BSプレミアムで放送中の「にっぽん縦断こころ旅」2018秋。
『にっぽん縦断こころ旅』は、俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組です。
11月1日放送分は、宮城県大衡村の昭和万葉の森からオープニング。
778日目、宮城県3日目は大和町の旅
お手紙の内容
今回のお手紙は、大和町の46歳の男性から。
思い出の場所は、お父さんとよく散歩した、黒川郡大和町吉田字魚板に架かる「魚板橋(まないたばし)」です。
当時、隣村の小学校で教員をしていたお手紙の方のお父さんは、毎晩のようにお酒を飲んで遅く帰り、日曜には指導しているスポーツ少年団のバレーボール等で家にいることが少なかったそうです。
子どもながらに自分の子どもと他人の子ども、どっちが大切なんだ?と正直少々不満に思っていたとのこと。
そんな中、お父さんに、小さい時は乳母車に乗せられ、少し大きくなったら手を引かれ、小学生になると自転車で、この魚板橋によく連れて来られたそうです。
夏休みには朝早起きして橋を渡った先を、右に曲がったところのブロック塀に、オニヤンマの孵化を見に行き、夜には外灯に集まるカブトムシやクワガタを捕まえに。
雨が降ると橋を渡ったところの左側の田んぼの水路で、どじょう捕り。冬にはお父さんが引く、そりに乗せられて橋までの散歩。
大みそかには紅白が終わったら家族で歩いて橋を渡って、対岸の石神山精神社(いわがみやまずみじんじゃ)(大きな岩がご神体)へ元朝詣りにも行ったそうです。
そんなお父さんが亡くなって、10月で6年になるとのこと。この時期になるとお父さんのこと、そしてお父さんとの思い出が深い魚板橋が思い出される…とのことでした。
道は大和町の中心部吉岡から平坦だといいます。
正平さんに、初秋の「船形連峰」・「七ツ森」の美しい風景を見ながら魚板橋を訪れて欲しい。というお手紙でした。
即興の授業コント
「とうちゃこ版」で、出発前に地図で場所を確認する正平さん。地面が濡れているので地図を数人で木に手で押さえて見ました。
正平さんは、お手紙の方のお父さんが教員だったという事で、先生に扮して指さして「ここ、君たちが行くんだ!先生を置いて。」とスタッフに場所を教えます。
「いや、先生も一緒に行きましょう!」と芝居に乗るスタッフさんたち。ノリがいいです。「先生は留守番するから。」と言って笑わせていました。
七ツ森の場所が分かりにくかったんで、本の地図をスタッフさんが出してきて、「教科書です。」と差し出します。
本の地図で、七ツ森、吉田小学校、吉田川と確認。目的地である、魚板橋の位置も確認出来ました。
魚板橋は吉田川に架かってるのが分かりました。近くに石上山精神社もありました。
スタッフさんたちとの息もピッタリで、即興コントも戸惑う事もなくやっていました。仲いいですね~!
ランチは四川料理
約10kmのルートで魚板橋を目指します。途中、橋にさしかかり名前をチェックすると、「海老沢橋」。川は「善川」だったので、吉田ではなかったです。
道の右斜め前にポコポコと小さい山が7つあるのが見えました。七ツ森です。正平さんは「かわいい。」と言っていました。
確かに森のかたちが丸くてかわいかったです。
大きな道路に出ると、直進147号線、大和町内という案内板がありました。国道4号線という大きな道路を横切りました。
4号線は「青森から東京まで行ってる。」と正平さんが説明してくれました。
147号線を、「昔の宿場町。」と言いながら走る正平さん。九品寺の前を通り過ぎました。吉岡宿本陣というところです。
このあたりで昼食になりました。
四川中国料理のお店に入りました。海鮮炒飯、バンバン豆腐を注文。バンバン豆腐が先に運ばれてきて、正平さんお気に入りでした。
海鮮チャーハンの海老も気に入ってました。人気店のようで、たくさんのお客さんがいました。
七ツ森
ランチ後、お手紙にあった通り平坦な道を進む正平さんたち。今度は左側に7つの山、七ツ森が見えてきました。
たくさんあるので、どれが7つなのか道の途中にある会社の人に聞く正平さん。
七つの森の総称が「七ツ森」だそうです。
こころの風景
道を進んでいくと、山がはっきりと近くに見えてきました。左側にあったバス停に、魚板と書いてあるのを正平さんが確認しました。左側の下に川があることも確認。
さらに進んでいくと左側に橋が架かってるのを発見!吉田川に架かる魚板橋でした。
とうちゃこです。
橋から川をのぞき込むと、小さな橋げたが二つ並んであるのが見つかりました。
正平さんは「昔の橋はあっちにあった感じだね、あれも風情あるな。」と言ってました。
そこでお手紙で確認しながらブロック塀を見つけました。オニヤンマはいなかったです。次にどじょう捕りをしたいう田んぼの水路、お正月に行ったという神社。
…とお手紙通りに「現場検証。」と言って、回りました。
石神山精神社に着いた正平さん。
「まあ、お手紙朝読む時しっとりしてたけどゴールはもっとしっとりしちゃってるぞ。これ。コケむしちゃってるぞ。ええ感じしてるわ。」と言います。
確かに石畳は苔むしていました。
鳥居をくぐって中に入ると、「ちょっと、昨日に続いてまた階段あるんやけど!」と正平さんが言う通り、階段が待ってました。
階段を上る正平さん。お社に到着しました。
お社のお国大きな岩が見えました。この岩が御神体のようです。
ドジョウ捕りをする
カメラは魚板橋から神社にかけての道を撮っていました。
正平さんは水路に戻り、上から見てドジョウを見つけました。スタッフさんに網を要求して、2つ網を持って、1つで押さえて、1つで捕まえる作戦です。
泥ごと網ですくい上げました。網には小さなドジョウ、おたまじゃくしが引っかかっていました。
「おたまどうすんの?今から冬になるのに冬眠する間もない。」と言う正平さん。
水路に、さらに大きなドジョウがいるのも発見しました。大きいのは捕りませんでした。
お手紙は、橋が見えるところでを読みました。
今回はあいにくの雨でしたが、お手紙の内容通りに正平さんは、ドジョウ捕りをして見せてくれました。
風景を見ながらお手紙を読んでもらうと、まるで景色が目に見えるようでした。
船形連峰はお天気の関係で見れませんでしたが、七ツ森、ドジョウ捕りとこころの風景が堪能出来たんじゃないでしょうか?
とてもいい風景を見せてもらいました!ありがとうございました!
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。