2023年1月5日木曜夜10時から、フジテレビ系列でドラマ『忍者に結婚は難しい』1話が放送されました。
おもな登場人物
- 草刈蛍(菜々緒)…普段は穏やかで物静かな薬局勤務の薬剤師。だが、古来より続く甲賀忍者の末裔で、人一倍気が強い完璧主義者の負けず嫌い。時々、素の毒舌が出てしまう。日々鍛錬を欠かさず、周囲に忍者であることを隠して生きている。28歳の時に普通の男性と思っていた草刈悟郎と結婚。悟郎が敵対する伊賀忍者の末裔と知らない。
- 草刈悟郎(鈴木伸之)…蛍の夫。明るくおおらかな郵便局勤務の配達員だが、実は伊賀忍者の末裔。ずぼらで面倒くさがりな一面がある一方、忍者の任務では機敏な動きを見せる。手裏剣の腕は確かなものがある。妻の蛍が敵対する伊賀忍者の末裔とは知らない。
<甲賀一族>
- 月乃楓(ともさかりえ)…蛍の姉。母を亡くしたあと、妹たちと父の面倒を見るしっかり者だが、忍者の任務は能力の高い蛍に任せている。金にだらしない父に代わり、お金の管理に厳しい。結婚生活がうまくいっていない蛍に、ことあるごとに離婚をすすめる。
- 月乃雀(山本舞香)…蛍の妹。ライブ動画配信で稼ぐインフルエンサー。SNSに忍者コスプレやダンスを配信し、熱烈なファンがいる。好きなことだけする自由人だが、普通の恋愛に憧れあり。一般人と結婚をした蛍を理想だと思っている。
- 月乃竜兵(古田新太)…蛍の父。忍者の仕事を引き継いでからは無職。妻を亡くしてから中野で常に酒を飲む。酔っ払い生活を送る一人暮らし。若い頃は優秀な忍者だった?
<伊賀一族>
- 音無祐樹(勝地涼)…世田谷郵便局に勤める悟郎の同僚で幼馴染。伊賀忍者では最高階級のエリートの上忍の家系。仕事も忍者の任務も何でもそつなくこなす器用な人物。一族でない人と普通の結婚をした悟郎に驚くとともに、羨ましいとも思っている。
- 音無恵美(筧美和子)…祐樹の妻。伊賀一族だが跡取りではないので修業を積んでいない現在は専業主婦。祐樹とのあいだに5歳の娘がいる。良妻賢母。
- 風富小夜(吉谷彩子)…外資系保険会社外交員。悟郎の幼馴染。名家出身のエリート上忍。悟郎の初恋の相手。小夜自身も悟郎を思っていたが、3年振りに再会して結婚していると知りショックを受ける。が、離婚するかもと聞き悟郎への思いが復活?
- 風富城水(市村正親)…小夜の祖父。伊賀忍者の総帥。厳しくも温かいカリスマ的な存在。孫の小夜には厳しく当たる。
<その他>
- 宇良豹馬(藤原大祐)…世田谷中央郵便局にインターン勤務の大学4年生。Z世代の自由人。忍者居酒屋のバイトをしたのがきっかけで忍者マニアになる。雀のファン
忍者として日々の鍛錬を相手に隠している
1話冒頭では、夫婦でお互い忍者であるということを隠しながら生活する様子が描かれていました。
菜々緒さん演じる主人公の蛍は、毎朝ジョギング。
鈴木伸之さん演じる夫の悟郎は、毎朝寝室に仕掛けてある隠し棚から手裏剣を取り出し、これもまた隠してある的に当てる稽古。そして、天井から吊り下げたバーに足をかけ腹筋もやっていました。
悟郎は、蛍がジョギングに行くタイミングを見計らってコソーっと鍛錬してるので、何もせず寝てるはずの悟郎が汗びっしょりなのを蛍がツッコんでいました。
おかしいと思ってるなら、変だと気づくはずだけどな~~。
汗かいてるとか、かなりあやしいんですけどねぇ。
蛍の職場の同僚が、夫の浮気話をしてる場面もあって、自分の夫のだらしなさにはすぐ気づく蛍なのに、浮気なのかも?とは疑ってなかったのが不思議でした。
夫婦あるあるを共感できました?
このドラマが始まる前、菜々緒さんと鈴木伸之さんがたくさん番宣されてて、結婚生活の夫婦あるあるが共感できるって宣伝してました。
でも。
うーん。その共感できるでしょ!っていう部分。
夫が立ってトイレをして雑菌をふりまいている。とか。奥さんはいつもイライラしてて笑ってるところを最近見ないから安らげない。とか。
そうそう!よくぞ言ってくれた!というような目新しい夫婦あるある話ではなかった。
もう男の人が座ってトイレするのも、もうだいぶ前から浸透してて、今さら座ってほしいと言い出すのも遅いと思ったし、ネタが古いな。と思ってしまいました。
1話を見て引いたエピソード
1話を見て引いた部分が、3つありました。
1.本をコースタ代わりにする夫
まず1つめ。
悟郎が歴史ゲームの内容を調べるために、蛍が大事に本棚に並べていた本を取って乱雑に扱った上にテーブルに放り出して、ジュースのコースター代わりにしていた。
これには引きました。
蛍が、本をテーブルに置きっ放していたならまだ分かる。
ちゃんと本棚に大事にしまってあった本を出してきて、ボロボロにするなんて!
このエピソード、だらしない夫にイライラする妻のあるあるエピソードとして出したのか?このドラマ。
いくらだらしない夫でも、それはないよ!
ちゃんと大事に本棚に置いてたわけでしょ?
こんなこと、共感できるわけがない。
穏やかで妻のイライラに翻弄されてる夫を描きたいんでしょうけど、これはひどすぎる。
悟郎の本の扱い方を見て、私も中学生の時に友達にされた嫌なことを思い出しました。
私は、中学生の時に毎月買っていた続きものの小説があって、キレイなまま読むためにソーっとページを開いて大事に読んでいました。
ある日、友達に大事なその本を貸したら、表紙とページが折り曲がって返ってきた。
紙が折れないように大事に読んできた本が!
「どうやって読んでるの?」と聞いたら、ページを広げてから360度に折って自分が読む部分を1ページだけにして読んでる。
カバーは外して本だけを曲げたからいいじゃないか?と言われて、憤慨しました。
私は、本が広がらないように大事に扱ってきたのに、折られた!
今回の悟郎の振舞いを見て、改めてその友達が許せなかったことを思い出してしまいました。
初回から悟郎、許せん!
もう後に出てきた、蛍が泣いて悟郎に話を聞いてくれないだの、がっかりしただの、話してましたが、そんなことどうでもいいぐらい、本をボロボロにした悟郎のエピソードが許せなかったです。
2.ドローンで偵察
伊賀一族が推す与党民事党議員・赤巻章介(信太昌之)を、野党を推す甲賀一族である蛍が弱みを握るために狙う。
その赤巻を、伊賀一族の忍者たちが大人数で議員宅で身辺警護をする。
という話の流れがありました。
伊賀一族の人たちが大人数で守るなか、甲賀はなぜか蛍ひとり。
上空から議員宅を偵察するのに、蛍が小さいドローンを飛ばしてました。
ドローンは羽音がうるさいので、すぐ警備していた悟郎に見つかり、手裏剣で落とされてました。
忍者なんてスパイみたいなもの。と蛍がカッコいいことを言っていたのに、ドローンを手裏剣で返り討ちされるなんて、なんてしょぼい話!
忍者同士の戦いと聞いて楽しみにしてたのに、なんだこのしょぼさは?
とガッカリしました。
3.最後に人殺し
ドローンで失敗してたので、どうやって議員を成敗するのかな?と思ってたら、まさかの蛍ひとりで警護する伊賀の男たちを倒して、見事議員を暗殺!
暗殺!!
ビックリしました。
それまでのしょぼい話から急に人殺し。
コメディーと思って見始めたのに、まさかの人殺し。
忍者ってそこまでするの?
まぁ、時代劇なら見たことあるけど現代劇でも人殺しするんだ…。
話が進んで、蛍が忍者だと分かったら人殺しとして捕まりますよね。
どういう話になっていくの??
どう見たらいいか分からないドラマ
このドラマは、コメディー?シリアス?
どうこのドラマを見て行けばいいのか分からない1話でした。
次回予告を見たら、離婚危機を回避とか夫婦の問題をやっていくみたいですけど、いやいや、人殺しの件はどうなるんですか?
そっちの方が気になって仕方がない。
予告では殺人犯?って、「?」がついてたから、蛍は殺してないのかな?
『忍者に結婚は難しい』は、『ルパンの娘』と同じ原作者らしいのですが、全然面白さが違う…。笑えない。
敵対する家の者同士が結婚するところは同じだけど。
『ルパンの娘』のLの一族は殺人はやってなかったぞ!!!
期待外れな1話だったなぁ。
菜々緒さんと鈴木伸之さん、二人ともコメディーもシリアスも出来る俳優さんだからとっても期待してたのに~~~!
話の方向性が分からないなんてショック。
2話は面白くなるかな?
以上、『忍者に結婚は難しい』1話を見たネタバレ感想でした。