2023年2月6日月曜夜10時からフジ・関西テレビ系列で、ドラマ『罠の戦争』4話が放送されました。
前回、3話のネタバレ感想はこちら。↓↓
おもな登場人物
- 鷲津 亨(草彅剛)…犬飼孝介事務所・第一秘書から政策秘書になる。昔、唯一手を差し伸べてくれた犬飼孝介に恩を感じ、秘書として20年以上尽くしてきた。が、泰生の事件をもみ消すよう犬飼に頼まれ、さらに犬飼の息子·俊介が地元建設会社から金を受け取っていることまでなすりつけられたことで強い者たちへの復讐をすることを決意。泰生を突き落とした犯人もさがす。蛍原と蛯沢に協力を求め動き出す。
- 鷲津 可南子(井川遥)…亨の妻。犬飼への復讐を享と共にやると決意。
- 鷲津泰生(白鳥晴都)…亨の息子。何者かに歩道橋から突き落とされ意識不明状態。
<犬飼孝介衆議院議員事務所>
- 犬飼孝介(本田博太郎)…内閣府特命担当大臣。女性蔑視発言をして問題となる。息子·俊介が地元建設会社から金を受け取っているのを享に押し付け、泰生の事件ももみ消すよう命じた。3話で亨に文科副大臣時代の収賄を暴露され大臣を辞任させられた上、心筋梗塞で倒れ長期療養中。次の選挙に俊介を出したいと思っている。
- 犬飼俊介(玉城裕規)…犬飼の息子。政策秘書官。地元建設会社から金を受け取っている。カッとなりやすい性格。女性に対する暴力で被害届を出される。父の地盤を引き継ぐ予定が、亨が継ぐと聞き阻止しようと亨の悪い噂を流す。
- 蛯沢眞人(杉野遥亮)…犬飼事務所・秘書見習い。政治資金パーティー会場で犬飼を襲おうとしているのを享に見抜かれ、秘書職に誘われる。植物学の研究をしていた。亨の表情の変化に怖さを感じつつも、復讐に協力することに。
- 蛍原梨恵(小野花梨)…犬飼事務所・私設秘書。人をサポートする秘書職を気に入っていたが、虻川のパワハラに屈し辞職しようとしたところを享に救われ、亨の復讐に協力することに。
- 貝沼永太(坂口涼太郎)…犬飼事務所・第二秘書。虻川の指示で地元建設会社の社長と亨が親しげに見える写真を撮る。虻川が失脚後、鷲津側へ。
- 虻川勝次(田口浩正)…犬飼事務所・政策秘書。政治資金パーティーで、俊介に金を渡した会社社長と亨の握手写真を貝沼に撮らせ、亨を脅す道具に使う。また、蛍原へのセクハラパワハラ行為を日常的に行う。2話で亨の罠にかかり失脚。
<民政党議員>
- 竜崎 始(高橋克典)…内閣総理大臣。
- 鷹野聡史(小澤征悦)…衆議院議員。亨の昔からの友人。情報を享に流してくれる。
- 猫田正和(飯田基祐)…衆議院議員。総理政務秘書官。
- 鶴巻憲一(岸部一徳)…民政党幹事長。民政党ナンバー2。竜崎を総理にしたのは自分だと思っている。犬飼が頭が上がらない相手。
- 鴨井ゆう子(片平なぎさ)…厚生労働大臣。セクハラパワハラを許さないと公言。
<その他>
- 熊谷由貴(宮澤エマ)…『週刊新時代』の記者。
4話のあらすじ
鷹野(小澤征悦)から、犬飼の地盤を引き継いで選挙に出ろ。といわれた亨(草彅剛)は、民政党の幹事長・鶴巻(岸部一徳)からも正式に打診される。
選挙に出るには、犬飼の息子・俊介に地盤を継いでもらいたいと考えている犬飼の後援会会長・鰐淵(六平直政)を翻意させ、味方にしなければいけない。
犬飼と鰐淵との関係は強固なもので、簡単にいかないことは想像が出来た。
亨は返事を保留。妻の可南子(井川遥)も反対する。
亨は、運転手の牛尾(矢柴俊博)から得た情報から、息子の泰生(白鳥晴都)の事件のもみ消しを依頼したのは鰐淵だと考えていた。
選挙を口実にして鰐淵に近づき事件の真相を探ると可南子に宣言。
さっそく鰐淵に会いに行った亨だが、俊介に亨の悪いうわさを吹き込まれていた鰐淵に追い返されてしまう。
俊介は、犬飼の地元の後援者たちにも亨の悪口をくまなく言って回り、息子の事故で同情を買って選挙に出ようとしている。という動画まで流すありさま。
亨は、蛍原(小野花梨)に鰐淵の弱みを掴むため、資料を集めるよう依頼。
俊介は、第二秘書の貝沼(坂口涼太郎)を通じて事務所にも亨の悪いうわさを流す。貝沼は大臣の病気に付け込んで地盤奪うみたい。と嫌悪感を示す。
眞人(杉野遥亮)は、「弱いもんの闘いなんて言いながら、実は権力が欲しいだけの人だったら。」と、犬飼引退を追い込む以上をやろうとしている亨に怖さを感じる。
が、パワハラから救ってくれた亨を信じている蛍原は、泰生の事件が解決していない。と言い、俊介の噂を信じなかった。
そこへ亨が事務所に戻って来て、選挙を口実に泰生の事件について聞こうと鰐淵に近づいたと二人に説明。
水産会社を経営し多数のビルを保有。県連の役員で党にも顔が利く実力者。蛍原が集めた鰐淵の情報だ。
弱みを握って情報を聞き出すと言う亨に、即座に協力すると申し出る蛍原。
眞人と一緒に鰐淵の行動を監視。鰐淵は銀行回りをしていた。
一方。
可南子は、鰐淵家を訪問していた。
鰐淵の母・かよ(白川和子)が履物もはかずに出て行こうとするのを、鰐淵の妻・美恵子(滝沢涼子)が額に傷を負いながら追いかけてきたところに遭遇。
可南子は、家に帰ると言うかよに優しく話しかけて家に戻るように誘導した。
祖母が認知症だったから大変さが分かると、美恵子に寄り添う可南子。
可南子は、かよに市の介護サービスを受けてもらえるよう手配。美恵子には自宅に来てもらった。
亨も帰ってきて、夫婦で美恵子から話を聞くと、鰐淵は母の認知を世間から隠すため、市の介護サービスを一切受けようとせず、美恵子に母の世話を任せているとのこと。
美恵子は話を聞いてくれない夫に腹を立て、離婚届を置いて家を出ていた。
一人で母の面倒を見ている時に、亨が来て話をしている途中で母がいなくなってしまう。
一緒に捜すという亨の申し出を断る鰐淵だったが、「会長のためじゃない。お母さんのため。」と言う亨に、服装の特徴を伝える。
亨は可南子に連絡し、美恵子からかよがよく行っていた場所を聞き出す。
さらに蛍原と眞人にも来てもらい、みんなでかよを捜し、亨が川に入っていくかよを見つけた。
スーツが濡れるのをいとわず川に入り、かよを誘導する亨。
無事だった母を見て鰐淵は号泣。蛍原と眞人が、かよを念のため病院に連れて行った。
亨は、弱みを握ろうとしていたことを正直に鰐淵に話し始める。
泰生が転落したことを事故として処理しろと犬飼に指示されたことを明かす。
最初は鰐淵だと思っていたが、鷹野から得た警察の情報で、捜査を打ち切らせ隠ぺいを依頼した人物は、国会議員だとわかったことも正直に話した。
そして「相手は大きな力を持っています。それでも諦めたくない。だから永田町に相手の懐に飛び込みたい。力が欲しいんです。俺も大きな権力に抗えるだけの力を。だから手を貸してください。」と頭を下げた。
亨の言葉に心打たれた鰐淵は、以前良くしてもらった犬飼とその息子を信じてしまっていたことを謝り、協力をすると言う。
会社が経営難でお金は出せないが人脈はある。人を紹介すると約束してくれた。
後日。
鶴巻幹事長を囲む会に、亨と可南子も出席することになった。
そこで初めて鴨井大臣(片平なぎさ)と対面した可南子。以前配慮してくれたお礼を言った。
幹事長が到着すると、突然「だまされないでください!」と言う俊介が現れた。
党の公認を受けた亨への恨み言を大声で言って騒ぎ、鶴巻は「犬飼君のとんだばか息子を。こんな醜態晒して代議士になれると思うのかね?」と突き放す。
暴れて押さえつけられた俊介をかばったのは、可南子だった。
「嫌なんです。自分たちが踏みつけられるのも。目の前でほかの誰かが踏みつけられるのも。」
俊介は力なく去っていった。
総選挙が公示された日。
蛍原は、衝撃の事実を知り呆然とするのだったーーーー。
…という話でした。
鷹野にコントロールされてない?
泰生の事件の隠ぺいを依頼したのは、永田町の人間。
そう亨にささやいたのは鷹野です。
これ本当かな?
立候補を迷ってる亨の背中を押すために、鷹野がついた嘘なんじゃないですか?
そう言えば、誰が犯人が確かめたいと永田町に乗り込もうとする亨の性格をよく知っての行動では?
鷹野は、犬飼のことを暴露して党のイメージを悪くした亨の行動に困っていましたし。
鷹野が敵か味方か分からなくなってきました。
泰生の事件解決に、ただ協力したいという気持ちではないと思います。
鷹野さんの行動、注意深く見守っていきますよ~~!!
そんなすぐ介護サービス受けられる?
鰐淵のお母さんに、介護サービスを受けられるようにした。と可南子が言ってたけど、そんなすぐ介護って受けられる?
その日に受けられたようだけど。
緊急に受け入れてくれるところでもあるのかな?
気になりました。
蛍原さんが心配
パワハラから救ってくれた亨を妄信して、協力し続けてくれている蛍原さん。
4話では、亨を貶める動画を流す俊介を呼び出して追い込もうとしてました。
でも逆に腕をつかまれて車に押し込もうとされ、眞人に助けてもらって事なきを得る。
もう心配でならない!
と、4話の前半をハラハラしながら見ていました。
けど、その心配はもう4話で終わりそうです。
最後、蛍原の亨への絶大なる信頼が崩れる事実が分かりました。
虻川(田口浩正)が失脚する時に、蛍原さんは「自覚ないクズ」って虻川のことを言ってましたけど、自覚ないクズは亨も同じ。
どうするのかな?
秘書って、上司のこと信頼してないとできないですよね。
これから亨が立候補して動いて行くんでしょうけど、今まで通り蛍原さん動くのかな?
眞人の勘
眞人が亨を怖がる勘。当たってると思う。と3話の感想にも書きました。
今回は「弱いもんの闘いなんて言いながら、実は権力が欲しいだけの人だったら。」と言っていて、背筋がスーッと寒くなるようなことを言ってました。
気になっている蛍原があまりにも亨びいきだから、逆のことを言いたい。
ということもあるのかもしれませんが、毎回、眞人の言葉が重い!!
ドラマの展開を予告しているようです。
亨は恨みを買う立場になる
亨は犬飼が倒れた時も、鰐淵のお母さんがいなくなった時も、自分に対する相手の態度関係なしに、適切な行動がとれる人です。
それは優しさから来るのか。
何か狙いがあってやっているのか。
毎回亨を応援しながらも、よく分からない人かも。という気持ちがぬぐえません。
今回、俊介の望みも絶たれたわけだし、眞人のことだって…。
今度は亨が恨みを買う立場になっていることを自覚した方がいいですよね。
『振り返れば奴がいる』みたいに、何もかも手にした最後に刺されるんじゃないですか?
まずは、本当に国会議員になれるのかどうか。
次回以降も続けて見て行こうと思います。
以上、『罠の戦争』4話あらすじとネタバレ感想でした。