毎週木曜夜10時からフジテレビ系列で放送中の鈴木亮平さん主演ドラマ『レンアイ漫画家』。6月10日に第10話が放送されました。
前回、第9話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 刈部清一郎:鈴木亮平さん…33歳。少女漫画雑誌『少女モーニング』で『銀河天使』を連載する大人気天才漫画家。ペンネーム”刈部まりあ"で顔出しをしない変わり者で、人付き合いが苦手。
- 久遠あいこ:吉岡里帆さん…29歳。30歳を目前に夢もなく男運もなく人生模索中。お人よしで騙されやすい。葬儀屋スタッフで初恋の人・刈部純の葬儀を担当した際に、純の兄・清一郎と遺児のレンと出会う。レンに純との初恋を語っていた時に清一郎から「死ぬ気で恋愛してみないか?」と言われ、報酬目当てで疑似恋愛をすることに。
- 刈部レン:岩田琉聖さん…9歳。生まれてすぐ母を亡くし父とは二人で暮らしてきていた。父の純を亡くし、伯父の清一郎に引き取られる。大人びた性格でおとなしい。人の気持ちを察するのに長けている。清一郎とあいこと暮らすようになり、変わり者の清一郎を徐々に変えていくことになる。
- 刈部純:白石準也さん…享年31歳。清一郎の弟。あいこの初恋の人。清一郎の理解者だが、性格は正反対で女好きの社交的な人物だった。
- 向後達也:片岡愛之助さん…42歳。清一郎の担当編集者。清一郎の才能を見出し"刈部まりあ"とペンネームをつけ、育て上げて支えている。『少女モーニング』編集者で唯一清一郎と接触できる人物。最近の恋愛事情に疎く、アドバイスがあてにならない。大学ラグビー経験者で、元々はスポーツ誌所属だった。
- 早瀬剛:竜星涼さん…29歳。一流企業に勤めるサラリーマン。あいこの疑似恋愛の相手。向後と同じく大学ラグビーをしていた元ラガーマン。社交的でおおらか。丸の内OLを装ったあいこと朝活カフェで出会う。
- 金條可憐:木南晴夏さん…32歳。『少女モーニング』で連載する売れっ子少女漫画家。作画はデジタル。最先端の情報を収集して漫画に反映させる努力家。読者アンケート1位の刈部まりあにライバル心を燃やし、まりあがどんな人物なのか関心を寄せる。
- 金條麻央:星乃あんなさん…9歳。可憐が溺愛する姪。清一郎の甥・レンの同級生。レンが気になっている。
- 二階堂藤悟:眞栄田郷敦さん…22歳。あいこ行きつけのカフェ『2 STORY CAFE』の店長代理。聞き上手で、恋に仕事に悩むあいこの相談に乗ってくれている。常に前向き。
- 伊藤由奈:小西桜子さん…21歳。『2 STORY CAFE』の店員。あいこの疑似恋愛に協力的で、冷静と見せかけて時折激しい部分を見せる。
第10話のあらすじ
付き合い始めたあいこと刈部。
レンも二人が付き合い出したことを喜び、向後は二人が付き合い出したことを受け入れつつも、最近『銀天』が読者人気投票で票数が落ちてきているのが気になっていた。
二階堂は、レンと向後から、あいこと刈部が付き合い出したと聞き静かに受け入れ、刈部が男だとネットにバラした由奈は、責任を感じて『2 STORY CAFE』を辞めていた。
可憐は、日本漫画大賞受賞の刈部のスピーチの内容からあいこへの愛の告白と察して、花束を持って二人が付き合い出したことを祝福。早瀬は潔くあいこのストーカーを卒業した。
あいこは刈部との初のデートでおおはしゃぎ。飲み過ぎて立てないくらいに酔っ払い、刈部におぶってもらって帰宅。
あいこは新しい仕事の面接を受け、何もかも順風満帆に進んでいた2週間後。刈部が『銀天』の締めきりに間に合わず、原稿を落とした。
『銀天』11年の連載で初の休載に『銀天』の作者が男だったことがバレたことと読者人気投票の票数が落ちて来てるのも加わって、ネットでは『銀天』終わったと騒ぐ。
『銀天』の愛読者で自身も漫画家の可憐は、向後に会って「描かなかったの?描けなかったの?どっち?」と問い詰める。
向後は次号で令和編を終えるつもりで構想も練っていて、次のタイムスリップ先まで決めていたが、ネームに入って描けなかったのだ。
向後はいつまでも待つつもりだったが、事情を知った可憐は「信じられない。まりあ様が。」とショックを受ける。
しかし『銀天』の休載にショックを受けていたのは、他の誰でもない刈部自身だった。
悩む刈部を間近で見守るあいこは「まともな幸せは作家をダメにする。」が現実になっているのを目の当たりにし、自分のせいだと悩む。
しかし刈部は、12年前に描いた漫画が、純から聞いたあいこの話をモデルにして描いたものだと嬉しそうに語る。
純のお葬式でいきなりあいこに「恋愛をしろ。」と迫ったのも、あいこが自分に漫画を描くインスピレーションを与えてくれると本能で覚えていたのだというのだ。
でも、刈部が今漫画が描けないのは自分のせいでは?と聞くあいこ。
刈部は「"まともな幸せは作家をダメにする。"という呪いを自分にかけてきたがそんなものに負けたりしない。刈部まりあは天才だぞ。」と言い幸せをかみしめ、あいこに誕生日プレゼントは何がいいか?と話を逸らす。
あいこはただ一緒にいて欲しい。とだけお願い。刈部はあいこの誕生日までに原稿をあげると約束した。
あいこの誕生日の前日。
刈部は食事も睡眠もとらずネームをあげようとするが、全く進まない。それなのにあいこの誕生日を祝いたいと言い出し、あいこを戸惑わせる。
しかし刈部は仕事部屋で自分を追い詰める幻覚に襲われ、倒れて救急車で運ばれて入院。
自分のせいだと思い悩むあいこに、可憐が訪ねてきて「あなたが悪いわけじゃない。でもあなたのせい。」と苦しそうに言う。
刈部はあいこと恋愛し、現実と虚構のバランスを崩してしまった。刈部まりあは天才でも、刈部清一郎は人間。
「まりあ先生を返してちょうだい。」とお願いする可憐だった。
あいこは病院で眠る刈部を残し、去って行った。
翌日。帰宅した刈部を、泣きながら一人で迎えたレン。
レンは朝早くに出ていくあいこを「嫌です。あいこさんも一緒がいいです。」と泣いて引き留めたが、ダメだった。
レンは、あいこの誕生日プレゼントで渡すはずだった刈部と自分とあいこと、うさぎのメモリーを描いた絵を渡して別れていた。
急いであいこの部屋に行く刈部。
あいこは「刈部さんはレンアイすると漫画が描けない。でも私は、漫画を描いている刈部さんが好きで、どうにもうまくいかないみたいです。刈部さん。漫画を描いてください。この家で刈部さんとレン君と過ごした日々は、ホントに幸せでした。」と置き手紙を残していた。
刈部もあいこのためにネックレスを準備していたが、渡せなかった。
突然の別れに大号泣する刈部。
夜になり、吹っ切ったかのようにペンを走らせ、一気に漫画を描き上げる。
絞り出したように書かれた漫画のキャラは、泣いていたのだった。
…という話でした。
早瀬さんがストーカー卒業
あいこと刈部が付き合い出して、ずっとあいこを見守ってきた早瀬さんが、二人の恋愛が始まったことを祝福する花束を、可憐と一緒にくれました。
もうあいこへのストーカーは卒業したそうです。
二階堂みたいに刈部に牽制したり、恨んだりすることも一切なく、潔く去ったことにビックリ!!
どこまでいい人なんだ!!
やっぱり早瀬さん好きだな~~。私は。
本当、刈部なんかやめて早瀬さんとくっついたらよかったのに、あいこ。
何回も思う。
ストーカーをやめた早瀬さんはヒマになって、今度は可憐さんのお手伝いをしてるのだとか。
卒業したと聞いて、もう出てこないのかと残念に思ってたら、ちゃんと可憐さんのところの出入りしててちゃんと出演してくれてて嬉しかったです。
しかし!!
あいこが10話の最後で刈部の元を去ってフリー!!!またストーカー復活するんでは?
あいこが前のアパートを出て刈部家に身を寄せたことも、全部知っていた早瀬さんですからね。
姿を消したあいこの行き先も全部知ってんじゃないでしょうか?
せっかくストーカー卒業したのに。
あいこがレンくんの絵を見て泣いてたのも全部見てたんじゃないの?
さすがに刈部さんと別れたのまでは知らないだろうから、それはないか。
早瀬さん、最後まで出演頼みますよ!!
楽しみにしてます。
可憐さんは『銀天』が一番
あいこと刈部の恋愛が始まったのを祝福してくれていた可憐さん。
でも、あいことの恋愛が始まって休載になって、『銀天』の愛読者の可憐さんは、あいこに「まりあ先生を返してちょうだい。」とおねがいしてました。
向後がやっと刈部自身を優先して、まともな幸せを手に入れる刈部を守ろうとしてくれたのに、読者の立場である可憐さんは許してくれなかったですね…。
確かに、休載が続くと読者は離れますよね~~~。
最初は待ってるんですけど、もう終わったのかと思って待つのを諦めてしまうんですよね。
可憐さんが言うこともよく分かる。
あいこもよく分かるから、刈部の元を去ってしまった…。
せっかく思いが通じたのに、呪いが解けたと思ってたのに。
幸せになったら満たされたら、何も描けなくなっちゃうもんなんでしょうか?
せっかく思いが通じてレンくんともうまくいって、いい方向に動き出したと思ってたのに、残念です。
レンくんがかわいそうだった
2話では、刈部に命令で早瀬さんと別れさせられたあいこが泣いてて、その時はもらい泣きしましたが、今回のはあまり泣けなかったな。
二人の恋愛より、レンくんが「嫌です。」ってあいこにしがみついたことに泣けました。
レンくんは何も悪くないのに、巻き込まれてかわいそうでした。
次回は最終回。
レンの実の母も跳ねのけてやっとくっついたと思ったら、別れて1年後って…。
そんなに離れてもいいの??
すっかりキャラ変した刈部清一郎ってあらすじにありましたが、全く想像がつかない!!
っていうか、早瀬さんあいこの行方分かってないの??
どういう結末になるのか、ハッピーエンドを期待します。
以上、『レンアイ漫画家』第10話を見た感想でした。