2023年9月17日日曜夜10時30分からテレビ朝日系列で、ドラマ『何曜日に生まれたの』6話「オレンジウィッグの堕天使」が放送されました。
前回、5話の感想はこちら。↓↓
おもな登場人物
- 黒目すい(飯豊まりえ)…27歳。10年ほぼ引きこもりの家事手伝い。高校時代に全校期待のサッカー部選手の同級生・雨宮とバイク事故に遭ったことがきっかけで引きこもる。自分自身では引きこもりではなく、”コモリビト”と言っている。高校時代に好きだった江田と10年ぶりに再会。瑞貴とも再会し、江田と瑞貴が2年前に結婚したことを知る。高校時代、事故後に江田に片思いしていた瑞貴から「消えてほしい。」と言われており、二人が結婚したと知っても驚かず。江田夫婦に彼氏を連れて来てほしいと言われた食事会で、公文に彼氏のフリをしてもらう。
- 黒目丈治(陣内孝則)…漫画家。娘のすいの引きこもりが始まった10年後に、連載が打ち切られる。来栖からの公文とのコラボ連載話が、すいをヒロインのラブストーリーにすると聞かされ、受け入れがたいと思いつつも、公文にすいを会わせる。度々泊まりに来ていた瑞貴を美人だと思っていた。
- 来栖久美(シシド・カフカ)…丈治の担当編集者。打ち切りが決まり何でもするという丈治に、大ベストセラー作家公文原作、作画丈治のコラボのラブストーリーを提案する。公文とのあいだに一人息子がいるが、相手は子供がいることを知らせていない。積極的なシングルマザー。
- 公文竜炎(溝端淳平)…大ベストセラー作家。来栖から丈治とのコラボを提案され、すいを主人公のモデルにすることを条件に出す。人と関わることが嫌いだが、興味はある。食事会で、すいの彼氏役を務める際、うっかり「三島公平」と本名を言ってしまう。江田、瑞貴、雨宮は騙せたが、リリ子だけには彼氏役をしたこととラノベ作家・公文だと見抜かれる。
- 江田悠馬(井上祐貴)…すいの高校の同級生。雨宮とすいがバイク事故に遭い、すいに「お前が死ねばよかった。」と言ってしまう。2年前瑞貴と結婚。うまくいっていない。
- 雨宮純平(YU)…すいの高校の同級生。サッカー部で全校から期待されたスター選手だった。バイク事故で試合に出れなくなってしまう。大手化粧品メーカーの御曹司で、常務を務めている。江田の会社と宣伝の件で付き合いがあり、仕事で江田と会うことがある。高校時代、自分のストーカーだったリリ子が自分の会社に来ただけでなく、秘書課に異動してくるのも認めた。
- 早瀬瑞貴(若月佑美)…すいの高校時代の親友。サッカー部のマネージャー仲間。10年後の再会時には、江田と結婚していた。高校時代、すいも江田を好きだと知っていたが抜け駆けして告白。雨宮とすいのバイク事故後に、消えてほしいとすいにお願いしていた。
- 橋爪リリ子(片山友希)…すいの高校時代の同級生。サッカー部のマネージャー仲間。高校時代雨宮が好きで、ストーカーのように見つめており、大学、会社とずっと追っかけている。現在の職場では、念願かなって秘書課に配属され、雨宮常務のそばで働く。
- 城崎健人(濱正悟)…すいの高校の同級生。サッカー部の補欠でキャプテン。城崎モータースで働く。
- 来栖芽衣(早見あかり)…来栖の妹で本職はカメラマン。公文のお目付け役として公文宅に常駐。ミーハーで一言多い。公文に片思いしている。カメラマンとして、すいをモデルの仕事に引き入れる。
バイク事故の真相・改め!
公文(溝端淳平)にすすめられるまま、雨宮くん(YU)は、サッカー部の合宿場所だったホントの海の近くの旅館を取り、高校の仲間全員を呼び出す。
すい(飯豊まりえ)は、彼氏役をやってくれていた公文に、一緒に来てほしいと頼むが、これまでにない剣幕で断られる。
ホントの海へ行く日。
江田(井上祐貴)、瑞貴(若月佑美)夫婦は、城崎(濱正悟)と。
すいとリリ子(片山友希)は、雨宮くんの家の運転手が運転する車で、分乗して海に向かった。
ホントの海に着くと、来ないと言っていたはずの公文が、三島公平として先に到着しており、芽衣(早見あかり)も一緒に来ていた。
すいは三島の登場に喜び、みんなにも同席することを許してもらい、公文が司会進行する形で10年前の事故の真相を明かすことになった。
前回と同じくリリ子が自分が事故の原因だ。と涙ながらに語るが、実行犯であるはずの城崎が他人事な感じ。
確かにリリ子に脅されていたが、実際はバイクに細工をしなかった。とのことでした。
でもリリ子は、城崎君が何もしなかったとしても、
「自分が願ったのは事実だから。」
と号泣していました。
ーーなんだ~!
酷いことするもんだ!と前回の告白を聞いた時は、かなり腹が立ちましたが、城崎は実行していなかった。
確かに雨宮くんがケガをすれば、自分が試合に出場できるチャンスはあるけど、リリ子の言われた通りにはやらなかったんだ!!
だから前回、すいに「居づらかったのは同じ。」って堂々と言えたんですね!!
そうですよね、もし本当に細工して事故っていたなら、事件です。
そんなこと当時の警察が捜査しないわけないと思っていました。犯罪ですから。
雨宮君は城崎君につかみかかってましたが、すいはキャプテンがやってなくてよかったと泣いていました。
なんて優しい、純粋な子なんでしょうか?
優し過ぎます。
リリ子は、ダメですね。
リリコ本人が言う通り、事故ってほしいと願ったのは事実です。
細工なんて恐ろしい。
そこまでしないといけないのかが分からない。
さすがに、好きな人に事故って欲しいなんてそこまでは思えない。
雨宮くんが語り出す
ただ、そうだとしたらどうして事故になったのか?
雨宮くんは、ホントの海で、本当のことを話し始めました。
雨宮くんがホントの海で、すいに告白した。
というのは事実。
だが、それはすいへの愛の告白ではなく、女に興味がない。
雨宮君が好きだったのは、江田君。
すいと江田君が好き合ってるのはわかっていたが、付き合うのはさすがに見たくない。
最後の大会まではやめてくれ。と頼んでいた。
とのことでした。
ーーーこれにはビックリしました。
初回からずっと、すいは自分を好いてくれる雨宮を事故らせて選手として再起不能にしてしまったことを申し訳なく思ってきた。と思っていたから。
そういう風に思わせる流れでした。
江田君とすいの仲を邪魔したのは、瑞貴だけじゃなかった!
でも雨宮君は嘘をつくんじゃなくて、正々堂々やめてくれ。と頼むだけマシです。
ビックリしたけど、雨宮君の気持ちわかるなぁ~~。
……ここから私個人の話になります。
またまた私の高校時代の片思いの話ですが、私もクラス内で自分の好きな人がクラスメートの女の子と急接近していました。
嫌な予感がしたので、私はその女子と友達になり、その人は、私の好きな人のなのだと牽制しました。
でも、そんな牽制は無駄に終わり、二人は付き合い始めました。
好きな人は受験を理由に私の告白を断ったのに、すぐにそのクラスメートと付き合い出して、私に悪い。と彼女に言っていたそうです。
二人は、私の前では一緒にいないように遠慮していました。
同じクラスの女子は、私がその人が好きなのを知っていましたから、彼女に対して無視する!と言い出して、彼女が嫌われ出しました。
私は恥ずかしくて、そんなことはやめてくれ。何とも思ってないから。とカッコつけました。
二人は隠れて付き合うようになり、それが心苦しかったです。
が、次第に二人は遠慮しなくなっていき、秋の文化祭。
二人がカップルとして、歌を歌うブースに参加しているのを見かけました。
付き合ってるのは知ってたけど、クラスのなかでは付き合ってる感じを見せなかったので何とか好きな気持ちを抑えることができていましたが、しっかり彼氏彼女をしているのを見たことで、春からおさえてきた気持ちが一気に爆発。
もうそこからは、本当に何も手につかなくなりました。
受験なのに。
そんなことがあったから、このドラマの雨宮君の気持ち、よく分かります!!
本当に付き合ってるのを見るのは辛いですよ!!
頼む気持ちわかります。
でもでもでも!
雨宮君は大学、社会人でほかに好きな人も出来て付き合ってた人もいたとのこと。
私なんて、12月に入って登校しなくてもよくなった時点でもう、一気に気持ちが覚めました。
年明けからはスッキリ爽快。
でも時すでに遅し。受験勉強は全くできないまま大学受験して失敗。
でもなんとか合格したところがあったので、その大学に行きました。
大学ではすぐに好きな人が出来たので、雨宮君と同じです。
本当、何だったんだろう。と思います。
男、女関係なしに、好きな人が別の人と付き合ってるのを見るのなんて地獄!
特に10代はキツイ。ホントに。
自分のことばっかりですから。
話を戻して。
雨宮君は、バイクの背中にすいを乗せて、割り切れない気持ちを抱えていたことも告白。
「誰も責める資格はない。」
とみんなに謝っていました。
雨宮君自身もすいに事故に遭って欲しかったと思っていたってこと??
怖いな。マジで。
このドラマを見ると高校時代の自分を思い出します。
リリ子にストーカーされようが、雨宮君が冷静に対処していたのは、女性に興味がないから?
リリ子、今でも好きそうなのに。
残念。
すいはコモリビトを告白
事故の真相告白が終わり、すいも告白。
事故をきっかけに、父にお願いして引っ越し。
10年引きこもっていたことを告白。
公文と父・丈治(陣内孝則)と公文がコラボしていたことも全部話していました。
公文は彼氏じゃないことも。
すいの告白で、みんなショックを受けていたのが救われました。
すいに好き勝手言ったくせに。
結局、仲良しグループで両想いだったすいと江田君を中心に、江田君を思う瑞貴と雨宮君がすいに牽制。
雨宮君を好きなリリ子がバイクの細工を画策。
城崎は、瑞貴に片思いしていて着替えを盗撮。
なんかとんでもなくドロドロした仲良しグループだと分かりました。
まぁ、よくそれだけ身近な人のあいだをグルグルと黒いものが渦巻いていましたね!!
いや、本当に。
中立の立場の人間がいなかった。
雨宮君が唯一、すいをケガが軽くなるようにかばったし、正々堂々とすいに、江田と付き合ってほしくないことをお願いしていました。
雨宮君が一番マシかな~~。
返すってなんじゃい!瑞貴
砂浜での告白が終わり、旅館での食事の席。
江田、瑞貴夫婦が離婚したことを告白していました。
これも拍子抜け!!
江田君も、そんなに瑞貴のこと好きじゃなかったみたいだし、子供のこととか将来に向けてのお金の使い方の考えにも溝があったみたいだから。
やむを得ない気がしました。
ただ!!!瑞貴が
「すい、私からのお詫びって言うか。
「二人はもともと両想いだったわけだし。返すよ。悠馬を。」
「罪滅ぼしって言うか。親友からの。」
いらんわ!
私なら言いますけど。
もう好きちゃうし。その時に譲れや!って感じです。
相変わらず、瑞貴は上から目線だ。
でもまぁ、すいを利用しただけだと思っていたけど、ちゃんと友達だと思ってたんですね!
ちょっと安心した。
言い方は気に入らないが。
公文に助けを呼ぶすい
すいは、この言葉で過呼吸を起こし、先に帰った公文に電話を掛けます。
が、公文はオレンジウィッグの女性・アガサ(白石聖)に会いに行っていて、すいには拒否した、手で頬を覆う仕草を、受け入れていました。
すいの電話は着信拒否。
すいは、
「どうしよう私。私、好きな人消しちゃったの。」
前回、作家のサガで、公文から疑似恋愛されていると喜んでいたすい。
しかしそれは逆で、すいが公文が演じていた三島公平に疑似恋愛をしていたことに気付いたみたいです。
でも今回、自ら嘘の彼氏だとみんなの前で告白。
好きな人を消してしまった。
と気づいて終わってました。
5話の終わりは、雨の中バス停で二人、何曜日生まれ?の話でいい感じになっていたのに。
6話で現実の世界に戻って来てしまった。
せっかく物語の世界に公文が入ってきてくれてたのに。
でも、架空の世界にはいつか終わりが来るから。
それが早いか遅いかの違い。
公文はアガサと恋愛してる?
それにしてもオレンジウィッグの堕天使の女性が、アガサのモデル?
1000回死にたがる彼女なんでしょうか?
だとしたら、それを救うアンディキムが公文?
公文が訪ねたアガサの部屋。
前回の終わりに見た時は病室に見えたけど、今回見たら、ちゃんと家具もカーテンもあって、病院ぽくないインテリアでした。
6話の冒頭では、マイクで話しかけてたし。
何の部屋何でしょうか?
別荘か何か?
でも、病院のような器具もチラッと見えたような……。
よく分かりません!!!
このアガサ役の白石聖さん。
2021年のドラマ『推しの王子様』、2022年のNHKの夜ドラ『カナカナ』にも出演されていました。
『何曜日に生まれたの』では、ずっと座っていたので分かりにくかったですが、手足も首も、長くて細くて、フィギュアのようなスマートな容姿の方です。
アニメの実写版が似合いそうな感じの女優さん。
ぴったりだと思いました。
まだひとことも話していませんが、どんなしゃべり方をするのかも興味があります。
アガサは、傷つけられた人なんでしょうか?
すいは公文に、疑似恋愛ではなく、本当に失恋した??
疑問がそのままになっています。
早く次回が見たい!
以上、『何曜日に生まれたの』6話を見たネタバレ感想でした。