毎週木曜夜9時からテレビ朝日系列で放送中の木曜ドラマ『七人の秘書』。
12月3日に第7話が放送されました。
前回、第6話の感想はこちら。↓
おもな登場人物
- 望月千代:木村文乃さん…東都銀行の常務秘書。兄が営むラーメン屋で働きながら、銀座のホステスとして働きナンバーワンになる。しかし不景気でラーメン店が潰れ、兄は失踪。兄の親友だった司法書士・萬と再会。萬が買い戻した兄のラーメン屋の2階で暮らす。
- 萬敬太郎:江口洋介さん…ラーメン屋「萬」の店主。兼業で司法書士。わずかな報酬で、5人の秘書と五月と一緒に、人助けをする影の秘書軍団の元締め。政治家の秘書だった過去がある。
- 鰐淵五月:室井滋さん…家政婦。元政治家の秘書。
- 照井七菜:広瀬アリスさん…東都銀行頭取秘書。東都銀行の正社員。秘書になりたくてなったわけではなく、怒られてばかりいる。頭取に気に入られ、スイートルームで二人きりで会っていた時に頭取が急死。秘書軍団と初めて会う。
- 朴四朗(パクサラン):シム・ウンギョンさん…慶西大学病院病院長秘書。母が韓国人、父が日本人。医師を目指して諦めた過去がある。ハッキング技術があり、秘書たちの後方支援をする。
- 長谷不二子:菜々緒さん…警視庁警務部長秘書。男性に強い嫌悪感ある様子。
- 風間三和:大島優子さん…東京都知事秘書。ホテルオーナーの令嬢で語学堪能。
- 粟田口十三:岸辺一徳さん…財務大臣。萬となにやら因縁がありそう…。
- 望月和夫:マキタスポーツさん…千代の兄。失踪中。6話で千代の前にチラッと姿を現す。
- 黒木瞬介:坂口拓さん…七菜に近づいてきた雑誌の記者。一原頭取の死について追いかけてる。
第7話のあらすじ
七菜が、東都銀行の内定を取り消されたという大学の後輩・中川由香里(井原六花さん)
を『萬』に連れてきた。
由香里に問題はなし。
いつもならサランの銀行のシステムにハッキングしてもらって、内部情報を引き出すのだが、肝心のサランが慶西大学病院を辞めていたことを知る。
既にアパートからも引っ越しており、サランと連絡が取れない。
千代が、由香里が内定を取り消された理由を探ると、東都銀行の人事担当常務・高松(相島一之さん)のトップダウンの指示だったことが分かる。
高松は昔粟田口に世話になったことがある人物。高松常務の仲介で、霧島頭取と粟田口大臣と一席設けたいのでセッティングするよう指示された千代。
粟田口にアポを取るために電話し、出た人物の声に聞き覚えが…。名前を聞こうとしたが、一方的に電話を切られてしまった。
電話に出たのはなんとサラン!粟田口の秘書として働いていたのだ。
『萬』では、由香里が父親の衆議院の補欠選挙の際に、椎名七津子(凰稀かなめさん)の選挙事務所で、ウグイス嬢をしていたことが、内定取り消しと何か関係あるのでは?と話していた。
由香里の内定を取り消したのは、粟田口の秘蔵っ子の高松常務。選挙で当選した椎名も粟田口の秘蔵っ子であると指摘する千代。
話を聞いた由香里は、報酬は12日間で120万円もらったと言い始めた。
違法な額に驚いた由香里は、すぐに七津子の事務所に行って、お金を返したという。
お金を返しに行って帰ろうとした時に、雑誌記者の黒木瞬介に声をかけられた。
由香里の父は朝日区の区議会議員。不正なお金が娘への報酬として議員に回ろうとしていたことを嗅ぎつけられたのだ。
由香里はお金を返し、正しい行いをしたつもりだったが、それを嫌う人物がいるのだ。
萬が「ここからは引き取らせてもらおうか。」と言うのだった。
裏で糸引くのは粟田口大臣で間違いない。粟田口がお金をバラまいて椎名を当選させたのは明らか。
千代は一気に粟田口と決着をつけようと、萬と鰐淵に言ったが、萬は「お前は粟田口がどんな人間だか分かってない。どれほど恐ろしい奴か。」と言い、鰐淵も「みんな消されちゃったのよ。」と言う。
萬は「粟田口に触るな。」と千代に言い渡した。
千代は、サランが粟田口の元に飛び込んでいることを心配していた。
サランは粟田口の秘書をしており、粟田口を迎えに来た運転手の男の顔を見て驚く。『萬』に飾られている写真に写っていた千代の兄だったからだ。
「千代さんのお兄さんですよね?」と聞いたが、はぐらかされた。
千代の兄・一男は、淡々と運転手としての仕事をこなしていた。
一方で千代は、萬に内緒で自分たちだけで粟田口を懲らしめようと秘書たちに提案。サランを除いた秘書たちが立ち上がった。
鰐淵は清掃員として椎名の事務所に侵入。金銭を渡した人物のリストを写真に撮り、シュレッダーされかけた由香里の報酬の領収書を盗んだ。
その証拠を持った不二子は、東京地検特捜部の係官であり、後輩の二瓶(上川周作さん)に「地検特捜部の二瓶くんなら使い道あると思って。」と渡した。
そして由香里の自宅では、由香里が父・忠信(佐伯新さん)にお金を受け取ったかどうか問い詰める。
由香里だけでは本当のことを話さないと感じた七菜が出て行って、椎名議員からもらったお金を返したせいで、東都銀行の内定が取り消されたことを告げる。
「正しいことをしなさい。」という父の言葉に従っただけで後悔していないという由香里に、「お父さんが間違っていた。」と言い、椎名からお金を受け取り、後援会の票を取りまとめたと告白する父だった。
千代は中川議員の証言に基づいて他の議員たちにも正直に話してもらえないか?と持ち掛ける。しかし粟田口を恐れる議員たちはなかなか口を割らない。
そこへ萬が現れ、議員たちは態度を一変させる。
かつて粟田口の秘書をしていた萬に、皆助けられていたのだ。
7年前、粟田口によっておとしめられた萬を、救うことが出来なかった議員たちは後悔しており、一気に協力姿勢に変わった。
萬は、粟田口の秘書をしていた時に、粟田口の地元である京都にも行っていた。
京都の事務所では、鰐淵の夫(俵木藤汰さん)が後援会長をしていて、鰐淵も粟田口の秘書をしていた。
ある日、鰐淵の夫が持ってきた現金の入った紙袋を渡そうとし、萬が拒否した。
しかし粟田口は鰐淵の夫に目配せをし、萬が乗った車のトランクに現金を運ばせた。
東京の戻った萬を待ち受けていたのは東京地検特捜部。
萬は収賄容疑で逮捕され、粟田口は秘書のやったことだと切り捨てた。鰐淵の夫は自殺した。
萬をハメるために鰐淵の夫が利用されたのだ。鰐淵は粟田口を刺そうとしたが、失敗した。
夜。
粟田口と椎名、東都銀行の霧島頭取と高松常務で会食していた。官民共同のプロジェクトで巨大な大学院建設の計画があった。
その建物のためのお金を東都銀行で融資させよう。というのが粟田口の狙いだった。
料亭の前で粟田口の秘書をしていたサランと千代と萬は顔を合わせる。
粟田口を見送ったあと、3人で話をした。
戻ってくるように言う千代と萬に、粟田口の秘書であるメリットを語るサラン。
粟田口には勝てない。と言い放つサランに、腹を立てた千代。
決裂していった。
サランなしで粟田口の秘蔵っ子・椎名議員を追い詰めることはできるのか?
…というお話でした。
萬と鰐淵の過去
前から、粟田口と何やら因縁がありそうだった萬と鰐淵。
萬の収賄はなんとなくそうかなと思ってましたが、鰐淵さんの夫がお金を渡そうとして、それで萬が逮捕されて、夫さんも自殺したなんて、かなりショッキングでした。
鰐淵が狂ったように怒る時があったのはそのためだったのか…と納得しました。
粟田口はなんで萬をおとしめようとしたんでしょうか?
イマイチ理由が分かりません。
南都知事を排除しようとしたのは、敵になるからまだ理解できましたが、萬は優秀で自分を支えてくれる存在だったはずなのに!
なんで?
よく分からんドラマだなぁ。
来週分かるのかな?
サランが謎
前回お父さんと会えて、心が溶けたような感じになっていたサラン。
柔らかい雰囲気にでもなっていくのかな?と思いきや、粟田口にスカウトされてそのまま粟田口の秘書に!
しかも千代に対して挑戦的な態度で謎だらけ…。
何か裏があると分かっていても、千代をバカにした態度は見てるこっちも腹が立ちました。
でもまぁ、すぐに謎は解けましたが!
本当、サランは回を追うたびに重要な人物になってきてます。
サランが動かないと、秘書軍団の作戦も滞る。
今回はサランの役割が一番重要だと実感させられました。
千代の兄が粟田口のもとに
6話でチラッと出たマキタスポーツさん演じる千代の兄。
『萬』に飾られた写真で、毎週その姿は登場していたのですが、本物が出てきたのは初めてでした。
今回は、粟田口の運転手として登場。
何をするために粟田口のところにいるのか分かりません!
萬さんに電話してたんで、記憶喪失でもなさそうです。
失踪に記憶喪失は、韓国ドラマでよくあるパターンですが、そういうことでもないみたいです。
借金をしてラーメン屋を続けることが出来なくなったはずのお兄ちゃん。
借金の理由が粟田口に絡んでるんでしょうか?
ラーメン屋さんと政治家。
一見接点がないように思えるんですが、どこかでつながってるのでしょうか?
千代も何か知ってて、粟田口にあれだけ怒ってたのかな?
次週は最終回!
来週は最終回です!
ずっと謎だった千代のお兄ちゃんの借金の理由が分かるかな?
失踪の理由も分かるのかな?
そういえば、千代の過去はお兄ちゃんが電車に飛び込むのを止めたところと、銀座でホステスをしていたというぐらいしか千代の家族の話が出て来てません!
何がどうして借金を背負うことになったのか?
この謎を明らかにして欲しいです。
あと、いつもうろついている謎の雑誌記者黒木の素性も知りたいですね!
なんで粟田口を追い回すのか?粟田口のために働いたのか?
謎が残ったままです。
最終回で全部謎は解決するんでしょうか?
しっかりと最後まで見届けたいと思います!!!
以上、『七人の秘書』第7話を見た感想でした。