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A-Studio【明石家さんま】を観た感想

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毎週金曜夜11時より放送中の「A-Studio」。司会は笑福亭鶴瓶さん。アシスタントに女優の川栄李奈さんが務めるトーク番組です。毎回鶴瓶さんがゲストにゆかりのある人にインタビューして、ゲストにサプライズとしてぶつけるのが毎回の流れです。

1月11日のゲストは明石家さんまさん。500回記念!鶴瓶が語るさんま伝説!!という回でした。登場から立ったまま、この番組の2代目ゲストが娘のIMALUさんが務めたことがまず話題に上がり、なかなかソファに座るところまでいかないさんまさんでした。

www.tbs.co.jp

向上委員会恐怖症の鶴瓶さん

トークはまず、さんまさんがフジテレビでやっている「さんまのお笑い向上委員会」についてから始まりました。「あれ見てたらドキドキすんねん。」という鶴瓶さん。

番組途中で電話がかかってきて、話を振られたらどうしようと思うらしいのです。その話を聞いて嬉しそうに「かけてほしいの?」と聞くさんまさん。

現に番組が、スペシャルの時にオファーをかけたらしいのですが、鶴瓶さんは「自信ない」と断ったといいます。さんまさんはよく芸人の話を拾ってフォローしてくれるが、時々話をブツっと切る時があるから怖いのだと言ってました。

 

この話は、「さんまの向上委員会」でさんまさんが何年か前に披露していたのでよく知られている話です。

私は「向上委員会」も好きでよく観てますが、この番組でのさんまさんは、芸人さんにやれるだけやらして、もう限界だなってなるまで泳がした後、バッサリ話を終わらせる…という流れになっていることがあります。

最近はなくなってきましたが、ネプチューンのホリケンさんが、向上ゲストに絡んで、よく分からない展開に持ち込む場面が多かったです。

私には、一体何が面白いのか?分からなくなる時が多かったです。

 

特に、爆笑問題の太田さんが出てた頃はそれがひどく、観ている方もしんどかったです。最近スペシャルでも全く出なくなったので、フジテレビの中でも問題になったのかな?と考えてしまいます。

 

中学時代の友人とのエピソード

トークは、鶴瓶さんとさんまさんの45年の付き合いでの個人的な話から始まりました。なかなかいつものA-Studioのように話をもっていけない鶴瓶さんは、イライラを募らせ叫んでしまったりして、二人が仲のいいところをみせていました。

 

やっとさんまさんの中学時代の友人に取材したことに話を持って行けた鶴瓶さん。

さんまさんの中学時代の友人の川崎さん、中西さんと鶴瓶さんが一緒に写った写真をまず紹介。川崎さんは、何とか鶴瓶さんに面白い事を言おうと必死になっていたと語ってました。

そのボケも言ってましたが、ちょっと笑えないボケだったんでここでは書きませんけど、なんか言わないといけないというのは、さんまさん病だと鶴瓶さんは言ってました。

 

川崎さんとのエピソードは、さんまさん自身が話してたんですが、さんまさん、川崎さんともう一人服部さんという同級生と三人で「あーあーズ」というグループを組んでいたのが紹介されていました。

「あーあーズ」は、スポーツは基本が大事と考えて、三人で「基本部」というのを作り、大会も何もないのに、腕立て伏せや腹筋などの基本をずっとやる。というクラブをやっていたんだそうです。

さんまさんは万能で、サッカーでも何でもできたそうです。相撲部にスカウトされ、市で団体優勝。個人では2位になったんだそうです。勝因は、さんまさん曰く「基本やってたのとずる賢さ。」

相撲部に入っているわけでもないのに2位になったのは、他の人は真面目に教わった通り、ドンと当たる相撲をしていたのに、さんまさんは肩すかしとか蹴返しとかをして勝てたとのことでした。

 

この「基本部」のエピソードは初めて聞きました。

基本だけやるという、発想が面白かったです。現に基本だけやってて、他の部の助っ人で優勝までさせるなんてスゴイ話です!!

ホンマかな?って思うような話ですけど、土俵の前でちゃんと表彰状を持った写真が出てたんで本当の話です。

 

途中で、鶴瓶さんが噛んだことを激しくさんまさんがツッコみ、話がそれましたが、そのことについても同級生の川崎さんが「時々にらまれる。」と証言していたことを鶴瓶さんが披露していました。

中学時代から、今芸人さんたちにしてるようなことをやっていたさんまさんです。

 

次に大塚さんという同級生の話になりました。

大塚さんは、50歳でホストになった人だそうですが、この人がさんまさんの一番最初の漫才の相方なんだそうです。

その話を振られたさんまさんは、大塚さんとは小学校4~5年生までの相方で、6年生にてから今度はオカダさんにコンビが変わったと言ってました。

このことについても鶴瓶さんは「普通の義務教育でやで。6年生からコンビ変えたっておかしいやん。」とツッコんでました。

 

私もこれまで色んな芸能人の幼い時のエピソードを聞いてきましたけど、小さい時は大人しく、人とあまり関わらないタイプで、それを変えようとして芸能人になったという人が意外に多かったように思います。

しかし、さんまさんは幼い時からずっと人を笑わせてきてるタイプの人間だったんですね~。なかなかまれじゃないですか?

芸人になるべくしてなった感じです。

 

話はさんまさんの高校時代に及び、さんまさんが今までの芸人生活のなかでも一番で、抜く事の出来ない爆笑を取ったという、新入生に向けてのクラブ紹介でのエピソードを披露していました。

まず、自分が所属してるサッカー部の紹介で出て、新入生を笑わすと、次の人が緊張して、出来ないと言うので、「タイプ部の杉本です。」って眼鏡借りて出て行き、笑いが起こる。

次の相撲部も「杉本行ってくれ。」と言うから、「どすこい、私は相撲部の杉本たい。」と言うとドカーッてなったそうです。

そうしてるうちにもう、4つめから階段上るだけで、そろばん部で、さんまさんが眼鏡借りるだけでドドドドドドドッって。笑いが起こり、あとは出るだけで全部ウケたんだそうです。

そうしてるうちに21のクラブの紹介をしたと言ってました。

 

これは文字にしても面白さがどこまで伝わるか分かりませんけど、さんまさんの話し方と手振り身振りを交えていくと面白いエピソードでした。

よっぽどウケたのが嬉しかったのか、他の番組でもこの話はよく聞きました。改めて聞いても面白かったです。 

 

師匠、笑福亭松之助さんとの関係

次に、弟子時代。さんまさんと同期の落語家、桂千朝さんへの取材の話に変わりました。

2004年、鶴瓶さんが実行委員長を務めた「彦八まつり」に、さんまさんも久しぶりに着物を着て参加。その時に同期の人たちも出演し、この千朝さんもいたそうです。

千朝さんによると、楽屋で鶴瓶さんとさんまさんがいるのをみて「寄席の楽屋に見えた。」とのこと。

 

鶴瓶さんの師匠松鶴さんは、さんまさんが落語家として18歳で弟子入りした師匠笑福亭松之助さんの兄弟子なので、同じ笑福亭一門で厳しかったといいます。

千朝さんが、その厳しい一門で教えられているので、さんまさんが今でも噺を覚えるんじゃないか?と言っていたと鶴瓶さんが言うと、覚えてるとは言わず、「落語は伝統芸だから崩すな。歴史的にずっとこられたのが落語なんで、きっちりやらなあかんのがうちの一門ですよね。」とガラッと真面目な顔になって答えるさんまさん。

 

「絶対に松之助師匠は、さんまと合うてた。さんまが何してもあんま怒られへんかった。」という千朝さんの話をきっかけに、さんまさんは松之助さんの家を毎日掃除している時のエピソードを披露。

松之助さんに掃除が楽しいか聞かれて「楽しくないです。」と正直に答えたさんまさん。「明日からどうすれば掃除が楽しくなるか、考えてやれ。」と言われ、さんまさんは何時間かどうしたら楽しくなるか考ながらやっていたんだそうです。

師匠に「どうや、楽しくなったか?」と聞かれ「そう大して…。」と正直に答えたさんまさんに「楽しくなるように考えるのが楽しいねや。」って言ってくれたといいます。

 

千朝さんの言う通り、師匠と合ってるから、師匠に対してこんな風に言っても許されてたって話だと思います。

師弟関係ではあったものの、さんまさん自身も、師匠に対して失礼な言い方ではあるが、「ウマが合う」と言ってました。

 

前に、松之助さんがさんまさんの番組に出ているのを観た事がありますが、楽しそうな感じでした。

さんまさんは今でこそ後輩ばかりになって、先輩としての場面が目立ってますが、目上の人にはサッと譲って相手を立てる態度を取られてます。

言葉自体は、ツッコミなんで失礼な物言いがありますけど、ちゃんと配慮してるっていうか…。

「向上委員会」でも、ナイツの塙さんが浅草の師匠の方々を連れて来た回がありました。塙さんは師匠さん達と親しいので、ちょっとイジるようなことを言ったりしてても、さんまさんは一緒になって言わず、気を遣ってる感じでした。

松之助さんのような親しい間柄の人には、ツッコミもしっかりしますけど、浅草の師匠方のような関係の薄い間柄には、ちょっと引いた感じの振る舞いをしていました。

今の共演者は年下ばかりで、そういう場面も少なくなりました。

あ、でも、「向上委員会」では中川家次長課長、宮迫さんに若者の話題についていけなくてイジらてる場面をみかけることも多くなってきました。

イジられても怒ったりすることがなくて、懐が深いと思います。

 

芸人はクイズで正解を出してはいけない

話は、関西で30年近く続いてる「明石家電視台」の話題へ移りました。

その番組でコーナーがあったのですが、正解をすぐに出してしまう間寛平さんにダメ出しをしていたと話す鶴瓶さん。

今でこそ、「お笑いは先に答えたらダメ」という風になってるが、30年前に既に叱っていたことに対し鶴瓶さんが、「世間が分かるまでやり続けることっていうのはこれ、すごいよ。考えたら。」と感心していました。

 

寛平さんはその反動からか、全国区で売れるようになって「マジカル頭脳パワー!!」というクイズ番組では、頑張って正解を出してました。東京だったら怒られませんから。やりやすいようにやってましたよね。

東京ではやってもいいのに、大阪のさんまさん番組では怒られるっていう…かわいそうなことになってました。

 

「どや顔」を言い出したのはさんまさん?

鶴瓶さんは、世間が言い出す前に言っていたさんまさんの言葉として「どや顔」をあげてました。

 

「天然」は、ジミー大西さんに対して萩本欽一さんが言い出した事を、さんまさんらが「ひょうきん族」で言っていて、ちょっとの間忘れられていたのが、「天然ボケ」という言葉でまた世間に知られるようになったことも、さんまさんの口から紹介されていました。

 

私は、「天然」という言葉は、ダウンタウンの松本さんから出てきた言葉だと思ってました。「どや顔」も松本さん発信だと思ってました。

本当にさんまさんからなんですかね??

どっちにしろ、お笑いから出てきた言葉であるのは間違いなさそうです。

 

新幹線借り物ゲーム

鶴瓶さんとさんまさんがまだ売れてない20代に、新幹線で会えばやってた遊びについての話も出てました。

新幹線に乗ってる乗客の人に、持ち物を借りてくる遊びなんだそうですが、「1号車のA席Cのサラリーマンの靴を借りてくる」とか「1号車の女性客の口紅を塗ってくる」とかお互い指定してやってたそうです。

 

う~ん。厳密に言ったら、A席Cってないですが…。〇番Cとかだと思うんですけど…って、揚げ足取りました。

 

だいたい新幹線に乗るのは夜で、寝てるサラリーマンばっかりの所を起こして借りて来てやってたんだそうです。今だったら、ふざんけんなって怒られて終わるんでしょうけど、面白いことやってたんだなと笑いました。

実際、怖くてそんな遊びできませんよね??ようやるわ。

 

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「そういう遊び心が今の僕を作ってくれてる。」とさんまさんが鶴瓶さんにお礼を言って終わりました。

 

芸人さんって、普段から面白いことやってたんですね。

さんまさんとか鶴瓶さんは特別でしょう?言わないだけで本気で怒られたこともあったでしょうね、たぶん。

さんまさんだから、そんな笑いが半減すること言わないでしょうけど。

 

鶴瓶さんのエンディングトーク

恒例の鶴瓶さんひとりのエンディングトーク

「芸人にも、素人にも全ての人間に好感度ナンバーワン。おかしくないですか?寝られへんはずやわ、絶対。さんまがもし、テレビの世界をやめると言うたら、さんまロスが起こりますよ。女芸人は誰か後追いすると思う。」

観客の人も裏で聞いてたさんまさんも笑ってました。

「80まで15年しかないんですよ。その15年トップで走り続けるという体力は絶対ありますよ、あいつ。80になるテレビで笑わしてる姿を、俺みるのには84まで生きなあかんのですよ。」

鶴瓶さんは、自分自身も元気でさんまさんと一緒にテレビに出続ける覚悟みたいなものを口にされていました。

 

さすがさんまさんの回!

いつもこのエンディングトークの部分は、ゲストの人がジーンとしたり、ちょっと涙なんか流したりするところですけど、さんまさんがゲストと言うことで最後まで笑わせてもらいました!!

 

今回のA-Studioは500回記念で、ゲストはさんまさん。鶴瓶さんの思ってるように番組が進まず、喧嘩が何度も勃発しました。

この言い合いが面白かったです。

 

私はさんまさんが好きなんで、最近よくさんまさんを特集した番組を観てましたが、「基本部」の話や、新幹線の話は初めて聞きました。

さすが色んな事を調べ上げるA-Studioです!!

 

さんまさんはいつも自分の話ばかりだと思われがちですが、今回も鶴瓶さんの言葉を拾ってツッコんでるので、聞いてないわけじゃなく、聞きすぎて引っかかるから、話が進まないんですよね。

 

番組をむちゃくちゃにしているように見えて、ちゃんと師匠の話、同期の話、同級生のエピソード、そして鶴瓶さんとのエピソードも話していました。

 

 

 

それにしても、最近よくさんまさんテレビに出てません?

嫌な人なら呼ばれもしなくなってくるでしょうから、テレビ関係者にめちゃくちゃ好かれてるんでしょう、きっと。

 

なんにせよ、今回のA-Studio!さんま色に染められて面白かったです!