家の中でも動きもままならず。気弱になっているとのこと。
もう片上に帰ってくることはないだろう叔母に、宇佐八幡宮の大きな狛犬を見せてあげたい。
…という手紙でした。
セミの抜け殻発見
お手紙を読んだ直後に、木にくっついていたセミの抜け殻を発見した正平さん。
カメラマンさんのオクダさんに「いつもいるやつよりデカいよ。クマゼミかな?」と聞いていました。
オクダさんがアップして映してくれていましたが、確かに大きい!!
お店の方が「よろしかったらどうぞ。」と言われ、もらってました。
抜け殻の背中には、中身が出て行ったと思われる大きな穴が開いてました。
正平さんは胸に、ブローチのように抜け殻をくっつけ、「備前焼よりええな!」と得意げ!
お店の方が「今度似たようなものを作る。」とおっしゃると、笑って「作って!」とリクエストしてました。
みんな大笑いでした。
お店の方に見送られながら出発。
約4kmのルートで『宇佐八幡宮』を目指します。
今回のルートは短いですね!
伊部駅からスタートし、線路沿いを走り、川沿いの道を走っていると、ガマの穂を発見。
群生して大群でユラユラと揺れていました。
正平さんが「何回も言うけど、つくねなんです。これ。」と言い、「だんだん秋の旅っぽくなってきましたね。」と返すスタッフさん。
ガマの穂って初めて見ます。
もしかして目に入ってても、無視してるのかも。
水辺にいる水草だそうです。
潰すと爆発するとか。
猫じゃらしくらいしか知らないな~~。
ランチで遊ぶ正平さん
西片上駅に近くなり、お昼ごはんを食べることに。
本日のお昼は、荒木旅館さんで。
旅館で出迎えてくださった女性に「旧山陽道で、昔の旅人とかそれからお大名行列もみんな通って行ったところ。たのもーっといって入って来られたところでございます。」と教えてもらっていました。
玄関先には、「田牛」と書かれた大きな呼び鈴がありました。
田に牛、田のモーで”たのもー!”らしいです。
笑かしかな??
呼び鈴鳴らして「たのもー!」と言う。
「なるほど!」と言う正平さんに「太秦時代を思いだして。」と笑う女将さん。
やり取りが面白かったです。
正平さん出演の時代劇、見てらっしゃったのかな??
正平さんたちは、お昼ごはんをいただく「南天」というお部屋に通されました。
とーっても上品なお部屋。
まず、子持ちのアユの塩焼きが出てきて、「アユが美味しいわ!」と絶賛する正平さん。
おとなしく食べているのかと思ったら、フルーツの皿に盛ってあったマスカットを1粒茶わん蒸しの中へ。
茶わん蒸しを食べ「ほんまもんのギンナン出てきた。」と言って、ギンナンを見せながらお口にパクっ。
そして次にマスカットを見せ「これニセモノのギンナンです。」と言ってパクリ。
「どこに置いてたんですか?」スタッフさんは笑ってました。
正平さんの前の固定カメラはしっかり茶わん蒸しにマスカットを入れている様子を映してましたよ!!
もー。今回はお上品なランチだなと思ってのに、どうしても悪さをしないと気が済まないみたいです。
緊張する場面で、こうやってほぐしていたのかな??
笑わせてもらいました!!
…とここまでが『朝版』です。
片上鉄道
『とうちゃこ版』では、『朝版』では、読まれていなかったお手紙の部分が読まれていました。
片上の町へ行く交通手段は片上鉄道。
この鉄道は、柵原鉱山で採れる硫化鉄鉱を片上港まで運ぶために1923年に開通。
住民を乗せるための車両もついていたそう。
1991年に廃線となり、線路跡は片鉄ロマン街道というサイクリングロードになっているそう。
当時の車両も残されているそうなので、昭和の雰囲気を感じながら片上まで来て下さい。
とお手紙に書かれていました。
そして、目的地では、おばさんの名前を呼び「八幡様の狛犬だよ!」と呼びかけて欲しい。とのことでした。
かわいいお手紙ですね!!
目的地を地図で確認すると、西片上駅のすぐ近くに海があって、片上港があることが分かりました。
備前焼のお店の方にお見送りを受けていた正平さんが「いいものが手に入った。」って言ってました。
それはセミの抜け殻?備前焼の何かを買った??
気になる!
まぁ、セミの抜け殻の方だろうな~~。
欄干のない橋を渡る
『朝版』でも放送されていた、川沿いの道。
『とうちゃこ版』では、途中で小さな欄干のないコンクリートの橋を渡っていました。
それが結構細い橋!!
正平さんは、チャリオを降りて恐々通っていました。
やっぱり、高いとこと橋は怖いんですね、正平さん。
旧片上鉄道の車両、車輪を見る
次に、大きな道路に出て走っていると、道沿いに旧片上鉄道の車両が置かれてありました。
特に何か説明するものもなく、置かれていました。
正平さんは「ボコボコやな。」と正直な感想をひとつ。
赤い貨物列車で、サビもあって古かったです。
こうやって大事に保存してるんですね!
鉄道があったという記憶を残そうとしてる。
貨物列車が置かれていた場所は駐車場みたいな広い場所で、車両の他に何もなく、駐車場越しに海が見え、正平さんは「スゴイ入り江だね。」と言ってました。
片上湾です。
住宅のあいだの道を通っていくと、次は、片上鉄道のゼロ起点と書かれた看板と、車輪が道路沿いに展示されていました。
看板には、鉄道の沿線図も書かれていて、当時の鉄道の様子を伝えてくれていました。
ゼロ起点は、かつての片上駅構内にあり、33.8kmの営業路線の起点だった。と説明されていました。
片上鉄道が存在した証として、移転してこの道路沿いに置かれているとのこと。
別の場所に置かれていた車両が現役で走っていた姿の写真は、その看板の裏側にありました。
写真は橋の上を走っていて、カッコいい姿をしていました。
止まってたたずんでる電車もカッコいいけど、やっぱり電車は走ってるのがカッコいいですね!
次に、お手紙でも書かれていた、鉄道跡のサイクリングロードに入りました。
正平さんは「鉄道跡がサイクリングロードになってるのは、あちこちにあります。」と言いながらゆっくりと走ります。
私も、『こころ旅』のおかけで、全国にそういうサイクリングロードがたくさんあることを知りました。
自分としては知っている道ではなくても、感慨深い気持ちになります。
『こころ旅』を見て、廃線跡がどんな感じなのか、わかるようになってきました。
こころの風景
途中で、片上鉄道跡と書かれた看板が見つかり、右折。
住宅のあいだの道を通っていると、左側に宇佐八幡がありました。
鳥居の両側に、備前焼の赤茶色した大きな狛犬がいました。
宇佐八幡にとうちゃこ。
確かに、お手紙に書かれてあった通り本当に大きな狛犬!
正平さんは「これだ。狛犬、備前焼。」と言って、急に出てきて目的地に驚いていました。
そして鳥居の奥に、本殿に行く高い階段がありました。
正平さんは歩いて境内に入り、「この階段覚えてるか?」とお手紙の方の叔母さんに話しかけます。
叔母さんの友達が遊んでいたのは、この階段の下だったんだろうと推測。
正平さんは、最初階段をのぼる気はなさそうでした。
が、突然遠くから大きな警笛が聞こえてきて、急に「上から見てみたい気もするんだよな。なんか挑戦的な階段やからな。」と、監督さんのリクエストもなく、自ら階段を上っていきました。
笑うスタッフさん。
ガシガシ上っていく正平さん。
本殿まであがりました。
そして上から振り返って狛犬を見ると、立派に鎮座しているように見えました。
そして階段を下りてきて、匂いで境内にキンモクセイが咲いているのを発見。
スタッフさんが「秋、キンモクセイの匂いを嗅ぐと嬉しくなります。」と言ってました。
正平さんも「いいにおいだよね。」と返してました。
秋ですね!
私も最近、近所を歩いている時にキンモクセイの匂いを嗅ぎました。
でも、どこからそのにおいがするのか、今のところに10年近く住んでるのに、未だにわかりません。
正平さんは狛犬の近くの短い階段に座り、お手紙を読みました。
お手紙を読み終わった正平さんは「きょうてぇー、かわいいよ。」と狛犬をかわいいと言ってました。
そして、お昼をたべたところで片上港に昔は北前船も来ていた。と教えてもらったと話していました。
ものすごく歴史のある古い町なんですね!!!
片上鉄道跡、古い旅館、宇佐八幡宮と、素敵な街を見せてもらいました。
備前焼の狛犬、大きくてビックリしました。
岡山県2日目。
楽しい旅を見せてもらいました。
岡山県の旅でめぐる町
岡山県の旅でめぐる町は、NHKのホームページの番組表によると…
- 11月8日…倉敷市
- 11月9日…備前市
- 11月10日…瀬戸内市
- 11月11日…岡山市
の放送予定です。
次は、瀬戸内市への旅です。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間は、これまでの旅のリクエスト版。クラシックの放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。