毎週火曜夜9時のドラマ「僕らは奇跡でできている」。10月30日に第4話が放送されました。
一輝の授業は、居眠りしている人が多かったですけど、だんだん減って来て、席も前の方に座る生徒が増えてきました。だんだん一輝の授業の面白さが生徒に伝わって来てるようです。こういう細かい描写が入っていて、このドラマは面白いですね!
授業をドタキャンして群馬へ
一輝(高橋一生さん)は、事務長(阿南健治さん)に届け出もせず授業をドタキャンしました。研究室は大騒ぎ。偶然研究室に来ていた学生の須田くん(広田亮平さん)がその話を聞いていました。
青山さん(矢作穂香さん)と尾崎さん(北香那さん)らと食事をしていた新庄くん(西畑大吾さん)に電話がかかってきて、すぐに帰って来るよう言われます。なんと一輝が新庄くんの実家にいるというのです。
帰るのを嫌がる新庄くんでしたが、青山さんが「私行く。絶対面白いって。」と言ったので、結局4人皆で新庄くんの実家に行くことになりました。
新庄くんの実家はこんにゃく農家で、こんにゃく芋からこんにゃくを製造して出荷していました。新庄くんが尾崎さんからこんにゃくゼリーを受け取っていなかったのは、自分の家がこんにゃく農家であることを隠していたからでした。
何故一輝が新庄くんの実家にいたかというと、一輝がタクシーで移動中、猪を見つけて追いかけているうち畑の中に入り、こんにゃく芋を偶然掴んでいたところを、泥棒と勘違いした新庄くんのお父さんに捕まっていたのです。すぐに誤解が解け、新庄くんが呼び出された、といういきさつです。
新庄くんのお父さんから、こんにゃくの作り方を見せてもらい、教えてもらう一輝。その手間のかかる作業、奥深さ、奈良時代からあるということに「すごい発明です。」と感激する一輝でした。
一輝が説明を受けているところに青山さんたちが到着。一緒に見学しました。新庄くんだけ、こんにゃくの製造している場所に入りませんでした。
ちょっと強引な展開でしたが、新庄くんが初回からこんにゃくを拒否していた謎が解けました。猪はむやみに追いかけると危ないのに、都会の人ですよね。学者さんだからちゃんと生態を知ってるし、その辺は大丈夫って設定なんでしょうか?
新庄くん宅ですき焼きをいただく
新庄くんのご両親は気さくな方で、一輝も、突然来た青山さんたちも全員ひっくるめて、すき焼きをごちそうしてくれました。明るい人柄に新庄くんは恥ずかしがります。
お肉の横にしらたきをいれるお母さん。尾崎さんが「うちでは、お肉の横に糸こんにゃくを入れちゃいけないって。」と驚きます。お母さんは「横に置いても上に置いても問題なし。」と教えてくれます。これ、ガセ情報らしいです。私も今まで信じてました。
楽しい雰囲気の中、一輝が「こんにゃくがこんなに面白いものだとは思いませんでした。こんにゃくは、こんにゃく芋から出来ています。その芋は3年もかけて育てるんです。種芋を植えっぱなしじゃなくて、土の中で凍らないように秋には種芋を掘り起こして一つ一つ新聞紙にくるんで、13℃以下にならないように倉庫で保管する。それを繰り返して、やっと大きくなったその芋には、シュウ酸カルシウムという強烈なえぐみが含まれているので、そのままでは食べられません。石灰を混ぜることでえぐみを取り除き、その芋からは想像できないようなこんにゃくという食べ物になるんです。」とさっきお父さんから聞いたばかりの知識で説明をしました。
自分の話をキレイにまとめて話す一輝に圧倒されたお父さん。
「こんにゃくだけを見てると、その偉大さには気づきませんが、こんにゃくのいないおでんはおでんとは言えませんし、しらたきのいないすき焼きはすき焼きとは言えません。存在を失くした時にこそ、その存在感を発揮する、本当に偉大な食べ物です。ありがとうございます。」と続けて話し切った一輝。
「大袈裟なんだよ。」とツッコむ新庄くんです。
あれだけ大絶賛したにも関わらず、一輝はしらたきではなく、肉だけを食べて皆を笑わせました。
興味の向く事に関しては、話を一回で覚えることが出来るんですね!凄かったです。話を聞いてそこまで感激できる一輝の心がキレイなんだと思いました。
「こんなに作るのが面倒な食べ物、いつ絶滅してもおかしくなかったはずです。なのにどうしてこんにゃくは1000年以上もの間、絶滅せずに存在してるのでしょうか?謎です。」と言う一輝でした。
山田さんに電話して、新庄くんの家に泊まると言う一輝。カメのジョージの様子を見てもらいます。朝7時にごはんをあげるようアラームをかけて、とまで言います。
山田さんは歯医者さんにお土産を持って帰るよう交換条件的に言うのでした。
流星群を観る
一輝は、新庄くんたちを連れて天文台に行きました。星を観察する5人。
どうして大学の先生になったのか?それまで何をしてたのか?一輝に質問する女の子たち。一輝は鮫島先生に言われて大学講師になったこと、それまであちこちフィールドワークで飛び回っていたと答えます。
須田くんは「いいな~。好きなとこ飛び回ってそれでお金もらえて。」と羨みます。一輝も「ありがたいです。」と素直に認めました。
新庄くんは「うちとは大違い、毎日毎日同じこと、何十年もよくやるよ。」と言います。
「同じじゃないです。その日の天気で石灰とこんにゃく芋の割合が変わります。気温や湿度、その日の水のpHによっても微妙に割合を変えているようです。すごいです、お父さん。」と一輝はお父さんを絶賛しました。
学生さんそれぞれ、進路に悩んでいるようです。
空では流れ星が大量に流れだしました。オリオン座流星群でした。
樫野木がぼやく
一輝の代わりに授業する事になった樫野木(要潤さん)でしたが、青山さんたち4人が休んで相河先生に会いに行ったと聞いて、機嫌を悪くしました。
授業が終わり、鮫島(小林薫さん)に「相河先生に甘いんじゃないか?」と詰め寄る樫野木。20年家政婦がいる相河の家柄がいいからなのか?とも聞きます。
鮫島によると、一輝の両親は早くに亡くなって、山田さんは一輝の親代わりなのだと説明していました。
うん?私は第3話の感想記事で大胆にも「今後の予想」と題して、一輝の両親は離婚していて、山田さんは母親じゃないか?と力説しましたが、ここであっさり覆りました。
違ったみたいです。
ちなみに前回の記事です。↓
翌日、新庄くんたちを残して一輝は一足早く東京に戻りました。
新庄くんのご両親にたくさんのこんにゃくを持たせてもらった一輝は、山田さんにピリ辛こんにゃくを作ってもらって、研究室の皆さんに配りました。
樫野木先生に嫌味を言われるも「どうして離婚したんですか?」という質問で返しました。
この質問はただの言い返しだってことですかね?私は深読みし過ぎたみたいです。昔の昼ドラの観過ぎで、私の発想は妄想が過ぎたようです。
筋肉がある二人
こんにゃくはおじいちゃん(田中泯さん)にも、まだ袋詰めの段階のものを渡してました。おじいちゃんは昔こんにゃく農家の娘さんを好きになったことがあるらしく、こんにゃく作りもかじったことがあるそうで、懐かしんでました。
話はそれますが、このおじいちゃん役の田中泯さんって、大河ドラマ「龍馬伝」で武市半平太(大森南朋さん)に殺された吉田東洋役をしてた人ですよね?映画「るろうに剣心」では翁役でした。本職はダンサー、舞踏家だそうで筋肉もりもりです。
姿勢が良くて、ただ座ってる姿も絵になりますよね~!
主役の高橋一生さんも山登りが趣味で、この前出演されていた「しゃべくり007」で、筋トレの一部を見せてらしたのを観ました。
高橋一生さん、華奢に見えてかなり鍛えてらっしゃいます!
って有名な話でしたかね~?
育実が気づく
育実(榮倉奈々さん)が夜一人で仕事をしていると、たこ焼きを持って彼氏の鳥飼(和田琢磨さん)が現れました。喜んた育実でしたが、彼が席を外した時に彼のスマホに女性からのメッセージが。その後すぐに出て行った鳥飼に対して怒りを覚える育実。
別の日、また会いに来てくれたのに、機嫌悪く振る舞い、さらに「雅也にはもっと合う人がいるんじゃない?」と言って突き放しました。
「やっぱ俺じゃダメって事か。育実は俺がいなくてもやっていけるし、分かった。育実がそう思ってるならしょうがない。育実にとって俺ってなんだったんだろうな。」と言い残し、彼は去っていきました。
後日、雑誌編集者の方に会う事になった育実。その方は鳥飼とも物件の件で会っていて、鳥飼が嬉しそうに育美の事を自慢してたと話してくれました。
鳥飼は、雑誌の件であったり、食事代を払えない自分自身にイラついて育実に当たっただけだったのに、変に遠慮して雑誌が出てないと嘘をついたり、スマホのメッセージも追及せず別れ話までしてしまった育実。彼氏に妬まれてると勘違いしてたわけです。
また別の日、一輝と道で会い、こんにゃくを渡された育実。「私、料理しないですし、それにこんにゃくって味もそっけもないですし。」と突き返そうとします。
「こんにゃくって、普段全く気にならない存在じゃないですか?でもこんにゃくの歴史は意外と長くて、なんと奈良時代からなんです。」とこんにゃくの事を熱く語り出しました。いつものように困った顔をする育実。しかし今日は話を遮って怒鳴りつけるようなことはしませんでした。
「こんにゃくを味も素っ気もないものだと思って見ると、そうでしかないんです。でもその奥に隠れた見えないものをしっかり見れば、その素晴らしさを感じることが出来るんです。」と熱く語りきった一輝。
「そうですよね…。これせっかくですけど。」と育実はこんにゃくを返します。そして「つくづく自分が嫌になります。」と言って歩いていきました。
う~ん、これはどういうことでしょう?
育実は、このドラマの中で私が一番分かりにくいキャラなんですよね。一輝が言う通り、自分の事スゴイと思ってたから彼氏が妬んでると勘違いして、しかも別れを向こうから言われたくないから自分から言った、ってことでしょうか?
自分の事を自慢してるとは思いも寄らなかった、というのだけは確かですけど…。
次回の展開
次回の予告で、「一輝の中にある光がついに育実を包み込む」とありましたが、いきなり急接近でもするんですかね?
う~ん。望まない展開です。
育実はもうちょっと彼氏との問題に向き合って欲しいです。簡単に離れるんじゃなくて。
でもまぁ、「下に見てるんだろ。」なんて言われてまさか自慢に思ってるなんて思いませんよね。この二人、会わなさ過ぎて本音もぶつけられなかったんでしょう。
こんな人たち、多いような気がします。
さて、「愛されたい。」とか育実が予告で言ってましたけど、愛されてたのに気付いてなかっただけでは?
と次回が来るまでまた妄想で楽しめそうです。