テレビ好きぴえーるの日記

テレビ好きの主婦によるドラマ、バラエティ、旅番組、入院生活などの雑記ブログ。

11/11放送の西郷どん第42回(両雄激突)を観た感想*ネタバレもあります

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毎週日曜夜8時から放送中の「西郷どん」。11月11日に第42回(両雄激突)を観ました。

www.nhk.or.jp

薩長に偏り過ぎてたのが問題

岩倉具視(笑福亭鶴瓶さん)、大久保利通(瑛太さん)、木戸孝允(玉山鉄二さん)らが欧米使節団として旅立ちました。

西郷隆盛(鈴木亮平さん)に土佐、肥前の者たちへの監視役を任せて、「人事を動かすな。」と約束させたと言うんですが、長州の山県有朋(村上新悟さん)、井上馨(忍成修吾さん)らが不正を働いているのが次々と発覚し、罷免するしかなくなったという流れでした。

この二人を新政府から出した後に、土佐出身の後藤象二郎(瀬川亮さん)、肥前出身の江藤新平(迫田孝也さん)らを参議に加えましたが、改めてドラマでこの一連の流れをみて、それまで土佐と肥前の人の中から参議がいなかった事に驚きました。

 

大久保の「100年先の民の暮らしを考えての事。」という考えも分からないでもないんですけど、薩長主導で政治をしていたなんて、今から考えたら、独裁的で怖いです。

討幕の動きを引っ張って来たと言う自負もあったんでしょうけど、なんか驕ってるというか、何様なんかな?と思いました。

のけ者扱いをしていたら、そりゃあ土佐も肥前も不満を持ちますよね。大久保は西郷さえ残しておいたら大丈夫って欧米に旅立ちましたけど、こんな薩長に偏った政府にしてたら、誰を残していってたところで、留守にひっくり返されるのは当然かな?と思いました。元々、大久保のやり方は反発が出てましたし。

使節団も薩長土肥を上手くバランスを取って、半分を派遣するってわけにはいかなかったんでしょうか?でもまぁ結局半分ずつ残したところで、留守政府で政治を進めていたでしょうが…。

2年近くも現場から離れてたら、普通に考えても取り残されるのは当然の話だと思います。人事を動かさないなんて約束、何で守れると思ったんでしょうか?

 

全く意見が食い違う二人

使節団は予定を大幅に延長したのにもかかわらず、何の成果も出せませんでした。

大久保は、他の使節団メンバーよりも一足先に帰国してきましたが、江藤ら新しい参議たちにのけ者扱いされます。

そして、悔しさを抱えながら過労で寝込んでいた西郷の家へお見舞いに行き、約束を守ってくれなかった西郷に不満をぶつけました。

 

そして話は、政治の進め方についてのことになり、二人は激しくぶつかりました。

大久保は、強引でも当時の日本にとっては進む事こそが一番の道なのだから、議論などせず「逆らう者は、取り除けばよか。」と、とにかく前に突き進みたいという考えでした。

対して西郷は、集まった人たちで議論を尽くして時間をかけて、皆が納得する形で前に進んでいきたいという考えでした。

二人の意見はぶつかり合い、西郷は大久保に「政府にはおらんでよか。薩摩に帰ったらよか!」と大久保を政府から排除するとつい言い過ぎてしまうのでした。

西郷の言葉で大久保は、西郷が家まで訪ねて来ても会おうともせず、閉じこもってしまったのです。私はこの大久保の拒否の仕方が気持ち悪かったです。

怒ったら黙り込む人っていますよね。それで分からせるって本人は思ってるみたいですけど、こういう卑怯なやり方は嫌いです。

ただ単に、口で説明出来ひんだけやんか!と思います。

 

大久保も西郷も、自分のやり方はきっと分かってくれるっていうお互いの甘えが強いように思いました。

お互い我が強すぎて、お互い自分の方が正しいと思い過ぎて、お互い分かり合えているはずだと思い込み過ぎて、気付いた時にはものすごく距離があった、という感じがしました。

 

西郷どん!」の原作では、ドラマの「西郷どん」みたいに西郷と大久保ががっちりした仲のいい間柄ではなく、薩摩藩士時代から、考えが違うという風に描かれていました。

ドラマでは、郷中仲間の皆が、斉彬を支持しているように描かれていましたが、原作では、大久保は西郷ほど斉彬を支持していたわけではなく、むしろ斉彬に心酔している西郷にちょっと呆れてる感じでした。

お由羅騒動で喜界島に流されたお父さんと、連座してた利通のことも、斉彬はなかなか助けてくれなかったですし!

 

ドラマでは、大久保は出世する為に斉彬の父、斉興(鹿賀丈史さん)に取り入っていく姿が描かれてましたけど、実際は、出世の為だけじゃなかったと思います。

 

原作の通り、最初から考えの違いがあったというベースなら、途中、西郷が島流しにあったのに、久光の近くにいた大久保がなかなか助けなかったのも納得できます。

 

ドラマで変に仲間の友情とか、仲良しな感じを描き過ぎたんじゃないでしょうか?

急にここに来て、西郷と大久保の二人の仲が決裂!!というのは、強引な流れと思いました。

 

仲が良かった二人が決裂した方が、ドラマティックなんでしょうか?

ずっとライバル同士で、ここではっきりと意見が分かれてしまった、という流れの方が分かりやすいです。

実際のお二人の仲がどうだったか知らないので、勝手なことばかり言ってますが、物語もここに来て、仲良しだったとする方が無理があったんじゃないかと思ったので書かせてもらいました。

 

冷たい目をする大久保

今回の話の最後に、大久保が、隆盛を朝鮮に日本国大使として派遣する件について、反対するシーンがありました。

大久保が、土佐や肥前の人に対しては、そんな態度を取ったこともありましたが、西郷への敵意に満ちた目をするのは初めてでした。

これまでの友情物語は、この大久保の鋭い目つきを際立たせるための、長いフリであったようにも思いました。ここで何もかもぶっ壊す為に、築き上げてきた話のように思えました。

怖いのと同時に、とても腹が立ちました。

瑛太さんの演技がまた上手でした。西郷の家に御見舞に行った時までは、まだ理解してもらおうと話していましたが、西郷を敵と認定したのか、態度を一変させました。

本性が出てきた!と感じる目でした。

 

次回は?

第42回の感想を書くつもりが、西郷と大久保のこれまでを振り返るような内容になってしまいました。

明治になって面白くなってきましたけど、早くも次回、西郷どんと江藤さんが政府を去るようです。ドラマも終わりが迫ってきました。

 

共通の敵がいる時は団結できたのに、どうして味方でい続けることは出来なかったんでしょう?

 

だんだんと悲劇へと向かっていきます。

嫌な展開になるのが分かってるので、観るのが辛いです。