毎週日曜夜9時から放送中のTBS系列のドラマ『危険なビーナス』。
11月29日に第8話が放送されました。
前回、第7話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 手島伯朗:妻夫木聡さん…池田動物病院院長代理の獣医。5歳の時に父が死去後、母・禎子が矢神康治と再婚。連れ子として矢神家で肩身の狭い思いをして育つ。矢神家から出て縁を切る選択をする。母の再婚相手で義父の康治を父と呼ばず康治氏と呼ぶ。
- 矢神楓:吉高由里子さん…伯朗の異父弟・明人の妻と名乗る。未入籍なので正確には古澤楓。元CA。明人の失踪後、伯朗に一緒にさがして欲しいと持ち掛ける。
<<矢神家>>
- 矢神禎子:斉藤由貴さん…伯朗の母で、康治と再婚後明人を産む。16年前に実家の浴槽で事故死。
- 矢神勇磨:ディーンフジオカさん…康之介の養子。レストランオーナー。連れ子の伯朗に嫌味な態度を取る。実は愛人が産んだ康之介の実子。楓の正体を知るために、伯朗にスマホを盗むよう仕向けたが失敗する。伯朗と楓の様子に、明人が失踪していると勘づいた様子。
- 矢神佐代:麻生祐未さん…勇磨と同じく康之介の養女。康之介の愛人で勇磨の母。銀座のクラブのママ。
- 矢神明人:染谷将太さん…伯郎の異父弟。楓の夫。行方不明。
- 矢神康治:栗原英雄さん…矢神家の現当主。伯郎の母の再婚相手。康之介の先妻の子で長男。矢神総合病院院長。末期がんで寝たきり状態。
- 矢神波恵:戸田恵子さん…康之介の先妻の子で長女。独身。矢神邸と遺産を管理。寝たきりの兄・康治を世話している。
- 矢神牧雄:池内万作さん…康之介の後妻の子で次男。医師。何者かに突き落とされ意識不明。
- 矢神康之介:栗田芳宏さん…16年前に死去した矢神家の前当主。
- 支倉百合華:堀田真由さん…明人の従妹で明人が好き。楓を怪しんでいる。
- 支倉祥子:安蘭けいさん…康之介の後妻の子で次女。百合華の母。矢神家を出た身でありながら遺産相続にうるさく口を出す。
- 支倉隆司:田口浩正さん…祥子の夫。介護施設「矢神園」を康之介から引き継ぎ立て直す。介護施設グループの経営者。矢神家の人間に頭が上がらない。
- 君津光:結木滉星さん…矢神家使用人。執事。
- 永峰杏梨:福田麻貴さん(3時のヒロイン)…康治の専属看護師。隆司の愛人。
<<池田動物病院>>
- 蔭山元美:中村アンさん…動物看護師。
- 池田幸義:辻萬長さん…池田動物病院院長。伯朗を信頼し、養子にして動物病院を継がせようとしてる。
<<兼岩家>>
- 兼岩順子:坂井真紀さん…伯朗の母・禎子の妹。叔母。憲三の妻。
- 兼岩憲三:小日向文世さん…順子の夫。伯朗の義理の叔父。数学者。33年前に死去した伯朗の父・手島一清とは飲み友達だった。
ーーー
- 手島一清:R-指定さん(Creepy Nuts)…33年前に死去した伯朗の父。画家。
第8話のあらすじ
牧雄が伯朗の自宅にやって来て、取引を持ち掛けてきた。
禎子が康治から譲り受けていると思われる研究の記録をさがし出してきてくれるなら、研究の内容を教えるという。
伯朗が、研究記録を見つけても渡さない可能性があると言っても、殺してでも奪うと言う牧雄。
さらに勇磨もその記録を狙っており、自分を突き落とした犯人も狙ってると推測する牧雄は、急がないと先を越されると焦っていた。
とりあえず話を聞くことにした伯朗。
牧雄によると、康治が最初に研究していた内容は、脳への電気刺激による痛みに緩和と意識の覚醒だった。
その研究対象となったのが伯朗の父・一清。
治療によって錯乱はなくなり落ち着きを取り戻した一清だったが、副作用が現れた。
頭の中にある図形が思い浮かぶと言い出し、実際に絵に描き始めたのだ。
その症状を見た康治は、芸術や音楽や数学などの分野で天才的な能力を発揮するというサヴァン症候群の患者にも見られることだと気づく。
脳への電気刺激による情報改変が、元々脳に障害があったサヴァン症候群と類似した症状を示したのでは?という仮説を立てたという。
仮説が正しければ、意図的にサヴァン症候群を引き起こせる。
この後天性サヴァン症候群を生み出せれば、人類の歴史を覆せる画期的な発見となる。
しかし研究対象だった一清が亡くなってしまった。康治は人への電気刺激をやめ、動物実験に切り替えた。
康治は、事故や病気で脳を損傷したのちに、それまでなかった特殊な能力が出てきた人たちの症例を集め始め、自らの仮説を証明しつつあったが、ある日突然研究をやめた。
康治の死が目前となった今、自分が研究を続けようと考えた牧雄。
研究者が研究記録を捨てることはしない。禎子に譲った可能性が高く、さがし出せる適任者は伯朗だと言い、牧雄は帰って行った。
実の両親と育ての父の秘密をいっぺんに聞き、頭が混乱する伯朗。
獣医の仕事にも身が入っていないのを蔭山に見抜かれ「疲れや気持ちの乱れを病院に持ち込まないでください。」と言われ、反省していた。
そこへ波恵から康治危篤の知らせが来て、院長に午後の診察を任せ矢神家に駆けつけると、隆司の治療により康治は落ち着きを取り戻していた。
安心した反動で、眠っている康治に「あなたは母を手に入れるために、僕の父・手島一清の死を早めたのではないですか?」と聞いて親たちの秘密を知ってしまったイライラをぶつけてしまう伯朗だった。
康治の危篤の知らせに駆けつけていた楓に対して、波恵たち親族が、明人と連絡が取れないのでは?と疑い出す。
意外にも、そんな楓をかばったのが勇磨だった。
楓と手を組んだと直感した佐代は、生前の禎子が康治から譲られたものがないか?と聞いてくる伯朗に、投げやりな態度で接する。
佐代は、ただ情報を聞き出そうとする伯朗に苛立ちを見せ、明人が今どうなってるのか?ということを聞かせてくれれば、禎子のことも教えると交換条件を出す。
伯朗は明人が失踪していることを正直話す。
佐代からは禎子が康治から「貴重過ぎて手に余るものを受け取っている。」と話していたことを明かす。しかしそれが何かまでは聞いていなかった。
そして佐代は、勇磨と楓が共闘関係を結んだらしいとも明かす。佐代と伯朗は勇磨と楓にそれぞれ切り捨てられていたと言うのだ。
佐代には信じられないと言った伯朗だったが、禎子が康治から何か受け取ったらしいという話は楓に伝えなかった。
禎子の実家で研究記録をさがしている途中で、楓が「フラクタル図形」で検索をかけ、女性のブログで康治の部屋で見つけた絵と同じ絵を見つける。
女性の父が、ある日突然絵画に目覚めて描いた図形とのこと。後天性サヴァン症候群かもしれない。
ブログの女性が康治と会ってるかもしれないと考え、連絡しようとする楓。
そんな楓とは対照的に「受け止める自信がない。」と、これ以上両親の秘密を知りたがろうとしない伯朗だった。
後日。
ブログの女性・仁村香奈子(西尾まりさん)と会う約束をしたと楓が動物病院にやって来た。嫌々ながらも付いていく伯朗。
予想通り、康治が仁村の父に会いに来たという。
治療によって一清を死なせてしまったと自分を責めていた康治は、同じような症状の人の話を聞くだけにして、研究も動物実験のみをしていると話していた。
そして、研究を伯朗に知られ「動物の命を犠牲にしているようでは息子に顔向けが出来ない。」と話していたとのこと。
康治が研究より自分を選んでいたことを知った伯朗は「嬉しい話を聞かせてもらった。」と喜び、連れて来てくれた楓に感謝した。
伯朗は、楓と勇磨がつながってると疑っていたことを詫び、佐代との会話を全て正直に楓に話し、明人が失踪していることも話したことを明かす。
許してくれた楓だったが、伯朗は、楓のある言葉に疑いを抱く。
波恵との会話で楓への疑いを強くした伯朗は、楓が住む明人のマンションに押しかけ、ある衝撃的な場面を目撃してしまうのだったーーー。
…というお話でした。
やっぱり監禁は楓の仕業??
またまた楓が疑わしくなってきましたね!!
6話で禎子の実家で楓と伯朗が一緒にいる時に、明人が何者かに監禁されてるシーンが出て来てたので、楓が明人を監禁してる線はなくなったと思ってました。
明人へ質問する言葉遣いが丁寧だったし、波恵さんぐらいしかいないと思ってましたが、楓も言葉遣い丁寧ですよね…。
伯朗と一緒にいながら、明人への詰問をしてたのかな?
「あなたの母親が譲り受けたのは貴重なものは、どこにあります?」という質問。
実家にいて、すぐにさがせるから聞いてたのかな?
明人が「追い詰めますよ。必ずあなたを追い詰める。誰よりも頼りになりますから。僕の兄貴は。」って犯人に返した時「それは無理です」と犯人が返事してました。
よほど自信がある様子。
一緒にいて監視してるから、そうはさせないって意味なのか?
楓は、いつも伯朗に考える余裕を与えず、次々問題を持って来てる感じ。
洗脳する人のやり方ですよね。
睡眠不足にさせて、考えさせないようにする。
最初から楓しかいないと思って、途中で違うかもしれないと思い直しましたが、結局、楓なんでしょうか?
ブログの女も怪しい
フラクタル図形をそのままブログに載せてる女性ってのも怪しいですよね!
なんであの図形のまんまなの?
伯朗のお父さんは、あのまんまの図形じゃなくて、違う緻密な図形を描いてました。
ブログのお父さんは実在するんでしょうか?
女性も楓に雇われた人では?
楓が、伯朗がどうも佐代との会話を自分に隠してると察して、それを聞き出すために康治の話を作って信じさせて、全部話すように仕向けたのでは?
佐代と何か話したはずだと知恵をつけたのは勇磨でしょうけど!
なんかめちゃくちゃ気持ち悪くなってきた!
西尾まりさん登場
話はちょっとズレますが…。
後天性サヴァン症候群の父を持つ女性の役で登場していたのが、西尾まりさん。
西尾まりさんといえば、『パパはニュースキャスター』で、田村正和さんの娘の一人、西尾さん役で有名ですよね!!
西尾さんが何のドラマに出てても、『パパはニュースキャスター』を思い出す人は私だけじゃないはず!何度再放送を見たことか!
戸田恵梨香さん主演の日テレのドラマ『崖っぷちホテル!』で、ホテル従業員役で出演されてたのが記憶に新しく、最近でも『クイズ!THE違和感』で宮川大輔さんと仲のいい女優さんとしても出演されていた西尾さん。
このドラマの宣伝だったのかな?
子役さんから女優さんとなって、今でもお姿が見られるのが嬉しい!!
今回は『パパはニュースキャスター』と同じTBSのドラマで見れて、とても嬉しく思いました。
波恵さんが調べさせていた相手
康治さんが危篤だとわかる前に、波恵さんが『遺伝子鑑定結果在中』なる手紙を見ているシーンがありました。
そのあとで、執事の君津に「あなたがこの家に必要だからです。」と言ってました。
君津の遺伝子でも調べてたんでしょうか?
君津も矢神家の血縁者なのかも?
もしかして、楓と組んでるのは君津?
さすがに君津が監禁に関わってたら、明人が気づくか。
次回は?
次回の予告を見ていると、やっと伯朗が楓を切り捨てた様子で一安心。
最初は伯朗も疑ってたのに、なんでそんなに信じちゃったのかな?
楓も後天性サヴァン症候群の研究対象にされた人の遺族で、何かしらの恨みを持っている人なのかもしれない。
実際、もし仮に本当に明人の嫁だとしても、嫁の立場で遺産は相続できないし。
遺産を求めて動くにはメリットはないはず。
楓も、明人に研究記録のありかを吐かせようとしてるのでは?
それが個人的な恨みなのか?どっかの国のスパイで、国の命令で動いてるのか?
いとこの百合華ちゃんが口をふさがれてるシーンもありました。
百合華ちゃんも独自に明人さがしをして、危険にさらされるの??
口をふさいでるのは勇磨か?牧雄か?
色々想像が膨らんで、整理できません!!
謎が多すぎ!
またまた早く続きが知りたい!!
以上、『危険なビーナス』第8話を見た感想でした。
見逃し配信とオリジナルストーリーはParaviで!