2023年3月27日月曜夜10時からフジ・関西テレビ系列で、ドラマ『罠の戦争』11話(最終話)が放送されました。
前回、10話のネタバレ感想はこちら。↓↓
おもな登場人物
- 鷲津 亨(草彅剛)…犬飼孝介事務所・第一秘書から政策秘書になる。昔、唯一手を差し伸べてくれた犬飼孝介に恩を感じ、秘書として20年以上尽くしてきた。が、泰生の事件をもみ消すよう犬飼に頼まれ、さらに犬飼の息子·俊介が地元建設会社から金を受け取っていることまでなすりつけられたことで強い者たちへの復讐をすることを決意。泰生を突き落とした犯人もさがす。蛍原と蛯沢に協力を求め動き出す。5話で犬飼の地盤を継ぎ当選。国会議員となり、泰生の事件を追い、鴨井ゆう子の息子・文哉が泰生を突き落とした犯人と知る。鴨井に幹事長を通じて隠ぺいをしたか?と追及したが、息子を切り捨てると一蹴された。が、可南子が文哉の話を辛抱強く聞き、母への本音を聞き出し自ら出頭させるに至る。鴨井が緊急会見を開き、事件の隠ぺいと息子の罪を認め謝罪。大臣と議員の職を辞すると発表。鶴巻から選挙違反を訴えられるのを逃れた。
- 鷲津 可南子(井川遥)…亨の妻。犬飼への復讐を享と共にやると決意。亨とは違い、泰生を突き落とした鴨井の息子・文哉の話をゆっくりと聞き、母・鴨井ゆう子への思いと出頭できなかった苦しみを吐きださせる。結果、鴨井を大臣と議員を時辞させることになってしまった。
- 鷲津泰生(白鳥晴都)…亨の息子。何者かに歩道橋から突き落とされ意識不明状態だった。8話で回復。変わってしまった亨を悲しんでいる。
- 蛯沢眞人(杉野遥亮)…犬飼事務所・秘書見習い。政治資金パーティー会場で犬飼を襲おうとしているのを享に見抜かれ、秘書職に誘われる。植物学の研究をしていた。亨の表情の変化に怖さを感じつつも、復讐に協力することに。国会議員となった亨が弱い人のために力を使うことに感動し、支えていくことに決めたが、亨も政治家として悪いことをしていることを知り、ショックを受ける。亨が上に行くためにだけ動く姿を見て怪文書をばらまく。
- 蛍原梨恵(小野花梨)…犬飼事務所・私設秘書。人をサポートする秘書職を気に入っていたが、虻川のパワハラに屈し辞職しようとしたところを享に救われ、亨の復讐に協力することに。眞人の兄の陳情を犬飼に報告しなかったのは亨だと知り、隠す。眞人に真実を言うかは、亨自身に任せる。
- 貝沼永太(坂口涼太郎)…犬飼事務所・第二秘書。虻川の指示で地元建設会社の社長と亨が親しげに見える写真を撮る。虻川が失脚後、鷲津側へ。亨が国会議員となってからは、亨の政策秘書としてかいがいしく働く。
- 虻川勝次(田口浩正)…犬飼事務所・政策秘書。政治資金パーティーで、俊介に金を渡した会社社長と亨の握手写真を貝沼に撮らせ、亨を脅す道具に使う。また、蛍原へのセクハラパワハラ行為を日常的に行う。2話で亨の罠にかかり失脚。9話で鶴巻の私設秘書になって現れる。
- 犬飼孝介(本田博太郎)…内閣府特命担当大臣。女性蔑視発言をして問題となる。息子·俊介が地元建設会社から金を受け取っているのを享に押し付け、泰生の事件ももみ消すよう命じた。3話で亨に文科副大臣時代の収賄を暴露され大臣を辞任させられた上、心筋梗塞で倒れ長期療養中。
- 犬飼俊介(玉城裕規)…犬飼の息子。政策秘書官。地元建設会社から金を受け取っている。カッとなりやすい性格。女性に対する暴力で被害届を出される。父の地盤を引き継ぐ予定が、亨が継ぐと聞き阻止しようと亨の悪い噂を流し幹事長に一喝され失脚。
<民政党議員>
- 竜崎 始(高橋克典)…内閣総理大臣。
- 鷹野聡史(小澤征悦)…衆議院議員。亨の昔からの友人。情報を享に流してくれる。
- 猫田正和(飯田基祐)…衆議院議員。総理政務秘書官。
- 鶴巻憲一(岸部一徳)…民政党幹事長。民政党ナンバー2。竜崎を総理にしたのは自分だと思っている。犬飼が頭が上がらない相手。国会議員となり泰生の事件をさぐる亨に「境界線を越えたら、その時は容赦しない。」と牽制。10話で竜崎に促され政界を引退したが政界に影響を残す。
- 鴨井ゆう子(片平なぎさ)…厚生労働大臣。セクハラパワハラを許さないと公言。泰生の事件の夜、幹事長室で夜通し話し込んでいたことが判明。亨の追及を受け息子の罪を認めた上で、告発されても構わないとはねつけた。が、8話で文哉の自分に対する本音を知り翻意。緊急記者会見を開き、息子の罪と隠ぺいを認め、大臣と議員の職を辞した。可南子とはつながりが続く。
<その他>
- 熊谷由貴(宮澤エマ)…『週刊新時代』の記者。亨の秘書時代から、特ダネと引き換えに亨が仕掛ける罠に協力してくれている。
- 鴨井文哉(味方良介)…鴨井厚労大臣の息子。普段は大人しく優しい性格だが、急に狂暴になる一面がある。7年前の高校生時代に学校で傷害事件を起こしが、既にホープとなっていた鴨井を守るため幹事長が事件をもみ消した。泰生を突き落とした犯人として逮捕されかけたが、またも警察から連絡を受けた幹事長によってもみ消される。今は無職でアパートにこもっている。泰生が目覚めたと知り謝罪に向かい、可南子に母・ゆう子への本音を引き出される。その後出頭。
眞人をクビに
「鷲津亨を許さない。」と言い放った眞人(杉野遥亮)に、亨(草彅剛)はクビを言い渡す。
新人秘書が議員の不正を訴えたところで潰されるのがオチ。
眞人の涙ながらの訴えは亨に届かなかったのです。
お兄さんの陳情を聞かなかった後ろめたさがあるはずなのに、眞人の気持ちに寄り添うこともなく切り捨てた亨。
この亨の態度!
動揺すらしない姿にビックリしました。
もう何も受け付けない妙な強さ。
ゾーッとしました。
蛍原と可南子の気持ちが痛い!
クビを言い渡され、さらに蛍原(小野花梨)もお兄さんの件を知ってて黙っていたことにショックを受けた眞人は、誰も信じられなくなる。
お兄さんが陳情をした当時は犬飼(本田博太郎)が倒れて、スケジュール調整に大変な時だったから。と説明し、怪文書まで出した眞人の方を責める蛍原。
眞人は、自分より亨をかばう蛍原に「秘書としてだけですか?鷲津さんのことが好きなんじゃないですか?」と核心を突くことまで言ってしまいます。
「言っていいことと悪いことがあるよ。」と眞人のことは諦めて眞人をそのまま帰らせた蛍原さん。
眞人に恨まれてまで亨に尽くしてきた蛍原さん。
なのに、竜崎総理(高橋克典)から、副大臣になってから鷹野(小澤征悦)が調子に乗ってさらに上を目指している。と吹き込まれた亨に、鷹野の弱みを調べるよう指示されます。
今まで一緒にがんばってきた鷹野も切ろうとする亨に、さすがにもう味方で居続けられなくなったのか、可南子(井川遥)に相談していました。
どちらも亨を支えてきた大事な女性たち。
権力を得て変わってしまった鷲津亨を憂いていました。
この二人の悲しみと嘆きは、見てて辛かったです。
蛍原さんなんて、本当によく尽くしてくれてたのに。見てて哀れに思うくらい。
どちらも、人のために頑張る亨が好きだったはずなのに。
見てて痛々しかったです。
蛍原さんはとうとう亨に「私がやるべき仕事だと思えない。」「私が支えたかった鷲津さんはもういません。」と鷹野の弱みを調べることを断りました。
そんな蛍原さんにもクビを言い渡す亨でした…。
もう最低過ぎて引きました。
眞人を切った時もショックでしたけど、蛍原さんに背を向けられてもなお強気な態度が消えないなんて!!
もう手に負えないな。
こりゃ。
鷹野の真意を知る
そして、亨を支えた女性と言えばもう1人。
宮澤エマさん演じる熊谷記者です。
蛍原さんから鷹野の弱みを調べてもらえなくなったので、鷹野の飲み仲間の熊谷さんに話を聞こうとする亨。
竜崎から、鷹野が調子に乗って上を目指して竜崎を脅そうとしてると聞かされ、鵜吞みにしている亨を、熊谷さんは呆れたように笑い飛ばします。
鷹野は、竜崎の不正を追っていただけ。
熊谷さんがチラッと教えてくれてても竜崎を信じ切ってる亨には届かない。
前回の10話を見て、鷹野と熊谷さんが亨を破滅に追い込むために動いている。と思っていましたが、全然!!
鷹野は不正をしている竜崎を追い込みたかっただけで、ターゲットは亨じゃなかった。
亨が副大臣ポストを狙っていたから、それを横取りしたように見えた鷹野を敵とみなしただけで、鷹野の方は亨と協力して不正をする竜崎を排除しようとしていただけ。
あー!
鷹野さん。本当にごめんなさい。
またまた疑っちゃったよ。
ドラマを最初から見てて、亨の気持ちの移り変わりについて行けない。と思っていたけど、亨目線で鷹野のことを疑っちゃった。
私、じゅうぶん亨側に立って鷹野を見てました。
あー!ごめんなさい。鷹野さん。
とうとうスクープを出される亨
千葉県警に市議に配ったお金について訴えたものの、市議の名前すら言えなかったため相手にしてもらえなかった眞人。
次に熊谷記者に相談。
眞人から話を聞いた熊谷記者が、お金を受け取った仲介者は犬飼の時からつながりのあるベテラン市議の馬場(諏訪太朗)。とあたりをつけ、取材。
金銭授受の記事をスクープしました。
事態を重く見た竜崎は、総理補佐官を辞任するよう亨に言い渡す。
貝沼(坂口涼太郎)くんは千葉県警に呼ばれ、事情聴取を受ける。
貝沼くんだって亨のために頑張ってくれてたのに、その貝沼くんを切り捨てちゃうの??
貝沼くん、追い込まれてどうにかならなきゃいいけど。
と、見ててハラハラしました。
みんな離れていく…
何度も亨と話をしようとしてきた可南子。
鷹野には、傷つけられた女性を支援するには力がいる。法律を変えないといけない。傷つけられた女性を守るには力が必要。と訴えていました。
そんな可南子に鷹野は、議員になることをすすめていました。
なのに、肝心の夫・亨は、忙しいと話すら聞いてくれない。
亨は1つのことに集中すると周りの言葉が一切聞こえなくなる人だから…。。
そして息子の泰生(白鳥晴都)が、自分の事件のせいで父の亨が変わってしまったことに責任を感じていました。
可南子は亨との離婚を決意。
鷹野まで裏切ろうとしてる亨に悲しむというか、もう呆れの方が強い感じでした。
どんなに傷つけられても、悲しむことはあっても責めたり怒ったりしなかった可南子。
つい最近まで同じ方向を向いて歩んできたと思ってきた亨と、気持ちが通じ合わなくなってきた。
自分と泰生の考えていることに気付いてもらえないことを悲しんでいた可南子。
さすがの亨も、可南子のこの行動に動揺していました。
泰生は、鷹野と亨がケンカしたあとに「俺のせいだよな。お父さんが変わっちゃったの。俺の事件のせいだろ?」と自分を責めていました。
泰生は可南子と一緒に出て行くという。
可南子の強い意思に何も言い返せなかった亨。
泰生は既に家にいない様子でした。
可南子が離婚届を突きつけた後日。
学校帰りの泰生をこっそり見に行った亨。
イジメられていた子をかばい、「普通だよ。」と笑う泰生の姿に、かつて自分が泰生に言った言葉を思い出す。
弱い人を助けたいと思って議員になったはずなのに。
悪いことを悪いと言える泰生の姿に、ただ涙を流す亨。
眞人に蛍原さん、可南子と去って行ってもなかなか心を改めなかった亨。
泰生の行動で、やっと表情が変わり始めました。
最後のデカい罠
竜崎総理に、馬場市議のお金を渡していた件の責任を取って総理補佐官を辞任する会見をすると申し出た亨。
生放送で会見させて欲しいと言います。
修正のきかない生放送に、難色を示す竜崎。
そんな竜崎に、辞任会見と合わせて、鷹野の女性問題も一緒に話すから。と食い下がる亨。
亨は、総理の秘書の猫田(飯田基祐)がひそかに監視しているのを見越し、総理の不正を糾弾しようとする鷹野に、逆に女性問題のスキャンダルを訴えると言い放っていました。
亨と鷹野が完全に決裂していると見た猫田が、亨を信じて大丈夫だろうと目で合図を送り、生放送は許可されました。
会見当日。
たくさんの記者がいるなか亨は、まずは選挙の時の市議にお金を渡した記事が出たことは、辞めていった元秘書の、個人的な恨みによる事実誤認に基づいた悪意ある報道だと一蹴。
だが、記事が出たことの責任を取って辞任する旨を話す。
ーーーここまでが総理側が用意した原稿。
しかし亨は「全部嘘です。中継が切られる前に本当のことを伝えておきたい。私は罪を犯しました。前回の総選挙で私は…。」と言いかけたところで中継は切られました。
そして事務所に移動。
事務所には、熊谷記者と小鹿さん(水川かたまり)がカメラをスタンバイ。
会見の続きを配信し始めました。
鷲津亨釈明会見の生配信は、街なかにいた眞人にも熊谷記者から伝えられた。
亨は、自分が議員となって力を得たことで多くの情報を得たことを話し始めた。
鷹野と決裂していたのは演技。
亨はデカい罠を仕掛けたのだ。
泰生の事件の隠蔽以外にも、
- 鶴巻(岸部一徳)が九州の空港建設で不正なお金を着服。竜崎総理に訴えるも、鶴巻と密約。鶴巻の引退で表沙汰にならなかったこと。
- 竜崎が以前、女性問題で地元の反社組織ともめ、別の反社組織に1億円で解決してもらったこと。
- 今もその組織とつながり、その件を追及しようとした議員を潰せと亨に言ってきたこと。
- 議員を潰せば、選挙違反をもみ消すと言われたこと。
を訴えた。
猫田たちが事務所に乱入。その様子も全て配信された。
亨は、議員となって急に力を得て無理が通るようになり、困った人を救えるようになったことで悦に入っていたことを告白。
「力に酔って善人になっているつもりが、取りつかれていただけだ。力に。権力に。都合の悪い記事は握りつぶし、まずいことは秘書のせいにしようとした。」と自分の過ちを認める発言をした。
亨の会見は、可南子と泰生、眞人と貝沼くんも見ていた。
猫田に会見をしていた部屋も突破され、会見は中断。
怒鳴り込む猫田に、亨は
「秩序が壊れる?国が乱れる?ガス抜きのためにまた総理を替えなければならない?何が秩序だ!この程度で壊れるぐらいのものなら壊れればいい!」
「古いものがなくなったら、新しい芽が出る。俺たちの見たことがない新しい何かが。」
「不正隠蔽してまで守らなければいけない?そんな政治なんて壊れちまえばいいんだよ!」
と、言い放った。
会見は、亨が宙にまき散らした、たくさんの証拠の写真をかき集める猫田の姿を映して終わった。
駆け付けて詫びる眞人に、亨は自分で調べた竹の花が咲いて枯れた後どうなるのか?
調べたことを話し出す。
「古い竹藪がなくなって、日当たりが良くなったその土地に、新しい竹が芽を出して再生していく。より強い新しいものに。そうなるといいな。」
さらに「お兄さんのこと、ごめん。力になれなくて。」
すっかり前の表情に戻った亨は、警察に出頭した。
あー。
みんなが一度背を向けたことで、やっと目を覚ました亨。
ホッとしました。
よかった。よかった。
一度裏切ろうしていた鷹野に、よく信じてもらえたね。
熊谷記者も、記事もみ消されたのによく信じたね。
最後のデカい罠。
見応えがあって、圧倒されました。
本当に最低だと思ったから。
9話、10話ともう見るのやめようかと思っていましたし。
一気に表情が柔らかくなって、9話、10話と見せていた怖い顔が嘘のよう。
本当に、草彅剛さんって演技上手いですね。
ここのところの亨は、憎らしくて早くやめろと思ってました。
そう本気で思わせてくれるほどの素晴らしい演技でした。
その後
竜崎は総理を辞任。
亨は出頭したが、お金を渡した馬場市議がほかの25人の市議にお金を配ることなく、一人でネコババ。仲介している馬場の証言が信用性に欠く。とのことで証拠不十分で立件されなかった。
ってことは、亨は不正なことしなくても選挙に勝てたんですね!!
実力だったってわけだ。
立件されなかったこともホッとしたけど、国民にちゃんと選ばれていたことにもホッとしました。
そして鴨井(片平なぎさ)さんに促され、可南子は亨が辞職した枠の補欠選挙に立候補。
亨の地盤の千葉15区で出ることに。
いきなり国政??
と思いきや、亨の妻として後援会の鰐淵(六平直政)さんたちから絶大な信頼と支持を受けていた可南子は、見事当選!!
可南子が「雛田可南子」として国会議員としてスタートすることになりました。
蛍原さんと眞人が秘書としてつくことに。
これにはビックリ。
いつも穏やかな人が怒ったら怖いんじゃない?と思ってきましたが、こういう化け方をするとは思ってもみなかった。
人を救うためなら、どんな嫌がらせにも耐えていける。
こういう方向へ強さを発揮する人だったとは!!!
可南子みたいな人は議員なんて無理!って思ったけれど。
スゴイな~~。
そしてそして!!!
ラストは、鷲津亨がベテラン秘書として面接を受けに。
配偶者のままでは、公設秘書になれない。
離婚したからもう大丈夫。
最強の秘書として鷲津亨が帰ってきました!!!!!!
犬飼さんもチラッと出てきて、一連の流れを新聞で知って「わしづ!」と言ってました。
心臓、大丈夫だったみたいですね!よかった。
鶴巻は?
全部丸く収まった!大団円!
と思っていたら、総理となった蛭谷(小野了)さんに何やら指示する鶴巻が登場。
「そう簡単に秩序は壊せない。」
と含みのある言い方をして終わっていました。
続編がありそうな終わり方!!
ちなみに、鶴巻役をされていた岸部一徳さん。
3月19日、26日放送の『ボクらの時代』に、堺正章さんと西田敏行さんと3人で出演されていました。
そのなかで、堺さんが岸部さんを呼んでいた名前が「サリー」。
岸部一徳さんが『ザ・タイガース』のベース担当で、ボーカルの沢田研二さんがジュリーと呼ばれているのは知っていました。
が、岸部さんが「サリー」と呼ばれてるのは知りませんでした。
今の俳優の岸部一徳さんしか知らないので「サリー」と呼ばれてるのがとても新鮮!!
岸部一徳さん「サリー」だったんですね。
いや、だったんじゃない。
今も「サリー」ですよね。
YouTubeで『タイガース』の映像を見て。岸部さんがベースを弾いてるのも見ました。
堺さんが「サリー」と呼ぶのを見て、同じ時代に生きてきた人たちしか分からない空気を感じ、嬉しかったです。
最後に
やっぱ、鷲津亨は秘書だ!
と思いました。
誰かをサポートしていく方がよく似合う。
可南子は華があるし、後援会の信頼も厚い。
最後、晴れやかに可南子と歩く姿に本来の亨の姿を見たような気がします。
ところで。
亨は権力に取り憑かれてしまったって言い方をしていたけれど、取り憑かれた、なんて表現は好きじゃないな~。
まるで自分の意思じゃないみたい。
自分の意思でやったことでしょう?
まぁ、鶴巻が倒れた時の表情は、取り憑かれたという表現がぴったりでしたけどね!
とにかく、元の亨に戻れてよかった。
途中、本当に見るのが嫌になったけれど、最後まで見てよかったです。
以上、『罠の戦争』11話(最終話)のネタバレ感想でした。