BSプレミアムで『にっぽん縦断こころ旅』2023春、放送中です。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組。
2023年5月29日に放送されたこころ旅クラシックは、2014年9月25日に放送された大阪府の旅3日目茨木市の旅の再放送です。
この2014年秋の旅の大阪府の週は、私にも関連する都市が4日のうち3日もあり、2014年当時も大阪から離れた場所に住んでいたイチ視聴者の私にとっても心に残る旅の週でした。
5月29日朝に放送されていたリクエストアワーで、駒村多恵アナウンサーが、2022年
3月放送の熊本・591日目の旅「三角西港の護岸」を見た視聴者の方から、自分のこころの風景も蘇ったというお手紙を紹介されていました。
駒村さんは「こころ旅は、お手紙の方のこころの風景への旅なんですけれども、見ている方々の人生ともつながっているっていうのは、そこがやはり、こころ旅のいいところだなぁって思いますね。」とおっしゃっていました。
その通りだと思います。
自分のこころの風景も重ね合わせて見てるんですよね。
私のように、色んな土地を転々としている人間にとっては、どこからでも見れるこの番組が知らない土地に住む心細さを癒してくれたり、これまで関わってきた土地を懐かしんだりする時間を作ってくれています。
あと、お手紙の内容が自分の状況と似通っていたりすると共感したり、全く違う人生を歩んでいる人に気持ちを引き寄せられたり、色んな気持ちにさせてもらっています。
話を戻して。
勝手に親近感を持ちながら見た2014年秋の大阪府の旅。
さかのぼって感想を書いていきます。
363日目、大阪府3日目茨木市への旅
2023年5月29日放送分のこころ旅クラシックは、2014年9月25日に放送された大阪府3日目の旅で、前日の目的地・交野市の源氏の滝でオープニングでした。
お手紙の内容
こころの風景は、西河原公園のピンクの大きなすべり台です。
小さい頃によく滑って楽しかったすべり台。
遠足で訪れた時は、地面に手を付けてたのを忘れ、手に石ころをつけた状態でお弁当にザっとかけてしまった思い出もあり。
せっかく作ってもらったのに。と食べ始める前にショックを受けたが、周りの目を恥ずかしく感じながら全て食べきったそう。
大人になって働き出してからは、通勤ルートの途中になっているとのこと。
しばらく訪れる機会がなかっただけに、最近はよくその時のことを思い出しているそう。
この前。心がモヤモヤしている時に、ピンクのすべり台に行ってみたお手紙の方。
すると、思っていた以上に高くて大きくて、よくこんなところで何回も何回もすべっていたな。と思ったとか。
せっかくなので上まで登って、上から見下ろしてみると、そうしたらすべるというより落ちるというような角度だったといいます。
お手紙の方がためらっている横で、小さな男の子や女の子が次々にすべって行き、自慢げだったのが妙に面白かった。とおっしゃるお手紙の方。
正平さんに、ぜひこのすべり台を見に行って欲しい。きっと気に入るはず。
そしてよかったら、すべってほしい。
…というお手紙でした。
お手紙には、自転車(チャリオ?)の絵と正平さんの似顔絵が描かれていました。
これだけでも面白い人だと思いました。
正平さんは、お弁当に石ころをザっとかけてしまった。
というところと、
小さい時に見たものが年取ったら小さく見えるとはよく聞くけど、大きくなって見て、大きく感じた。
というところに疑問を持っていました。
稲刈りの時期を聞く
源氏の滝を出発。
住宅のあいだを走り、高速道路の下をくぐってJR線の上をこえて、住宅のあいだの細い道を通りました。
団地の前にある天野川に架かる細い橋を渡り、田んぼのあいだの道に入りました。
田んぼの横でストップした正平さん。
「これいつ収穫?」と、作業していた男性に質問。
「もう1か月ちょっと。遅い!昨日福知山の方行ってたら刈ってた。」と稲刈りに時期が遅くなっていると教えてくれた男性。
まだ青々としていた稲。もっと黄色くなってからの刈る。とのこと。
確かに、まだまだ若い!といった感じでした。
男性が逆に「今日は交野、どこ行くんですか?」と質問。
正平さんは「今日はこれから茨木までちょっと。」と答えると「いばらき!」と驚いた様子の男性。
自転車で行くには距離がありますからね~~。
「枚方大橋渡って?ね!」と聞く男性。
「たぶん!」と答える正平さん。
男性は、茨城と聞いてルートが分かった様子でした。
「大阪府にもこんなお米どころあるんやね。」と聞く正平さんでしたが、機械の音が大きくて男性には聞こえなかったみたい。
「頑張ってください。テレビ映ってる?」と笑顔で手を振る男性。
正平さんも「お互いにね!」と言ってお別れでした。
私は、小さい時に枚方に住んでいましたけど、近くでお米を作ってるところがあるなんて知りませんでした。
知らなかったことも教えてくれるのがこころ旅です。
田んぼのあいだの道を通り、住宅のあいだの道に入ると、勢いよくツッコんでくる車が器用に正平さんたちをよけて通り抜けていきます。
正平さんは「ほう、みんな運転ウマなるやろうな。」と感心した様子。
車の運転手さんは、曲がりくねったカーブもある道をどこでツッコんでどこでスピードを落とすか、熟知してる感じでした。
「家デカいけど、道せまい!」
そうそう。
昔の道をそのまま残してるって感じ。
水面回廊で休憩
緊張感のある狭い道の住宅街のなかで、姉さん監督が声をかけストップ。
橋の下にある水面回廊に下りて、休憩することになりました。
水辺のベンチに座り、一服。
アメンボが浮かんでいました。
シオカラトンボも発見。
近くにいた男性に、ここに流れている水は淀川から来ている水だと教えてもらっていました。
枚方に住んでましたけど、こんないい感じのところがあることも知らなかったです。
40年近く前にもこんなところあったのかな?
淀川、芥川、安威川沿いを走る
休憩を終え、長い枚方大橋の歩道。
枚方大橋は交通量が多く、横を車がビュンビュン通り抜けていきます。
河川敷に下りて、河川敷のゴルフ場を横に見ながら走ります。
河川敷から芥川沿いの道路に出ると、正面に新幹線が通過。
正平さんは「しんかんせーん!」と言って新幹線を見送りました。
案内標識に「茨木」の文字を確認。
正平さんは「いばらぎや!見えた。」と言いますが「やっぱ、いばら"き"や!」と読み方を確認してました。
いばら”き”?orいばら"ぎ"?
「いばらき」か「いばらぎ」か。読み方が違うって話、よくしますよね。
私が茨木に住んでた時は、大阪は”いばらき"で関東にあるのは"いばらぎ"だと言ってたし、周りもそういう認識でいました。
が、大人になってテレビで茨城の人が「大阪にあるのが”いばらぎ"」と言ってるのを見て、お互いが自分のところを”いばらき”と思ってることを知りました。
ーーー正解はどっちも”いばらき”。
そもそも”いばらぎ”と読むところはない。
どっちも濁らない。が正解。
…と知りました。
西河原公園に着きました。
こころの風景
チャリオを降りて、西河原公園にとうちゃこ。
歩いて公園内に入ると、イボイボがついて大きな山を発見。
山の側面に回ると、ありえない角度のピンクのすべり台が見えました。
正平さんは「ピンクやん!ちょっと、あかんわーこれ。分かった。お弁当砂だらけ!」と言って笑います。
絶壁といって言い角度のすべり台と、すべり台の下に砂場がありました。
「どうやってすべるの?寝て?」とビックリする正平さん。
「すべるより落ちるって手紙に書いてあるけど。……ははははは!どうしましょ?え?」とビビります。
本当!
どうやってすべるの?という角度のすべり台です。
スタッフさんも「どうしましょ?」と言って笑います。
「こんなすべり台初めて見ました。」
笑うしかない正平さんとスタッフさん。
横から上に上がるスロープを上がり、上からすべり台を撮影。
真下に落ちて行くイメージです。
「行ってみよか?」と笑って言いつつもすぐすべろう!とはなりません。
正平さんは「なんか俺これ、バンジージャンプやるより怖い。」と言います。
そっとすべり台の上に座り、「ワー!」と言いながら滑った正平さん。
「オモロイやん!」と言いつつ「誰がデザインしたんや、こんなん。」と文句を言ってました。
スゴイな!正平さん。
めっちゃくちゃ怖いんですけど。
でも子どもたちはこれを平気にすべるんですよね??
まぁ、下は砂場だし。そう大きなけがにもならんのやろうけど。
「結構垂直よ、これ。いけた。でも。」
すべったあとも興奮が冷めやらない様子の正平さん。
再びすべり台の上に座り、公園に植わっているクスノキをゆっくりと眺めてからお手紙を読みました。
お手紙を読み終わり、「いや、気に入ったよ。気に入ったけど。初めて見たこんなの。すべり台と言うんかな?いちよ。すべり台なんでしょうか?でも、ちっちゃい頃はポンポン行けたけど、大きくなって困ったんだろうな。」
とお手紙の方に感想をまず言う正平さん。
そして最後に、もう一回!
両手を上げ「てやー!」と大声で叫びながらすべっていき、勢いよく砂場へツッコんで2回転。
「失礼します。オモロイなこれ。」と言ってスッと立とあがり、歩いて行きました。
ピンクのすべり台。想像以上に角度がヤバかったです。
すべった正平さん、カーッコいい!
勢い余って回転してるのが面白かったです。
リクエストが多いのは、正平さんが面白がってすべっていったのがよかったのかな??
いいすべり台教えてもらいましたね!!
最後は、小さい子3人と大人3人がすべり台で遊ぶ風景が映って終わりでした。
私個人的には、西河原公園に行く道をもっと奥に行った茨木の山の方に住んでいたので、道中の風景が見たことある風景で面白かったです。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
月曜のとうちゃこ版の時間帯は、これまでの放送のリクエスト版。クラシックが放送されています。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版の再放送は、土日の朝7時30分から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。
土日の再放送の時間帯が、2023年から変わってます!