毎週木曜夜10時からフジテレビ系列で放送中の鈴木亮平さん主演ドラマ『レンアイ漫画家』。4月22日に第3話が放送されました。
前回、第2話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 刈部清一郎:鈴木亮平さん…33歳。少女漫画雑誌『少女モーニング』で『銀河天使』を連載する大人気天才漫画家。ペンネーム”刈部まりあ"で顔出しをしない変わり者で、人付き合いが苦手。
- 久遠あいこ:吉岡里帆さん…29歳。30歳を目前に夢もなく男運もなく人生模索中。お人よしで騙されやすい。葬儀屋スタッフで初恋の人・刈部純の葬儀を担当した際に、純の兄・清一郎と遺児のレンと出会う。レンに純との初恋を語っていた時に清一郎から「死ぬ気で恋愛してみないか?」と言われ、報酬目当てで疑似恋愛をすることに。
- 刈部レン:岩田琉聖さん…9歳。生まれてすぐ母を亡くし父とは二人で暮らしてきていた。父の純を亡くし、伯父の清一郎に引き取られる。大人びた性格でおとなしい。人の気持ちを察するのに長けている。清一郎とあいこと暮らすようになり、変わり者の清一郎を徐々に変えていくことになる。
- 刈部純:白石準也さん…享年31歳。清一郎の弟。あいこの初恋の人。清一郎の理解者だが、性格は正反対で女好きの社交的な人物だった。
- 向後達也:片岡愛之助さん…42歳。清一郎の担当編集者。清一郎の才能を見出し"刈部まりあ"とペンネームをつけ、育て上げて支えている。『少女モーニング』編集者で唯一清一郎と接触できる人物。最近の恋愛事情に疎く、アドバイスがあてにならない。大学ラグビー経験者で、元々はスポーツ誌所属だった。
- 早瀬剛:竜星涼さん…29歳。一流企業に勤めるサラリーマン。あいこの疑似恋愛の相手。向後と同じく大学ラグビーをしていた元ラガーマン。社交的でおおらか。丸の内OLを装ったあいこと朝活カフェで出会う。
- 金條可憐:木南晴夏さん…32歳。『少女モーニング』で連載する売れっ子少女漫画家。作画はデジタル。最先端の情報を収集して漫画に反映させる努力家。読者アンケート1位の刈部まりあにライバル心を燃やし、まりあがどんな人物なのか関心を寄せる。
- 金條麻央:星乃あんなさん…9歳。可憐が溺愛する姪。清一郎の甥・レンの同級生。レンが気になっている。
- 二階堂藤悟:眞栄田郷敦さん…22歳。あいこ行きつけのカフェ『2 STORY CAFE』の店長代理。聞き上手で、恋に仕事に悩むあいこの相談に乗ってくれている。常に前向き。
- 伊藤由奈:小西桜子さん…21歳。『2 STORY CAFE』の店員。二階堂に好意があるイマドキ女子。あいこの疑似恋愛に協力的で、冷静と見せかけて時折激しい部分を見せる。
第3話のあらすじ
刈部からのミッションで泣く泣く早瀬(竜星涼さん)と別れたあいこだったが、期限内に達成されなかったと100万円の報酬はなし。
しかも次のターゲットは、レンの担任の大倉(稲葉友さん)と告げられ、次はやらないと突っぱねていた。
そこへレンが、山内可憐の姪・麻央を含めたクラスメートを家に連れてきて大騒ぎ。
刈部は、家の中を走り回る子供達を怒鳴り付け追いかけまわし、追い出そうと必死。
その場を収めようとしてあいこは、子供が投げたウサギ・メモリーのエサばこが飛んできておでこに当たり倒れてしまうのだった。
帰宅したあいこは、自宅アパートの取り壊しが決まって出て行かねばならないと知る。その上に受けた就職試験は不採用。
とりあえずの居候先も見つからず、すぐにお金が要る事態に陥る。
そこであいこは、前回のようにすべてのミッションが達成されてからの報酬ではなく、「出会い」「デート」と1つ1つのミッションごとに報酬が欲しいと刈部に強気に交渉。
レンの学校の三者面談の知らせをもらっていた刈部は、まずその三者面談をはじめのミッションとして言い渡す。
さすがに保護者の刈部が行くべきだと言うあいこだったが、次のターゲットの大倉先生に会えるチャンスだと刈部にあおられ受けることに。
向後が分析した、大倉先生の好みの傾向であるギャルスタイルの派手な格好で三者面談に行ったあいこ。
廊下で待っていた他の保護者から注目され恥ずかしがっていると、レンが「あいこさんがカワイイから見てるんだと思います。」とフォロー。
「将来、レン君に泣かされる女たちの姿が目に浮かぶよ。」と、父親譲りのレンの言葉に驚くあいこ。
そこへ、麻央の面談に来ていた可憐と遭遇。可憐はあいさつもそこそこに、滅多に入れない小学校の中をネタ探しのためにウロウロ。あいこは刈部みたいだと感心した。
三者面談が始まった。
大倉が熱心にレンに話を聞く姿勢にきゅんとなるあいこ。早速好印象を持つ。すぐに恋愛妄想に入ってしまう。
大倉は、あいこだけを残して刈部の人柄を聞く。家に遊びに行った子供たちに刈部が鬼みたいだと聞いていたからだ。
しかしあいこは、不愛想な人だけど、レンとは男同士通じるものがあってうまくいってるみたいだと答え、大倉を安心させた。
大倉はあいこを話しやすい人だと感じ、焼き鳥を一緒に食べに行こうと誘ってきた。
夜。焼き鳥屋で大倉と話したあいこ。
大倉は大学時代から付き合っている彼女と倦怠期に入っており、そのことをあいこに相談。
あいこは年上女性として女性の心理を細かくアドバイスをし、すっかり大倉と打ち解け合う。
ダメ男とばかり付き合って長続きしないのだと自分の恋愛を語るあいこに、大倉は「久遠さんは大人で頼りになるけどかわいらしい。僕、久遠さんとだったら、いっくらでも長続きする気がするな。」と言い、あいこにすっかり好意があると勘違いさせた。
後日。
あいこは、刈部家で大倉とのデートを喜んで報告したが、恋愛のことが分からない刈部には理解できないことだった。
「出会い」を成功させたことで報酬だと言って缶の箱を渡す刈部。
中を開けてみると小銭の山。
現金がそれだけしかないという。仕方なく500円玉だけを受け取るあいこに、次は略奪愛。大倉を別れさせろと指令を下す。
それには拒否するあいこだったが、大倉から「会って話がしたい。」とLINEがくる。
自分から別れてくれれば問題なし。と、刈部と向後にはこのことを黙っておいて、別れさせるミッションを成功させたことにしようと考えるのだった。
刈部があいこと話している時、レンは自分の部屋で純が持っていた絵を見ており、その中で唯一女の子を描いた絵を見つけた。
朝、その絵の女の子は誰?と刈部に質問したが、覚えてない。と返す刈部。
レンはそう言いながら左腹を押さえ、一瞬苦しそうな顔をする。気になった刈部だったが、何も聞けなかった。
一方。期待して大倉と会ったあいこ。
彼女とは別れたから付き合って欲しいと言われると思ったのに、その彼女を連れて来ていた。
さらに、あいこのアドバイスでプロポーズをする決心がつき、二人は結婚することになったと報告されたのだった。
刈部家で全てを話したあいこは、向後に大笑いされ、刈部には「ミッションはなし。報酬はなしだな。」と告げられた。
刈部はレンの様子が気になり部屋をのぞくと、レンがお腹を押さえて倒れていた。
「救急車!」と騒ぐ刈部を落ち着かせ、あいこがレンをおぶって病院に連れて行った。
点滴を打ってもらい、家に帰ってきたレン。
刈部は安心して「大したことないじゃないか。大げさなんだよ、いつも君は。」と言い放ち「冷血鬼瓦!」とあいこは陰口を叩いた。
あいこは苦しむレンに付き添った。
汗をかいているレンのために窓を開けてみたが効果なし。うちわで風を送るあいこ。
苦しんでるのに、遠慮して何も要求しないレンに「我慢も禁止。」と優しく言うと、レンは「お父さんのことを何で好きになったのか?」と聞いてきた。
あいこにとって、人気者で手の届かない存在だった純。笑顔を見て、その笑顔を私にも向けて欲しい。と思ったのだと答えた。
安心したように眠るレン。あいこも、うちわであおぎ続けてあげているうちに眠くなって、レンと一緒に眠ってしまった。
明け方、あいこは夢うつつに、刈部が自分達をうちわであおいでくれているような気がして、優しい風に心地よさを感じ幸せを感じた。
居候先が見つからないままアパートを出て行くことになったあいこ。
荷物を引きずってネットカフェに行こうとバスを待っていると、刈部がやってきて「うちの奥の部屋が1つ空いている。」「うちに居候させてやる。」「レンが置いてやれって。」と言ってくれた。
大喜びするあいこ。
刈部も手伝ってくれて荷物を刈部家に運んだ。
あいこは、刈部家に来てまずレンにお礼を言ったが、レンは置いてやれとは言っていなかった。
3人で暮らすにあたって、同居の条件が向後から伝えられた。
111条にもある刈部が出した条件のあとに、レンが「朝ごはんは3人で食べること。」を付け加えた。
あいこは賛成。刈部も「勝手にしろ。」と了承した。
住むところが決まって喜んでるあいこに、向後が「絶対に漫画家刈部まりあの邪魔だけはしないでください。」と釘を刺した。
一方で、可憐の家では、刈部家から麻央が勝手に持ち帰ったGペンのペン先を可憐が見つけて不審に思っていた。
漫画家しか持たないGペン。刈部という名前。
もしや刈部まりあ様ーー?
疑いの目を持つ可憐だったーーー。
…というお話でした。
二回目のミッションは失敗
1話2話と、竜星涼さん演じる丸の内リーマンとの恋愛ミッションがうまくいっていたから、今度の先生のミッションも当然うまくいくのだと思っていました。
でもさすがに、恋愛になる前にレンの担任と保護者代理っていう立場がある関係で、恋愛は難しいですよね。現実的に。
設定が急に雑になったなと思ってたら、失敗してました。
あいこも早瀬さんとの別れでかなり落ち込んでたから、もっと引きずるかと思ってたのに、大倉先生がちょっといいこと言ってくれると、すぐに勘違いして舞い上がってて驚きました。
まぁ、失敗でよかったですよ。
くっついたとしても別れるんでしょ?最悪じゃないですか。
しかも彼女持ちの人との恋愛なんて、ダメダメ!
今回の結果はよかったです。納得です!
刈部の言い方が面白い
前回の2話から、あいこが強気になってきて刈部と言い合いをし出すのが面白かったですが、今回も面白かったです。
あいこと大倉先生が焼鳥デートに成功して、それを興奮して刈部に話す場面。
「頭ぽんぽん、名前からして恥ずかしいな。」って言ってた刈部。
いや~、なんか自分が思ってた事代弁してくれてて嬉しかったです。
私も思ってました!
頭ぽんぽんって何?よくそんな言葉、恥ずかしげもなく普通に話すなーと思ってました。
『結婚できない男』の続編も、前の感じがなくなって面白くなくなってたし、人間丸くなってきて寂しく思ってました。
それが!
このドラマはスバズバ言ってくれて気持ちいい!!
鈴木亮平さんぐらいの若い人が、世間知らずという設定だからこそ言えるのかな?
最近、嫌味っぽい言葉も言えなくなってきた世の中になってきて、ドラマでさえもキツイ言葉が出ない。
でも本音ってやっぱりあるから、こうやってドラマの中で言ってくれるのはありがたくて面白い!!
刈部役の鈴木亮平さんがまた、そんなに嫌味を言っても嫌味に聞こえない。笑える。
吐き捨てるように言ってて、本当に目の前で言われたら腹が立つんでしょうけど、見てる分にはめちゃくちゃ面白い!!
いい感じです!!
レンの殻が破れてきた
大人に遠慮して、なかなかして欲しいことも、お腹が痛いことも言えなかったレン。
今回はあいこのおかげで、朝ごはん一緒に食べたいって言えました!
あいこが家なくなって、一緒に住めるようになってよかったです。
あ、いや、あいこにとっては大変なことなんですが…。
レン君もお腹痛くなるくらい我慢しなくてもいいのに…。
刈部が話に乗ってくれないからなぁ。仕方ないか。
次回からはあいこもいるし、あの家で楽しく過ごせたらいいな。
レン君が本当はどんなこと考えて、どんなことがしたいのか気になります。
絵の中の女子高生
純が持っていた女の子の絵。
刈部が過去を思い出して純とあいこを見ているシーンもあったし、あいこのことを描いたものなんでしょう!!
おそらく刈部はあいこが好きですよね?
純が5回告白されて付き合ったのに、別れたのも気になるし。
純が刈部の思いを知って別れたのかな?
高校生の時からだいぶ時間が経ってるし、もし刈部のために別れたとしても、本当にまだ好きだったらまた付き合い出してるはずか…。
違うか。
向後は嫉妬してる?
向後から同居し始めたことに釘を刺されたあいこ。
レンは甥だから仕方ないとして、あいこが同居するのは腹立ったのかな?
今まで自分と家事代行の人だけを家に入れていたのに!って、嫉妬もあるのかもしれない。
小さい中でも複雑になってきた人間関係。
面白くなってきました!
次のターゲットは『2 STORY CAFE』の二階堂くん。
あいこを気にしてるみたいですが、恋愛となるとどうなのかな?
あいこがどう仕掛けるのか?
次回が楽しみです。
以上、『レンアイ漫画家』第3話を見た感想でした。