NHKBSプレミアムで放送していた俳優の火野正平さんが視聴者の方のこころの風景を自転車でめぐる旅番組『にっぽん縦断こころ旅』。
新型コロナ感染拡大の影響の為、4月17日放送分を終わりに放送が中断されました。
4月20日からは同じ時間帯で、これまでの名場面を振り返るプレイバック、再放送が始まりました。
BSプレミアムでは、2014年春の旅を朝版、とうちゃこ版と丸々再放送されています。
6月1日~6月5日までは2014年春の旅の富山県です。
いつ2020春の旅の放送が再開されるか分かりませんし、その再開を見逃さないようこれまでと同じ時間、こころ旅を見続けようと思っています。
2018年の秋の旅以降、このブログで『こころ旅』の感想を書かせていただいていますが、2014年の旅は正直あまり見ていなかった時期でした。
なので、今回のプレイバックで朝版、とうちゃこ版と丸々再放送が見れると知り、改めて見ていこう!感想を書いていきたい!と思います。
332日目、富山県4日目は入善町への旅(2014/5/23放送分)
2014年5月23日放送分の富山県4日目。
2020年6月5日・プレイバック放送は、黒部市総合公園でオープニングでした。
お手紙の内容
お手紙は、入善町の41歳女性から。
こころの風景は、富山県入善町上野から望む、後ろ立山連峰の山並みです。
今から19年前。5月の日曜日。
車を運転していて急にパンクして困っていたお手紙の方。
どうすればいいか分からず困り果てていると、向かい側から来た車が停車してきて「パンクしたの?」と声をかけられました。
事情を伝えると、その方はパンクしたタイヤを外してスペアタイヤを取り付けてくださり、そのまま去っていかれたそうです。
タイヤ交換していただいている時に後ろを振り向くと、残雪を頂いた立山連峰がとってもきれいで、澄み切った青空に残雪の山並み。田植えを終えたばかりの水田がキラキラしていたといいます。
きちんとお礼するためにも名前や連絡先を聞いておくべきだったと、後になって後悔していたお手紙の方。
ところが一か月ほど経った頃、とある懇親会でその方と再会。お手紙の方は先日のお礼を言うと、その方から「今度どっかドライブにでも行きませんか?」と誘われ…。
その方が今ではご主人です。
付き合い始めて2年後に結婚。お子さんもいらっしゃるとのこと。
パンクのおかげで今はとても幸せなんだそうです。
5月が好きだというお手紙の方。
新緑が芽吹いて残雪の山並みがとってもきれいなこの季節。
ぜひ、この季節に後ろ立山連峰の山並みを見に来て下さい。
というお手紙でした。
お手紙を読み終わり、正平さんは、旦那さんが前からこの方を見初めていて、画びょうをまき散らしてパンクさせて近づいたのでは?という説を披露していました。
気を取り直して「パンクしなかったらお嫁さんにならなかったんだ。パンクもええもんやな。」と言ってました。
ーーーまあ確かに話が出来すぎてる感はあります。
再会した時のデートの誘いまでの流れがあまりにスムーズですから。
わざとパンクさせたはないにしろ、親切だけでパンクを直したのはなさそうだな~とは思います。
けど、再会できたのはスゴイ!!
名水めぐり
約13km先にある「19年前パンクした場所」を目指して出発しました。
途中、歩いていた高齢の男女に「正平さんだ。」と言って手を挙げられて手を挙げ返していました。
6年前に既に『こころ旅』ファンが富山にいたんですね~。
っていうか正平さんファンか…。
住宅街を走っていると、正平さんが何かに気づき引き返しました。
神田の清水と書かれていました。正平さんの好きな湧き水です。
「黒部はお水がいいところ。キレイに整備されてる。久しぶりに湧水評論家の正ちゃんの出番です。」
全国名水百選選定とも書いてありました。
コンクリートで四角く仕切られたところに、水が大量に湧いて流れていました。
正平さんは、近くに置いてあった柄杓で水をすくい、飲んでいました。
「これも自己責任で飲んでますって出るの?」といつもこうやって湧き水を飲む時に出る字幕を気にしていました。
さて、正平さんの評価は「5点満点で4.3くらいの評価。」だそうです。
お水を汲みに来た男性は、オンザロックとかお薬を飲むために毎日汲んでるとおっしゃってました。
もし汲んだ水が残っても、いつでも湧いてるから残しておく必要なく毎日汲んでるとのこと。
お水のおかげか、男性の肌ツヤがいいなと思いました。
神田の名水を離れると、次に弘法の清水というのも見つけました。
生地名水めぐりという、近くにある名水の名前と地図の案内板がありました。
神田の清水を飲んだ正平さんはここではお腹がいっぱいでここでは飲んでいませんでした。
このあたりは名水だらけなんですね~!!
水の王国富山とは聞きますが、そこらじゅうでキレイな湧き水があるとは驚きでした。
寄り道の提案
黒部川に架かる緑色の下黒部橋を渡り、入善町に入りました。
交通量の多い道を走っていると、青木の交差点に。
お手紙の添えられていた手書きの地図によるともうここを曲がれば1キロとないところが目的地です。
「お手紙の青木の交差点を見つけた。お手紙によるとあと1キロ。それじゃ俺つまんねえ。で、なんかこっちのほうのスギを見に行く事にした。だけど朝はここまで!そのあともしよかったらつづきは夜!すっげえべっぴん出てくると思うんだ。朝はここまで!!」
という挨拶で『朝版』は終わりました!
扇状地湧水公苑に寄る
『とうちゃこ版』では、緑の橋を渡ったあとに水を張った田んぼにシラサギがたくさんいるのを見つけた後に、扇状地湧水公苑に立ち寄っていました。
ここの湧き水も飲んだ正平さん。「さっきよりうまい。」と言ってました。
ここのお水の正平さん評価は「4.5」だそうです。
湧水は勢いが強くなったり弱くなったりしてました。
地元の方がいらっしゃって、正平さんは「この辺のお家はこれ使ってんですか?」と質問。
掘ると自噴するそうで、地下水が飲めるとのこと。
「じゃあ水道代あんまりいらないね。だってこんなに豊富なんだもん。」と羨ましそうに言っていました。
ーーー湧き水がどんどん湧いてて、ずっと流しっぱなしにできるんだから豊富ですよね!
こんな所あるんですねぇ…。びっくりです。
杉沢の沢スギ
『朝版』で予告していた杉沢の沢スギへ。
遠くからでも杉のこんもりした林が見えていました。
チャリオを降りて、沢スギへ進む正平さん。
「この林は国の天然記念物に指定されている」という字幕が出ていました。
緑がたくさんあり、お水が流れている音がずっとしていました。
奥にお池があり、その池にあったのが沢スギというそうです。
白いガクアジサイが咲いていて、とてもキレイでした。
寄り道した甲斐がありましたね!!
とても静かで落ち着くいい場所でした。
こころの風景
寄り道が終わり、目的地のパンクした場所へ。お手紙の方が書かれていた地図を確認しながら進みとうちゃこ。
周りは田んぼに囲まれた遮るもののない見通しのいい場所でした。
交通量も少なくて、こんなところでパンクしたらそりゃ途方にくれるだろうなと思いました。
遠くに立山連峰が見えました。
しばらく景色を映してから正平さんが田んぼの前に座り、お手紙を読みました。
今回の旅は、お手紙の方ご夫婦のとても素敵な出会いの風景でした。
天気は曇っていましたが、お手紙に書いてあった通り遠くに立山連峰の山並みが見えて、素晴らしかったです!!
来週もプレイバックは続きます。新潟県の旅のプレイバックです。
『こころ旅』の放送時間は?
朝版は、月~金の朝7時45分から15分。月曜はその週のダイジェスト。本番の旅は火~金に放送です。
とうちゃこ版は、夜7時から30分。火~金の放送です。
再放送は?
朝版の再放送は、同じ日の朝11時45分から。
とうちゃこ版は、土日の朝11時から2日分ずつ放送。
土日の再放送の時間は、変更されることがあるのでご注意ください。